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internet アンテルネット/ インターネット




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夏休みに入ってすぐのある朝。

通りを歩いているとき、
年は六十歳くらいだろうか、髪の毛を後にたばねた女性が
自転車をこいでいるのを見かけた。

自転車の前かごには足ひれが無造作につっこんである。

朝食前にひと泳ぎして、帰ったらたっぷりの朝食を取る。

うわあ、なんか、すてき。
勝手に想像して勝手にうれしくなる。

この人と友だちになりたいなあ、ととっさに思い、そしてひとりで笑う。

十年先の自分が、こんな風だったらいいな。
そんな人に会うとうれしくなる。










夫は幼少期の数年をアフリカのセネガルで過ごした。
当時のお隣さんに女の子の仲良しさんがいた。

そこから何十年もたった今になって、連絡が取れたらしい。FBで。
わたしにも紹介されて、まあ、どうぞよろしく、というあいさつを交わしていた。

それだででもけっこうびっくりする出来事だが
その彼女が、最近あたらしいボーイフレンドの家に引っ越をした。
ということは、なんとなく、夫からの話を耳の端っこで聞いてはいた。

しかし実のところ、わたしは彼女のことはもとより、それがどんな関係なのかは
特別、夫に聞いてみたこともなければ、とりわけ知りたいと思ってもいなかった。

そして先週末、crémaillère クレマイエール/ 新居お披露目パーティ へ夫婦でお越しください、
というお誘いがあった。

夜だったし、わたしとしては子どもたちも同伴したかったのだけど、
ご夫婦で、と言われているからには連れて行くことはできない。

子どもたちには事情を話して、そしてあっさりと承諾された。
なんてものわかりのいい子どもたちなんだ。

というか、ウチの子どもたち、いつの間にそんなに聞き分けがよくなっちゃったの?

プール付きの田舎のお家に、なんでわたしたちは行っちゃいけないの?
行くー!行くー!行くー!って、ひっくり返って駄々をこねればいいのに。











着いたのは Biot ビヨット という、陶器とガラス細工で有名な街。
ニースからは高速にさえ乗らず、四十分ほどで着く。

けもの道、と言ってもいいくらいの、田舎の道を進んだら、
なんだか、想像していたものよりも数倍すてきな家に突き当たった。











招かれたのはわたしたち夫婦ともう一組の夫婦。
夫の友人夫婦を合わせて、三組の夫婦でのパーティ。

夕方の六時くらいに着いて、プールで体を冷やし、
アペリティフ、食事、デザート。

ゆっくりと、六人で数時間を過ごしながら
お互いのことを少しずつ開拓していくような時間だった。

そして彼女とボーイフレンドはインターネットで知り合った仲だということを知った。
知り合ってから、まだ一年にもならないという。
そして、その家はもともとボーイフレンドの持ち家で、彼女は三週間前に引っ越して来たばかりだとか。









彼女の年齢は六十。ボーイフレンドは七十五。

彼は前妻との間にに三人の子どもをもうけ、現在孫は六人。
最近、つまり、七十五にして離婚を履行した人なのだった。

夫の幼馴染のほうも子どもが二人いて、こちらのほうは夫が病気で亡くなっている。

無邪気になれ初めを話してくれるそのそばで、
わたしはどうしても離婚されたボーイフレンドの元・妻の今の行方が気になって仕方がない。

子どもが三人いるのだから、その誰かに頼ったのか、どうか。
ボーイフレンドがこの世を去るとき、今いるプール付きの一軒家はどう扱われるのか。

はじまったばかりのカップルの未来にはまだまだ困難が待ち受けている、
ということが頭をよぎってしまう。わたしが心配しても全く意味のないことだけれど。
というより、人の心配をしている場合なのか?わたしはこの先、どうなるのだろう?









十年後に、自転車でビーチへ通い、朝飯前に海水浴をするわたし。
あるいは
そのもっと先に、夫から離婚を言い渡されて、長年住んだ家を追い出されるわたし。

わたしの人生はまだまだはじまったばかりでこの先どうなるかなんて闇の中だ。
闇、とまではいかなくとも、希望の光の中にあるのに違いないとは言い切れない。











二十九日に、四十九歳になった。

誕生日当日の夕食のデザートは夫が調達してきた、フランボワーズのタルト。
あふれんばかりの真っ赤な実を見ながら、これは冷凍ものだな、と冷静な目で見る自分がいた。



























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by kyotachan | 2015-07-31 16:02 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(14)

citron miel シットロンミエル/ はちみつレモン












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レモンの果汁を一個分。
はちみつに漬けておいたレモンを二切れ。
最後にガス入りのミネラルウォーターを注ぐ。

外から戻ったらまず冷たいいシャワーで汗を流した後これを一杯。
生き返る~。

はちみつレモンのおいしさにがっつりやられている。
レモンをスライスしてはちみつに漬けておくだけ。
今年は何度作ったか、もうわからないくらい。

このはちみつをヨーグルトに入れるとこれまたいいお味。























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by kyotachan | 2015-07-30 23:11 | お い し い | Comments(2)

vacances d'été 2015 ヴァッカーンスデテドゥミルキャーンズ/ 2015 年夏休み










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今日のビーチはチビふたりが参加。

出発が限りなくお昼に近かったせいで
駐車場確保に難儀し、流れ流れて golf juan ゴルフ・ジュアン。

いつも行く Antibes Salis アンチーブ・サリスの先にある juan lepin ジョワン・レパンのお隣。

さらっさらの砂のビーチでいいのだけど
海は細かい海草が多い。
波も高めで泳ぎにくい。















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海草を見たとたんに海を見向きもしない。

海草が浮いているのは水の際だけで奥のほうの水は澄んでいる。
魚も多し。















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まじでわかってやってる?
なパズルに熱中する三女。














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家でやってること、ビーチでもやる?な次女。















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ただいま、我が家にいる四人の女子、すべて足のサイズが一緒(36~37)。
いつの間にこんなことになったのやら。やれやれ。















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わたしはここのところ、ビーチに出ないと読書もしない。
ったく、いつの間にこんなことになったのやら。やれやれ。















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ジョワン・レパンでアイスクリームを食べて帰宅。

夕食前、まったりする女子三人。

ふ……っ。あついよ。ウチの居間は。

だけど、ここに集まるしかないんだって。
ネットが、つながらないんだって!















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二日前にゆですぎたじゃがいも消費のため、夕食はコロッケ。
付け合せはトマトのサラダとリ・バスマチ(インドの?お米。最近、夏はこれを炊くことが多い)。

コロッケが、これがもう、おいしくって!
まったくもってこんな量じゃあ足りなくってテーブルでは争奪戦。

ああ、これはもっとひんぱんに作ろう!て思った。

……、こんな風な夏休み、真っ最中。



























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by kyotachan | 2015-07-14 05:28 | 六 人 家 族 | Comments(9)

bmbou バンブー/ 笹の葉









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友人がふらりと現れたのは先週の金曜日のこと。
手には一本の笹の葉。

「七夕、近いじゃない?」

保育園の現役先生だけあって、
おしゃべりしながらあっちゅーまに飾りつけを作っていく。

前回は次女もおりがみを楽しんだはずだけど
今回の助手は三女だけ。

いつの日か三女も「もーおりがみ、しないー」な日が来るのだろうか。















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子どもたちは「なんだかよくわからないけど、日本のお祭りらしい」と、
それぞれが折り紙の裏に願いごとを書いて笹の葉にぶら下げた。

友人いわく
「わたしは好きだから毎年、やってるのよお」
……まじで頭が下がります。

この笹の葉、人の家に生えているのを
わたしたちのために盗んで(!)来てくれたらしい。

七夕、て、そういやあ、なんだったっけなあ。
一年に一度だけ、恋人同士が会える日だったっけ。















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暑さで笹の葉もぐったり。
ここだけちょっと、日本の風。




























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by kyotachan | 2015-07-07 23:04 | 文 化 教 育 | Comments(3)

tomato seche トマットセーッシュ/ 乾燥トマト










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つい最近開眼した乾燥トマト。

生しいたけももちろんおいしいけど干ししいたけはもっとおいしい
なのとよく似ている。

味がよろしいの。
だしが出る感じなの。

パスタよしサラダよし。
なすびとの相性抜群によし。

いまいちわかっていないのが戻し方。
水に数分つけたくらいじゃあ、固いままで食べられない。

ある人によると、一晩水につけた上に、一度それを沸騰させるのだとか。
なんだか、だしが全部出ちゃう気がしちゃう(だし、だし、てだしじゃないんだろうけどさ)。

あ!うまみ、といえばいいのか?

これはイタリアの市場で購入。
そこのおばちゃんがレシピをくれた。









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乾燥野菜(トマト、ピーマン、ズッキーニ、なすび) 500g

白ワイン、一リットルと四分の一(て、つまり125リットルてこと?)、白いお酢半カップ、お好みのハーブ(ローリエ、ローズマリー、シナモン、クローブ)

作り方
○ 液体を軽く沸騰させる
○ 乾燥野菜を投入
○ 六、七分沸騰させて火をとめる
○ 水気を切る(残った液はとっておく * )
○ 二十四時間乾燥させる
○ 瓶につめて高品質のオイル、バジル、パセリ、にんにく、唐辛子を加える

* 残った液は肉を煮たり、ローストに使ったり鶏肉に……

                                      めしあがれ






乾燥トマトをまた、乾燥させるの?
と思わなくはないが、今回はこれに忠実に。

ちゅーか、白ワイン一リットル以上も?
と思っちゃうんである。

もちろん、いちばーん安い白ワインだけどね。
のん兵衛はどうしても飲んでしまいたい衝動にかられるのよね。

なのでトマトの量を半分に減らしてワイン一本で。

この乾燥トマト、もともとがものすごくやわらかい。
今晩、ちょこっとだけ、グリルしたなすびと一緒に食べる予定。
























久しぶりに写真、撮りました。
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by kyotachan | 2015-07-03 00:57 | お い し い | Comments(4)

canicule カニキュール/ 猛暑







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六本パックのガス入りミネラルウォーターのペットボトルを抱えて階段を昇っていたら
上から降りてきている若い女性に「手を貸しましょうか?」と声をかけられた。

「!」
どんなに重い荷物を運んでいるときにもそんな声をかけてもらったことは一度もないのでびっくりした。
「大丈夫。どうもありがとう!」

そうだよなあ。この暑さだもんなあ。
五十のばあさんが行き倒れることだってあるわ。
若い女の子だってついやさしくなっちゃうわね。

お互いに助け合わないと乗り切れなさそうなあつさ。

階段を昇りきったところに同じ建物に住むマミー(おばあちゃん)が。
「まあ!申し訳ないけどわたしはあなたを助けてあげることはできないわ」
「いえいえ大丈夫です。ほら。もう家に着きましたから」
「あら。ここ?じゃあよかったわ」

ここで、マミーがわたしだとは気がついていないことを知る。
麦わら帽子にサングラスをかけていれば気がつかないのもありか。
いや先日は通りで会ったときもまるで知らない者扱いだったな。

「とにかくもありがとうございます」
いったん行きかけたマミーが戻ってきて言う。
「わたし、鍵持ってるわよ」。

「わたしも持っています。ほら」
短パンのポケットから鍵を出していう。

「あら!あなたも鍵、持ってるの?それはよかった」

暑いと頭がぼーっとするのは何もマミーだけじゃない。
わたしもここのところ、暑さで頭がボーっとしている。









気がついたら夏休みに突入していた。
六月の一週目からリセエンヌの長女が「もう授業ない」。
月末のバカロレア(全国共通試験)を受けるだけになった。

長男も月末にブルベ(コレージュ卒業時の全国共通試験)を受け
コレージュ主催の食事会を終えた時点で夏休みに突入。

次女もなんとな~く夏休みに入り(最終日は映画鑑賞だった)、
三女は小学校最終学年を無事に終えた。










そんな最中、長女は十七歳になった。
当日はボーイフレンドを招いてのお誕生日会。

メニューを考えるのがこれまた一苦労。
本人に打診するも「なんでも食べます。嫌いなものはありません」とのこと。

寿司だけじゃあ物足りないだろうし、でも寿司は食べたそうだなあ、という印象。

結局はアペロで鮭の細巻き。
メインはとんかつに白ご飯。
にんじんサラダに冷凍えだまめ。

チョコレートケーキも焼いてその日はひとりへとへとに。

だけど十七歳ってなんだかチカラはいっちゃうものなのだ。
長女が、十七歳だって!
ボーイフレンドとお祝いだって!










七月の、まだたった二日目というのに
もう何ヶ月も前から熱帯夜にうなされている気分。

とにもかくにも暑い。
というよりもむしろ熱い。

ふくらはぎ丈のパンツがあつくてはけない。
短パンでないと生きた心地がしない。

五十のアジアン女のあしなんて誰も見たくないだろうにさ。
こうあつくっちゃ許してもらうしかない。

それもさ、その短パン、長男のお下がりだって!


















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でさ、けっきょく、何が言いたいの?

いやーもーさー、あつくて、何を言いたいのかもわかんない。

しょっしょっしょっ(chaud ショッ、てフランス語で「暑いの意) しょちゅうおみまい、もうしあげます!


























写真はセネガルの置き物。五月に訪れた夫のかつての柔道の先生(!)宅にて。
かわいーんだなーこれが。
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あつくて写真を撮るのもおっくうなのです。

by kyotachan | 2015-07-02 23:21 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(4)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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