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fin d'été ファンデテ/ 夏の終わり











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今年は違う、今年は違う、今年のあつさは何かが違う、
とお題目のように唱えつづけた夏も、ようやく終盤。

朝・晩はくつ下のほしいほどで、あんなに邪魔くさかったかけ布団が今はありがたい。










子どもたちをもう、放っておいてもどうにかなるな
と思えたひと夏でもあった。

はらはらどきどきして帰宅してみれば
サリュー、マモーン、
と子どもたちは涼しい顔で迎えてくれる。

あら。
なによ。
わたし、いらなかった?

安堵と同時に感じるちりりとするさみしさ。










ふと本棚で目に付いた向田邦子の『父の詫び状』を再読して号泣し、
ああ、これは、どこかで書いたなと思えば、やはり、かつても同じように泣いていた

母親とおない年の向田邦子のことばは母親と同じ時代に生きた人のことば。
当然わたしに母親を思い出させ、いつの間にやらお母さんお母さん、と泣いている。

子どもたちの成長を目の当たりにし、まったく成長しなかった自分を恥じる。

そんな夏でもあった。










明日は新年度のはじまり。

え?今年は九月一日はじまりなの?
例年は三日とか四日じゃなかったっけ?
ついぐちが出そうになり、おっとっと、と口をつぐむ。

また新しい一年。

末っ子がコレージュに入る年。
やっと三女にも「ひとりで帰っておいで」と言える。

しみじみとうれしい夏の終わり。



















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by kyotachan | 2015-08-31 22:48 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(5)

couture クチュール/ お裁縫








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なにが楽しいかって、楽しくてしょうがないのがお裁縫。

夏休み後半は週末にお天気に恵まれなかったこともあって
大腕をふってひきこもり状態(というのはヘンな言い方か)。

たまにしかやらないからちいとも上達しなくって
試し縫いに時間の三分の一は取られてそのまた三分の一にかけ損じたミシンの糸を解くことにとられて
残りの三分の一の時間で遅々として縫い物ができあがっていくという……。

亀の速度ではあるのだけど、そうやってできあがるのが楽しい。
そしてできあがるのより、あーん、もう!とつぶやきながら縫っているほうがもっと楽しい。

型紙切って、それを生地にはりつけて、裁断して、まちばり打って、仮縫いして、ミシンかけて……、
すでにある道をおそるおそる進んでいくと、平面だったものが立体になっている!

頭を空っぽにして手作業に没頭する快感。

ワンピースに、どうしても内ポケットをつけたくて、四苦八苦する。
あーもーわからん!
と何度も思いながら、不恰好ながらなんとか形になったときのよろこび。

今はクーネル五月号に載っていたペチコート。

はぎれ屋さんでキュプラを見つけたので、あ!と思いついて。

そうそう、生地はいつもはぎれ。
使えそうなはぎれを探すのが、これまた楽しみなんだよなあ。






















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by kyotachan | 2015-08-28 21:05 | た の し い | Comments(6)

dans 15ans.....ダンキャーンゾン/ 十五年後……









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夏休み中、お昼時に家にいるのは長男と三女だけ、ということがあった。

わたしは外から電話を入れて長男にお昼ごはんの指南を出す。
三女だけはまだ、ガスを使うのに慣れていないのだ。

・ソラはほら、ごはんの上に目玉焼きをのせたのとか好きだからさ、作ってあげてくれる?
・オッケー、わかったー。
・食べるかまず、聞いてからにしたほうがいいよ。
・オッケー、わかったー。
・大丈夫かな?
・大丈夫大丈夫、心配しないでいいよー。















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その夜、テーブルに六人がそろったところで長男をほめてみる。
・今日はカゼがソラにお昼ごはんを作ったんだよね。ごはんに、目玉焼きののったやつ?

長男が短く答える。
・ん。

三女に聞く。
・おいしかった?

三女いわく、
・ハムが焼きすぎてかたくなってた。

長男、とっさに大声。
・なななな、なにぃっ!よく焼けてておいしい、て言って食べてたじゃないか!





六人で大爆笑。





・まあまあ、ソラがおせじをいうことを覚えたなんて、すばらしいじゃない?
















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長男が十五歳になった。
どんどん省略されていくろうそくの数。
















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・十五歳かあ。あと十五年たったらボク、三十歳だ。

そうつぶやく長男に、姉からは「ブラボー!カゼー!ちゃんと足し算ができるようになったじゃない!」。









十五歳おめでとう!

十五年後の君が二十一世紀の地球をけん引する有力な人材に成長していますように。























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by kyotachan | 2015-08-26 20:46 | 六 人 家 族 | Comments(11)

aubergine オーベルジンヌ/ なすび









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あちこちで見かけるなすの蒲焼丼。

なすの皮をむいて三分ほどチン。
縦に開いてフライパンで焼き目をつける。
ここはじ~っくり焼いて油を充分にすわせたほうがおいしい。
小鍋に温めておいたたれ(さとう一、しょうゆ・さけ・みりん二)を
じゃ~っとかけまわしてできあがり。

いただき物の山椒入り黒こしょう、というすてきなものがあったのでこれを上からぱらり(写真には写ってない)。

うわ……っ。目をつむって食べたらまさにうなぎ?!

鶏肉を一緒に、とあったのでベーコンの細切れを代用してみたけれど
これはまったくの蛇足。なくても充分においしい。

これでうなぎ、不要になったなあ……。
うなぎを手に入れる手段はもともとないけどさ……。























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by kyotachan | 2015-08-24 21:09 | お い し い | Comments(4)

vacances de cette année ヴァカンス ドゥ セタネ/ 今年の夏休み








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今年は、学校が夏休みに入る直前に夫が職場をかえたので
バカンスらしいバカンスは取れないと家族みんなで覚悟をしていた。

子どもたちは子どもたちで「バカンスより引越しを優先させたい」と四人で意見が一致。
今いるアパートは騒音がすごくて、建物自体が揺れる(!)ときもあり、
ここは長く住むところじゃないという危機感をわたしたち夫婦だけでなく子どもたちも感じているのだ。

わたしは生粋の日本人だからバカンスに出かけなくとも苦痛ではないし、
なんといってもここはコートダジュール。
一歩外に出れば、地中海のビーチがあちらにもこちらにも。
この日でかけたのは clos de cagne クロ ド カンニュ。









長女。
この人はまず家にいることがない。

夫はそれが気に入らないらしい。
ほとんどの場合行き先はビーチ。
体力あるなあ十七歳。

わたしはどちらかというとひきこもり体質だから
長女を見ているとただただ感心してしまうけどね。

お泊りも多くて、一応、ボーイフレンドの家には泊まったことがないのだけど
ボーイフレンドの近所に住む友人宅には泊まりに行く。









長男。
時々友人(男)と出かけたり、
時々友人(女)と出かけたり。

この子は不思議で、時々女の子と出かけるから
こちらはすっかり「ようやくガールフレンドができたか」と思っていたら
「ただの友人でガールフレンドではない」という。

その子は夏休みに入ると同時に北フランスへお引越ししてしまった。
それほど残念そうな様子も見せることなく、最近はまた別の女の子とたまに出かける。

そして、その子とは誕生日が同じらしく、
「だからさ、誕生日は一緒に過ごすことにしたから」
とのたまう。

「あら!一緒に出かけるの?」
母親としてちょっとうきうき感を出して言うと

「あ、違うよ。一緒に出かけるけど、でも、一緒に出かけるわけじゃないからね」。

これは、sortir ソルチール という単語に「出かける」と「異性と付き合う」のふたつの意味があるから
こんな言い方になってしまうらしい。つまり、

「あ、違うよ。一緒に出かけるけど、でも、付き合っているわけじゃないからね」
ということなのだろう。

なんだかわかったようなわからないような十五歳(来週の誕生日が来たらね)。







次女。
たま~に友人宅へ行ったり、
たま~に友人と映画に行ったり。
長女のデート(ビーチ)へついていったり。

家族の間でこの人「ヘン」と言われている。

どこがどう、と言われると、説明しにくいのだけど、
なんだかちょっと、「ヘン」。

ある日、長女が気がつかなくていいことに気がついた。
「ああ!ヘンなのはママなんだ!ユイはママに似たんだね!」

……、いや、そうなんです。

なんか、次女を見ていると、わたしって、こんなんなのか?
と思わないでもない。

「ヘン」とか「変わってる」とか言われて、なにがどうヘンなのよー!
と聞いても、誰も正確には説明してくれたことがない。

だけど、次女を見ていると、なんとなく、自分のヘンさが理解できるようなできないような。
いやほんと、ヘンなのよねー。次女って。あ、わたしか?








三女。
九月からコレージュに入るし、四月に十一歳になったのだし、
もう、堂々とひとりで外を歩いてもいい年齢なのだけど、
父親がそんなこを許すはずもなく、今も友人宅へ行くにも親の送迎が欠かせない。

ひとりで家に、ということも多い。

わたしとふたりでビーチに出てもつまらないし、
図書館だって涼しいだけでつまらないし、
なんだかと~ってもつまらない。

描きかけの漫画を描いたら、
と言ってみても、気分が乗らないし、

ギターを弾いてみたって、なんだかすぐに飽きてしまう。

三女にはいちばん申し訳ない夏になってしまった。













どんだけ長い夏休みになるかと思っていたけれど、
気がつけばそれも残すところあと二週間。

家族六人でビーチに出たのはたった一度だけだった。
いつも誰かが抜けていたり、逆に誰かの友人が一緒だったり。

大きなござを二枚しいて、それで六人全員が寝転べていたのだけど、
今年はもう、まったくそれができなくて、夫がござの外にはじき出された。

わたしより小さいのはもう、三女だけ。
そんな時期もあと三年?いや二年?それとも。














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by kyotachan | 2015-08-17 18:57 | 六 人 家 族 | Comments(5)

vacances de l'anneé dernière ヴァカンス ドゥ ラネ デルニエール/ 去年の夏休み










……の写真を見たら、きょうだい四人一緒の写真がけっこうあった。
だんだん、むずかしくなる、四人がそろう写真。
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中にいちまい、四人姉妹の写真を発見。長男が撮ってくれた。
若草物語だなあ……。>言わせといて?





















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by kyotachan | 2015-08-10 21:32 | 六 人 家 族 | Comments(14)

soba ソバ











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麺類の中でいちばん好きなのはおそば。

今朝はどんよりと雲に覆われていて肌寒いほど。
久しぶりに温かいおそば。

ふえるわかめちゃんとのりを一枚もんでからおつゆのなかで煮立てる。
ごまをたっぷりめにすったら、そこへたまごの白身を入れておく。
おつゆを上から勢いよく流し込んで白身を白濁化させ、そこへ麺を。

たまごの黄身と唐辛子をトッピング。









今朝はどんよりした天気だったにもかかわらず、
長女と次女は早起きして、お弁当作り(ライスサラダのようだった)。

聞く耳を持たないのは承知で、一応言ってみる。
「ねえねえ、天気予報見た?雷マーク、ついているよ」。

「降る降るっていいながらけっきょくは降らないもん」
と強気の長女。

ボーイフレンドと待ち合わせしているから、キャンセルなんてありえないという、まあなんてかわいらしいこと。
そこに妹を同伴しちゃうという、姉のいいところもあるから、これはもう、母親は黙るしかない。









長女の言うとおり、こちらの天気予報はあてにならないことが多いのだけど
こういうときにはどんぴしゃりと当たるようにできている。

長女と次女が出かけて数分後にしとしと雨が降り始め、やがて本降り。
かなりの強さで雨が降り出し、ごろごろと雷も鳴り始めた。

外出して一時間ほどたって、「ママ、ボーイフレンドと一緒に帰る」コール。

どれだけ濡れて帰ってくるかと思いきや、上手に雨宿りしたらしく、ほとんど乾いたまま帰宅。

朝作ったお弁当を冷蔵庫に入れている。

「ござを床にひいて、ピクニック風に食べたら?ビーチみたいに」
と言ったら、完全に無視された。

まあ、無事に帰ってきたから、なんでもいいや。



















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by kyotachan | 2015-08-10 18:54 | お い し い | Comments(0)

ce qui reste スキ へスト/ 残りもの










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ここのところスパゲティの中ではいちばんおいしいと思う、残りもので作るスパゲティ。

タッパーの端っこに残ったスプーン一杯くらいのボロネーズソース。
同じくタッパーに入ったラァドン(ベーコンのこま切れ)、マッシュルームの炒め物。
常備野菜の赤ピーマンのオイル漬け。

今日はこの三つに加えて玉ねぎ、シプレット、赤とうがらしを投入。

あ、ほらねー。やっぱりこれがいちばんおいしい。

あつさでだれてしまい、チーズを削る道具を出すのも面倒で、包丁でそぎ切り。
これはこれで熱さでいい具合にとけていいあんばい。





















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by kyotachan | 2015-08-09 21:17 | お い し い | Comments(2)

hijiki et kon'nyaku イジキエコンニャク/ ひじきとこんにゃく










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二年ぶりくらいじゃないかと思う。ひじき。

多すぎる?と思うくらいのおろししょうがを入れたら
それがもう、こんなにおいしくていいの?なくらいないい出来。

おろししょうがは二日前に食べた冷やっこの時の残りもの。

この時はたっぷりのかつお節にたっぷりのシブレットをのっけて
おまけに日本酒も冷蔵庫に冷えていたから、胸は高鳴るしお腹はぐうと鳴るしで、写真を撮る余裕はゼロ。

いちばんおいしいものは結局、記録されることなく胃におさまる運命なのよね。















最近のおフランス風健康志向のおかげなのかどうか
こんにゃく(たいていは糸こんにゃく)を色んなところで見かける。

アジア食材店しかり、一般のスーパーしかり、ダイエット食品を売る薬局しかり。

今年は猛暑に突入してからこちら、お米はバスマチ米を炊くことが多い。
さらり・ぱらりとしていて熱さ(暑さ)の中で食べるにはこの軽さがいいのだ。

しかし、今夜は別。
和食のおかずの時にはやっぱりもっちりとした日本米を食べたい。
ここに日本酒さえあれば完璧だったなあ(ものすごーく遠い目)。

なくなったらすぐに調達できるワインと違って
我が家での日本酒の登場は年に数えるほど……。























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by kyotachan | 2015-08-07 01:17 | お い し い | Comments(11)

pain de mie パンドミ/ 食パン











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サンドイッチ、わたしは断然バゲット派なのだけど、ほかの家族は食パンのサンドイッチも好きらしい。
それにしてもひとり分でこれって、多すぎないか?

一斤、という単位はありえない。
食パン一本買って、一日の終わりにはなくなっている。

キミたち、食いすぎだよ……。






















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by kyotachan | 2015-08-07 00:16 | お い し い | Comments(2)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族