ブログトップ

nice!nice!nice!

<   2014年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

10 ans ディゾン/ 十歳











f0136579_4244974.jpg

末っ子のソラが十歳。















f0136579_4254839.jpg

小さかった手もいつの間にか大きくなった。















f0136579_4264829.jpg

ギターを弾くからつめ、切れないんだって。

ほんとうに子どもって勝手に育っちゃうもんなんだな。
わたしのほうも勝手に育ってくれていればいいが。それはないか。

十歳おめでとう!
末っ子がもう二桁だって!






























にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


[PR]
by kyotachan | 2014-04-23 04:41 | 六 人 家 族 | Comments(12)

joyeuses paques ! ジョワイユーズパック/ いいイースターを!







f0136579_0325632.jpg

四月十八日(金)夕方。

フランスのバカンスは、ぎりぎりからはじまってぎりぎりまで続く。

どういうこと?

たとえば来週、再来週と二週間のバカンスパックに突入するニースの今夜の場合、
それは、金曜日の夜、というか、今日、学校がひけた時点でバカンス突入と考える。
そしてそれは二週間後、学校の始まる月曜日の朝まで続く。

日本式に考えるとたとえばそれは日曜日の朝にはじまって日曜日の夜に終わるものと見なされるお休みだと思う。
バカンス王国の考え方に言わせると「ち、ち、ち、それは甘いよ」ということなのだろう。

金曜日の夜は夕方四時半から夜中の十二時まで、月曜日の朝は夜中の十二時から朝の八時半まで、
オレたちはすっかりとバカンス期間にはまっているさ!
その時間は一分たりとも無駄にはしねえぜ!

つまりは
学校がひけたら即!バカンスへ出発して
学校がはじまる月曜日の朝、バカンス先から帰って来た足でそのまま学校へ。

フランス人のバカンス概念には「それこそが理想」というバカンス王国の国民としての誇りと見栄がはっきりと現れている。














リセ一年目の長女。
この日は「ボーイフレンドと二年の記念日」だったらしく
学期末試験にまみれていたはずなのに、しっかりと「丸二年記念」なるプレゼントを持ち帰った。
リボンのモチーフをしたブレスレットとグリーンのショートパンツ。

そういえば一年前は一輪のバラを持ち帰っていた。

「まじっすかあ?」
というのが正直な感想なのだけど、毎回、へえ、ですませている。
なにせ、純日本人が生んだミックスの子どもが、ラテン国おフランスで生活しているのだ。
こちらは子どもに教わることは多々あれども口出しすることはほとんど、いや、めったにない。

・でさ、でさ、二年前の今日って、ボーイフレンドが、愛の告白をした日なわけなのだよね?

いやもう、あほなニッポンザルがね、けっこうそのへんのことを知りたいなあと思ったりするわけですよやっぱり。

・ん?
・だからさ、四月十八日、にさ、そういうことがあったわけでしょ。何て言われたの。
・ん?
・ん?て。じゃあ、なんて言ったのあんたは。
・……覚えてない。
・……え、ええ……っ!覚えてないのっ?じゃあ、言われたことばは……っ?
・……覚えてない。
・まじで?うそっ。
・じゃあママはパパに何て言われた?
・……それは、ひ・み・つ。
・(爆!)ほーら。覚えてないんじゃん!
・違う違う。覚えているけど、言えないだけ!














長男の近頃。
今年十四になるこの男。

なんだか申し訳ないほどに母親にやさしい。
夜、寝る前に「おやすみ」を言いに来てくれる。

・おやすみ、ママ。

・おやすみ、息子(フランス語だとこうなるのだよね……)。

しばし抱き合う母親と息子。

もういいかな?とカラダを離そうとすると息子が一言。

・ママ、もうぼくのこといらないんだね。

「まじっすかあ?」
と思うけど、ラテンの男だからね、母親相手にこのくらいのセリフをはく練習は必要なのかなあ(と思ってみたりして)。


















次女ったら、数日前、学校で「お仕置きの刑」に処せられた。

なんでも自習室で友人とやりとりしていた手紙が監督官の目に留まり、
その内容がある女子生徒の悪口だったため、というのが理由らしい。

んーとんーとんーと。

まず、自習室?

ここはお迎えを待つ生徒たちが親を待つ教室のこと。
フランスの学校は九時~四時半が基本だけれど、コレージュになるとそれもちょっと流動的。
その時間までに親が迎えにこれない場合、子どもたちは「自習室」で待つ。

なんたってこの国、十一歳まではひとりで外を歩かせてはいけないし
ひとりで家においておくのもご法度!と法律で決められているのである。

子どもが学校を去るときには「お迎えの人」が必須。
それはもう、はっきりときっぱりと十一歳までは厳しいのだ。

「自習室」はフランス語で permanence ペルマノンス/ 永遠 と言う。
永遠に自習室にいなければいけないのか?
と思うのだけど、その語源はよくわからない。

日本の学校に自習室があって、そこの看板には「永遠」ってかかっていたら……。
もう永遠に自習室から出てこれないと思う。

「ま、まじっすかあ?」

















三女の描いた絵に、ぎょっとした。
どういえばいいのだろう、その線、といい、色使いといい、もうすべてがわたし好みの絵だった。

・ソラッ。これ、ソラが描いたのッ。
・……。そうだよ。図工の時間に。

「まじっすかあ?」

その絵は「自分の頭の中にあるものを描きなさい。ただし、人物はだめです」というテーマだったらしい。

三女の描いたその絵はまず、ポニーテールをした頭に(三女はポニーテールが大好き)、
色々な「ブツ」が描きつらねてあるのだけど、それがもう、なんていうか、ものすごく、かわいい!のだった。















「まじっすかあ?」

これがわたしと子どもたちとの日常での感想を最もよく表すことばだ。
わたしは毎度、まじっすかあ、とつぶやきつつ、まあ、こんなもんでしょ、とあきらめたり悲しんだり、逆に歓喜したり嬉し涙を流したりしている。

フランスにいるからこうなのか?と思うこともあるし、
日本にいたら、もっと「まじっすかあ?」思うかもしれないとも思う。

今のところわたしはフランスで「まじっすかあ?」と思うことに満足している。
おそらくは場所は日本でもあるいはアメリカでもアジアのどこかでも、わたしは「まじっすかあ?」と思っているだろうし
子どもたちは子どもたちで場所はどこであろうが、たくましく育っているのだろうなと思う。
子どもたちが成長するために親がすること、というかできることってほんとうのところあまりないのだ。

とりあえずウチの子どもたちは今のところ、フランスで、というかニースで、勝手に育ってくれているみたいだ。

















joyeuses paques ! ジョワイユーズパック/ いいイースターを!


























写真はこの日と同じ日。雪にまみれる前、ピクニックをしたのはこんな場所。
ここから数十分車で走ったところにあれほどの雪があるとは……。あなどれませんぞ。ニース郊外。
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


[PR]
by kyotachan | 2014-04-19 06:00 | 六 人 家 族 | Comments(6)

poisson d'avril ポワッソンダヴリル/ (四月の魚)エイプリルフール







f0136579_1105753.jpg

思い返すとわたしは小さい頃からかなりのうそつきだった。

お習字教室に行くのがいやで母親に向かって「今日はお休みらしいよ」と言ったりした。
母親はちょっと困った顔をして「キョータ、お休みだったのは先週やろもん」と言った。

「いや、なんかね、今日もね、休みらしかよ」
それでも食い下がるわたしに
「……なんでそんなうそをつくかねえ」
母親はため息まじりに言った。















またある時には学校に行きたくないばかりに、朝、体温計をこすって針を昇らせた。
このときは母親は、なぜか見て見ぬふりをしてくれた。

わたしは早々にうそがばれてしまったのを承知でその日一日、白々しくも仮病をよそおい
母親は母親で熱を出した子をかいがいしく介護する母親を仕方なしに演じてくれた。














わたしが生まれつきのうそつきなのはまちがいないが、
それとは真逆に、「この世の中でいちばん大切なのは正直であること」と思っている一面もあった。

お習字教室に行きたたくなかった気持ちとか、学校に行きたくなかった気持ちとか、
その気持ちを正直に実現するためにはうそをつかざるをえなかっただけなのかもしれない。














「正直正直ってあんた……。正直だけでは社会は渡っていかれんよ」
と母親にさとされたのはわたしが小学校五年生のとき。

担任の先生のことを「正直に」作文に書いたわたしを
母親はそういってなじったのだ。

うそはよくない。
しかし正直だけなのもよくない。














わたしが中学生・高校生の頃は深夜にラジオを聞くのが定番だった。
好きなパーソナリティの番組にチューナーを合わせて、しんとした夜中に聞いたものだ。

どの番組もたいてい視聴者からのはがきを読むコーナーがある。
女性のDJが、受験生から来たはがきを読み、そして言う。

「受験生のナニナニ君、がんばってくださいね。絶対に合格するようわたしもお祈りしています」

甘くて鼻にかかったようなその声を今でも耳の奥に思い出す。

わたしは妙な気持ちになった。
この人はほんとうにこの受験生のために祈るかなと。

祈るとしたら、どういう祈りなのかなと。
神に祈るのか、仏に祈るのか、あるいはきつねやたぬきに祈るのか。

ラジオの向こう側にいるその人に聞いてみたかった。
もっといえば、そんなのうそだろう、と思っていた。
おまえはその受験生のために祈ることなんてしないだろう!うそつき!と言いたかった。




















f0136579_111888.jpg

poisson d'avril ポワッソンダヴリル/ 四月の魚という今日は、日本語でいう四月ばかの日。
フランスでも今日だけはうそをついていいとされている。

大統領は全国紙の一面を使ってうそをついていいことになっているのだが
現大統領にそれだけのユーモアのセンスがあるのかどうか。

この日のうそは誰にでもうそとわかわるうそで、
そして大笑いさせなくてはならない。

わたしのついたうそはちょっと外れてしまったよう。
だまされてしまった方々にはほんとうにごめんなさい。

うそだらけのブログですが今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。



























写真は三女に貼られた夫の背中。「大声で言って!“わたしをたたいて”って」
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


[PR]
by kyotachan | 2014-04-02 03:07 | 吐 き 出 す | Comments(16)

au revoir オゥヴォワー/ また会いましょう









f0136579_0502689.jpg

長女の小学校時代の友人ふたりが家に。
いま通う学校は三人ばらばらなのに友情は相変わらず。

小学校時代の友人とはもうひとりも親交がないわたしにとってみたらこれほどうらやましいことはない。
長女はわたしとは真逆で友情を大切にする人なのかも。

三人で作ったらしい、ヨーグルトケーキ・イン・ヌテラ。
フランス風にいうと、ガトー・ヤウフト・オ・ヌテラ。















f0136579_051240.jpg

ウチ家族六人、プラスふたりで、あっちゅーまに完食。















f0136579_0512213.jpg

2007年にはじまって、七年たったこのブログは今日でおしまい。
ここで会ったみなさん、ほんとうにどうもありがとう。また会う日までさようなら。



























にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


[PR]
by kyotachan | 2014-04-01 01:08 | お い し い | Comments(21)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30