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lundi ランディ/ 月曜日

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夫は早朝、一週間の出張へ出かけた。

六時前にドアの閉まる音がし、
いってらっしゃいも言わなかったなとベッドの中で思う。

三女を起こすのに起きたら、次女はもう起きていた。
寝起きがいいのは長女と次女、わるいのは長男と三女。

長女と次女は夫に似て、長男と三女はわたしに似た。
半分半分でちょうどおあいこだ。

三女が最初に出て行き、次女がそれに続く。

長男のクラスはバカロレアに向けて復習授業が続いており
「自分でやったほうがいい」という長男は
授業には出たり出なかったりしている。

図書館にひんぱんに通ってはいるが、
自宅で勉強している姿はとんと見ない。

フランス語では「勉強する」は「働く」と同じ動詞、travailler トラヴァイエ を使う。
ちったー働けよ、と言いたいのをぐっとがまんして
ジロリとにらみつけるだけのしておいた。

今朝はめずらしく長男、八時すぎに起きてきて学校へ行った。
一時間ほどで戻ってきた。

長女は昨日、ボーイフレンドと一緒にウチでごはんを食べ、
そのまま映画へ。お泊り。

つかの間のひとりの時間、
昨日裁断しておいたワイドパンツを縫う。

ひとりの時間がいちばん好き。

と思えるのは家族のおかげだ。
と思うことにしよう。

















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by kyotachan | 2018-05-28 21:20 | 六 人 家 族 | Comments(4)

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ここのところの家族の様子など。

長女(六月でハタチ!)は大学二年生。
専攻はコミュニケーション。

学校のほうは早々と終わってしまい(こちらはそろそろ学年末)、
今週から二ヶ月、近所の劇場で研修。

わたしのハタチのころに比べると彼女はもうすっかり大人で
最近はなんだかわたしのほうが子どものように感じることがある。

夫やきょうだいたちも長女を頼っているなと思う場面多し。
わたしもけっこう頼りにしている。

長男(八月で十八歳)は今年はバカロレア。
数年前から勉強することからさっぱり遠ざかり
父親にどやされ、叱咤激励を受けるたびに
ますます勉強からは遠ざかってきた。

わたしはわたしの親がしてくれたように
勉強に関しては放任主義に徹してきた。

夫はそれを苦々しく思っているらしいが
ふたりでどやしてもどうなるものでもなかろう。

バカロレアが来月にせまった今ごろになって
どういう心境の変化か図書館通いがはじまった。

勉強、してるんだろうか。
わたしだって本音をいえばしっかりと勉学に励んでほしいとこころの底から願っている。

知識とか思考能力とか、目に見えないものこそが
ほんとうの自分を作ってくれるものなのだから。

次女(十二月に十六歳)は最近どきっとするほど長女に似てきた。
化粧をしているせいかな。
「この子、変わってる?」と思うことがあり、
長女に言わせると、わたしによく似ているらしい。

そう言われてみるとなんだか愛おしく思えたりして。
あんた、変わってるね、と次女に言い放つのが快感。

当人は「変わってるっていえばみーんな変わってる!」
とまったく意に介さない様子。

十六歳になるとちょっとしたアルバイトをしてもいい年齢になるので
今からあれこれと物色中らしい。

「ママ、ベビーシッターの仕事を探してる人、いない?」

と聞かれた。いや……知らんけど、でもあんたに預けたいと思う人、おるかいな。
というこころのつぶやきは黙っておいた。

三女(来週、十四歳)はわたしにとっては今も天使さの残る末っ子。
出かけるときのビズとハグも欠かせないのだけど、
そうこころがけているのはわたしだけのようで
最近はもうめちゃくちゃ面倒くさいんだけど?という態度をとられている。

頼むよーもうキミだけなんだからさー、さ、さ、ビズビズ、ハグハグ。
やわらかくていいにおいで、いつまでもさわっていたい。
三女の前では変態ママに変身してしまう。

いつの間にか、四人が四人ともわたしの背を追い越してしまい、
今ではわたしが家族でいちばんのちびになってしまった。

「ママ、縮んだ?」

と言われるのがショックで最近は背筋をのばすように努力している。

さらに四人が四人とも母親をからかってくることが増えた。
いまだにフランス語の発音ができない。
常識だってまったく身についていない。
わたし自身がそれでよしとしているからしょうがないのだけど。

自分でもおかしいのが、
そんな子どもたちがかわいくてかわいくてしょうがないこと。

ひとりひとり、どの子もほんとうにかわいい。愛おしい。

ひとりで道を歩いていて、
子どもたちのことを思ってひとりで笑ってしまうことがよくある。

そして子どもたちの未来をあまり心配していない。
わたしにしてやれることはいままでだってたいしてなかったし、
これからだってもっとないだろうなと思う。

子どもたちはもう子どもたちの人生を生きていて
わたしは子どもたちに助けを求められたときに
わたしにできることを精一杯してやるだけだ。

はたから見たらきっともっと心配しなくちゃいけないと
思われているかもしれない。

なんたってわたしの子どもたちだもの。
けっこう世間知らずけっこう常識なしけっこう……。

わたしのところに生まれてきた子どもたちだもの。
それがキミたちの運命ってやつなのさ。

最後に
むかーし、ゴキブリほいほいのコマーシャルだったか、
いや、なにかもっと別のコマーシャルだったか、
「亭主元気で留守がいい」
というのがあった。

夫を思うにつけ、あれはなかなかいいコピーだったなと思う。
愛してはいるんですけどね、ええええ。

















写真は去年の夏休み。家族でくだらなーいことで笑っている時間が好き。
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by kyotachan | 2018-04-18 00:33 | 六 人 家 族 | Comments(2)

athée アテ/ 無神論者

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次女がコレージュ時代から仲良くしている友人ローズ。
リセは別々になってしまったけれど、今でもときどき会っている。

わたしは直接会ったことはないのだが、ふたりの遊びはもっぱら写真。
色んなところに出かけては二人で(自分たちの!)写真を撮っている。
というわけで、顔だけは写真でいやというほど拝見したことのある子だ。

次女と背丈は同じくらい。
次女よりもほんの少しぽっちゃりタイプ。
そしてにきびで悩む次女よりもさらににきびが多い。

ふたり並ぶと仲良しなのが一目瞭然。
もっている雰囲気が似ているのだ。










クリスマスが終わって、次女が今日はローズと会ってきたという。

「ローズは元気だった?クリスマスはとどこおりなく終わったって?」

子どもたちが友人たちと出かけた日には、なんとなく友人たちの様子を尋ねてみる、普通の会話だ。
そして次女の答えにわたしは心底、びっくりしてしまった。

Il n'y a pas de noël chez elle イルニアパドゥノエルシェゼッル/ あの子ん家にはノエルはないんだよ。

次女はそう言ったのだ。
 
ど ゆ こ と ???

わたしの育った家と同じってこと?
思わず聞いたのが、

「ユダヤ人なの?」

答えはノー。
わたしの周りのユダヤ人は、詳細な事柄はまったく知らないが、みなさん普通にクリスマスを祝っておられる。
だけど敬虔なユダヤ人はなんとなくお祝いしないようなイメージがあるのだよね。

「苗字は?」

グレゴワー。
こちらもイスラム系の名前とかではなく、一般的なフランス人らしい名前。
じゃあ一体、どういうわけでクリスマスをしないっつーの?

理由が知りたい理由が。

Ils sont athées イルソンアテ/ 無視論者だよ。

次女は涼しい顔をしてそういうが、いや、アテはアテでもクリスマスはクリスマスとしてさあ!

納得いかないわたしに今度は次女が、「じゃあ、ウチは仏教徒なんでしょう?なんでクリスマスするの?」ときた。

「それはクリスマスを宗教的な行事だと思ってないから。クリスマスは文化的な行事なの」。

そこで会話は終わってしまったのだが、わたしはやっぱり気になってしょうがない。
どういう理由で、というか、今のこの時代にフランスでクリスマスをしない、
というのはかなり強烈な決意というか決心というか信条というかポリシーというか、そんなものが必要ではない?

なんとなーく、やめとこっか、そうしよっか、て、そんな簡単な気持ちじゃあ、絶対にない。ないはず!

それに、そう決めたのは誰なの?
ローズのお父さん?それともお母さん?

お父さんの家にもクリスマスはなかったの?
それとも本人がそうしようと決めたの?

両親ともども、クリスマスのない家庭で育ったってこと?

ふたりが結婚をしたとき、そのヘンの葛藤というかいざこざというか、そんなものはなかったの?
親戚におよばれしたときにはどう対応するの?

今後、ローズが結婚したあとはどうするの?

うわーん、気になるーーー!!!
何もかもが、ものすごーく気になるーーー!!!

フランス人にとって、クリスマスは年間第一位に大切な行事、
そう信じ込んでいたわたしにとって、
クリスマスをしない家庭があることを知ったのは、そうとう衝撃的な出来事ではあった。

「で?ローズはぐちとかこぼさないの?クリスマスがないことに?」
「別に」。

これは、すばらしいと思うがどうか!
感動してしまうのだが、どうか!

















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by kyotachan | 2017-12-29 02:23 | 文 化 教 育 | Comments(2)

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毎週水曜日は長女と次女がダンス教室で帰りが遅くて
そして夫の帰りも遅いことが多い。

食事の時間にはだからわたしと長男と三女の三人だけ、なことが多くなる。

そんな水曜日の夜の食事中に長男がぽつりと言った。
「クリスマスのプレゼント、ボクは何にもほしくない。かわりに、シャルロットに会いに行きたい」。

シャルロットは長男がコレージュに通っていたとき、一年間だけクラスメートだった子。
何度か、下校時間に見かけたことがあるのだけど、まっすぐの髪の毛がみごとなブロンドで肌もまーっ白のかわいい子だ。

両親が Lille リル 出身の人たちらしく、今はそちらに引っ越してしまった。

Lille リル といえばフランス最北端の街。

シャルロットにはバカンスのたびにコレージュのクラスメートだった子のところに一週間、二週間と滞在することがあるらしい。

そんなときには長男はまめに出かけてはシャルロットに会っている。

ただ、長男が言うには、

Je sors avec Charlotte, mais je sors pas avec elle.
「シャルロットと出かけることはあるけど、付き合っているわけではない」。

それでもスペインに旅行中に
「シャルロットにメールしたけど返信がない」
とさみしそうに言ったりするところを見ると、友情以上の感情があるようにも思える。

母の胸は、きゅーん、としてしまう。

わたしの時代には、というか、わたしの育った家では、この手の話題はタブーだった。
わたしは好きな子の話を両親にしたことはないし、両親も「どうなのよ、そこのところは」と聞いてくることはなかった。

ただ、バレンタインデーに粉まみれになりながらシュークリームを焼く、という経験をしたことはある。
昭和ひとけた生まれの親だって、それがどういうことなのかは察しがついていたはず。

そんな時でも母親は「誰にあげるの」とは聞いてこなかったし、
わたしも自分から「これはねえ、ダレダレくんにあげるとよ~」
と言ったこともなかった。

母親は粉だらけの台所に入ってきて、
「あら。シュークリーム?じゃあさ、お父さんにも作ってよ。お父さん、シュークリーム、好いとうしゃーけん」
と言ったりした。

自分自身が五十歳を過ぎて思うのは、
十代のころの、ひとりの人を思って胸がきゅーん!としめつけられた気持ちとか、
もう好きで好きで相手が死んでしまったらどうしよう!と思って泣いちゃうような気持ちって、
割と覚えているのだなあということ。

ということは、わたしが十代のころ、そんなわたしを見て、
当時の親は、昔の自分を思い出したりしていたかもしれない。

十代の頃は親とそんな気持ちを共有するなんて、思いつきもしなかった。
わたしはもっと、親と、色んなことを話せばよかったのかもしれない。










その夜、わたしは即座に長男の考えに賛成した。
「いいねえいいねえ、それはいいねえ」。

「シャルロットのご両親はキミが来ることに賛成なの?」
「ウン……」。

「じゃあ、パパには成績表と Lettre de motivation (履歴書に添付する動機理由を述べた書類)とリルへの交通費等々、ばしっと書類にして提出するように」

わたしはそう長男をはげまし、三女とも笑いあって食事を終えたのだけど、
問題は長男は学校の勉強にまるで熱心ではなく、成績表の結果にまるで無頓着なことだった。

父親はそれに熱心でなくはいられないし、無頓着になることもできないのだ。
ばかだねー長男。楽してほしいものだけ手に入れようとしてるだろ。

さてこのお話、どういう結末を迎えますやら。



















写真はこれまた五年前のクリスマス風景。
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この彼がプレゼントはいらない、という時が来るとは!








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by kyotachan | 2017-12-23 05:13 | Comments(2)

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「きょうたちゃん、あんた、すぐにあやまってしまうけん、お父さんのしかりにくかーっていいよらしたよ」
母親にこう言われたのはわたしが中学生くらいの頃か。

何かにつけ、わたしがすぐにあやまってしまうから、父親がわたしのことを叱りにくい、
と父親が母親にぐちったらしい。

「え!なんね。じゃあ、あやまらんほうがよかとやろか」
わたしが言うと、
「母ちゃんはよかと思うけどね。すぐにあやまるほうが」。

というわけで、わたしは何かにつけてすぐにあやまる。
あやまる、という行為に対して抵抗がない。

あら、ごめんなさい。あ、どうもすみません。たいへんに申し訳ありません。
色んな場面で深く考えることをせず、ただただあやまってきた。

場所が日本からフランスに移ってもその習慣はずっと同じ。
わたしは簡単に「ごめんなさい、すみません」を口にしてしまう。

ただ、フランスに来てから気をつけていることはある。
まったくわたしのせいではない、という状況でひとりで興奮してそれがわたしのせいかのように罵声を飛ばすひとがいるのだ。
いわゆる、逆切れ?

これ、ことばがわからないうちは本当にやっかいだった。
あれ?わたし、何かしたわけ?とかん違いしてあやまってしまいたくなる。

だって、相手がなんでこんなに怒っているのか、わかんないもの!
習慣でつい、あやまってしまいたくなるの!

でもことばがわかってくると、あらまあ、なんなのこの人?
ひとりで興奮してひとりでどなってひとりで激昂してらっしゃるの?

なんだか知らないけど、わたしはにこやかにやり過ごすわよ。
しかし、ここまで怒りのエネルギーが爆発するってすごくね?
と冷静に相手を観察することになる。








フランス人日本人どちらにも、世の中にはわたしとは逆で、なかなかあやまらない人、という方もいらっしゃる。
わたしの友人にもいて「ったくもー、なんでひと言、あやまらんかなー」と思うことがまま、あった。

ただ、こういう人があやまるときには「お!あいつがあやまりよったぞ!」とひどく感激するのも事実。

思い返せばわたしの方は、何の考慮も哲学もはたまた信念のかけらもなく、
ただただ、そうしとけばよかっちゃろもん、の精神で簡単にあやまってきたなと思うことがある。

今になってみて、時々、自問してしまうのだ。
わたしはほんとうに、心からあやまっているのだろうか。
ただその場をとりつくろうための方便になっているのじゃないだろうか。









こんなことを考えているのはただいまフーフゲンカの真っ最中でして。
もう、簡単にあやまるのは、まっぴらだもんね、と思っているわけである。
わたしには謝罪する理由はないし、そんな気持ちはまったくわいてこないのだ。

いやあ、こんなときこそ、簡単にあやまっちゃうほうがいいんだよ~。
ココロの奥底から聞こえてくる声は今回はぜったいに聞こえないの!

















写真は五月後半のニースの海。
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今のビーチはもっと混み混み……。








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by kyotachan | 2017-07-25 01:54 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(7)

couper クペ/ 切る







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しょうがシロップ用のしょうが一キロの皮むき

前回は五百グラム程度で手が痛くなったから
今回はその倍は痛いってことだよな

全く期待はせず我が家のムスメたちにお願いしてみたら

あら!

というくらいの速さで皮むき終了
おかあさんこれにはビックリよ

しょうがの皮がスプーンでむけてよかった!

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by kyotachan | 2010-03-12 21:06 | 六 人 家 族 | Comments(12)







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ごはんだよーって呼んだら
一番最初に飛んでくるはずのこの人が来ない

めずらしいこともあるもんだと子ども部屋をのぞいたら
床にはいつくばっておりました

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by kyotachan | 2009-03-27 18:01 | ソ ラ 画 伯 | Comments(35)







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ふと振り返ってみたら
ダーリンと出会って以来
どんどこ家族が増え続けて今や六人家族

いつもどこへ行くにも家族単位で
ひとりででかけることなどそれもわたしだけどこかへ泊まることなどしたことがなかった
あ!三女を病院で出産したときを除けば笑

三泊四日。。家を留守にしました楽しかったー!ダーリンどうもありがとう!!

















白状すると三日めの夜ダーリンが恋しくなりました
そして三女をおひざにのせたいなあと。。。

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三女はキティちゃんの塗り絵を仕上げて待っていてくれました
上の三人からはキス攻め。。。家族どうしで再会するって悪くないです


恐れ入ります
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by kyotachan | 2009-03-10 00:02 | 六 人 家 族 | Comments(16)







家族六人で食卓を囲んでいるときだった
長男はいきなりとっぴな質問をするのが得意なのだがその日は

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ねえどうして子どもを売る親がいるの

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by kyotachan | 2009-03-05 22:17 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(32)

cailloux カユ/ 小石







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公園の帰り
海のほうを通って帰ろうということになり

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by kyotachan | 2009-03-02 00:17 | 六 人 家 族 | Comments(10)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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