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カテゴリ:ニースへようこそ( 21 )

さあハグしよう。













気がつけばきっちり五年ごとに会いに来てくれている。

わたしが「友だち」だとはっきりと言える友だちのともちゃん。
今回は八十三歳のお母さんを連れていた。

ともちゃんが自分の母親をママ、と呼ぶのを聞いてびっくりした。
そうかあ。ともちゃんのお母さんはママだったんだあ。

ご長寿の家系でまだまだ健在のお父さんのことはもちろんパパ。
えー!ともちゃんがパパ、ママ、だって???

これはある意味フランス的なのかも。

だって日本だとママだったのがお母さんになり、そのうちおふくろになったり。
あるいはパパだったのがお父さん、おやじ、とか。

ひるがえってフランスではマモンはずーっとマモン。
パパはずーっとパパ。呼称が変わることはない。

ともちゃん家って実はものすごくフランス風だったんだ!

最初の夜、三人でヴューニースに向かう途中、スシ・プラネットという回転寿司の前を通った。
「あ、ママ、回ってるー。ママ、回ってるー」とともちゃん。

ママ、回ってる……。

親しみをこめてわたしは洋子ママと呼ばせてもらおう。
バーのママとは違うのよ。ともちゃんのママのことだからね。

行くよ、の知らせをもらってこころが踊り、どうせまた思い通りのおもてなしは無理、と憂うつになり、
ああ、それでもなんでもいいから早く会いたい、とここのところずっと六月のその日をめざして動いていた。

ともちゃんからのリクエストはひとつ、「クスクスをレストランで食べたい。母親が家族みんなを招待します」。
よっしゃーよっしゃーそれはうれしいリクエスト。これで一晩のメニューは決まり。

残りはもう一晩だけ。じゃあやっぱりウチごはんにしよう。
十日も前からヨーロッパに入っているんだから、たいていのものは食べたはず。
この際、何も気張らず、いつものウチごはんでいこう。

そんなことよりもまず、今度こそ会ったらまずハグしよう。

いつもそう思うのに、そしてハグだハグだとどきどきするのに
会うタイミングはいつもその気持ちをなえさせ、実現したためしがない。

今回もやっぱり再会のハグは実現せず。
ほーらね。やっぱりね。ハグってけっこうむずかしい。

珍しくアクシデントからはじまり、
でもそのおかげで、カルフールで一緒に買い物をすることができた。
その日に食べる魚をふたりで選んだ。

まずまず新鮮そうな鯛。
つけ合わせはソラマメ、きのこ。

洋子ママのおしゃべりなこと!
そしてよく飲むこと!
聞けば朝から赤ワインの人らしい。

この夜は、つきまとう夫を振り切って、ついにともちゃんとふたりで飲んだ。
ちょこっとの時間だったけど、これだけは実現したかった。

むか~しはともちゃんとふたりで飲むことが唯一の楽しみだったのだ。

翌日は洋子ママのリクエストでモナコ観光。
よく晴れた一日で肩がまっかになってしまった。

昼間から、というよりまだ午前中だった、に飲むビールのおいしいこと!
ちょうどスタンドが出ていて牡蠣をつまみに一杯。

グレース・ケリーの事故現場にも足をのばした。

そしてその夜、我が家家族全員、プラスともちゃん、洋子ママの総勢八人でレストランへ。
Chez Michel シェ・ミッシェルというそのクスクス屋さんはミッシェルさんがひとりで切り盛りするニースのお店。

クスクスのおいしさはもちろん、まずはわたしたちから笑いをとるのに余念がない。
もうおしゃべりはいいから!早くクスクス、持って来てー!と言いたくなる。

子羊のまる焼き、メリゲーズ、スパイスのきいた野菜ふんだんのスープ。
シャンパンを一本あけて、赤ワインも一本。
もう飲めない、もう食べれない、くらいまで食べた夜。楽しかったー。

出発の朝は骨とう市。

悩んで悩んで非売品の RICARD のグラス、十六個を四十ユーロでお買い上げ。
一個2.5ユーロ、てことはその前に悩んだお店の6ユーロの半分以下!
いい買い物もできてよかったよかった。

別れ際、さあ、今度こそはハグするよ。
あんまり前にやっちゃうと間が抜けるからタクシーが来てからだ。

洋子ママとハグ、ともちゃんとハグ。

遠いところをはるばる、ほんとうにどうもありがとう。
たくさんたくさん、ごちそうさまでした。

そして、またね。








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写真はともちゃんと洋子ママ。モナコ宮殿わきのスタンドで飲んだビール。うまいっ!
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by kyotachan | 2019-06-26 15:29 | ニースへようこそ | Comments(0)

médecine メッチシン/ 女医さん






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三年前、ニースの大学病院で研修を受けた当時医学生だったマキコさんからメールが。
じつはこのたび夏休みでフランスに行こうと思いまして、
ニースも強引に組み込んでみました!
9月18日16:00頃着で19日13:30時頃には空港に向かっているのですが、
どこかでお会いできそうなお時間はございますか?
ぜひまたお目にかかればと思います。

マキコさんは、わたしはもちろんのこと、夫の方からも、
どうしてるかなあの......と話題にするほど印象深い女性だった。

そのマキコさんが来ニース?

そんなことだったら日曜日の夜は☆つきのレストランにでもご招待しようかしら。
家族で外で食べるのも久しくないことだし、その日は子どもたちにも正装させて。

さあてどこがいいかしら。あそこかしらそれともどこそこのほうがいいかしら。
といろいろと模索していたのだけど、あら!

困ったわ。
こちらの☆つきのレストランは、日曜日は軒並みお休みだったわ!

ということで
ザンネンだけれど、急きょ、おウチに来ていただくことに。

なーんていうのは大うそ。最初から
「それなら日曜日の夜、ウチでごはん、一緒に食べようよ」
ということに相成ったのだった。 >わかりやすい大うそわざわざつくことないのでは?ははは!

三年ぶりに会うマキコさんは、相変わらず、笑顔のすてきな女性で、
ころころとよく笑い、とても気持ちのいい人のままだった。

当時はまだ学生さんで、
「いちおう、整形外科を希望しているんです」
なーんてことをおっしゃっているのを聞いたときには、

「まーたまた、何をいってんだか!」
と半ば本気にしていなかったのだけど(ごめんごめん)、

なんと!その希望をまさに実現され、
整形外科の医者になって早三年が経つのだとか。

「ひゃー」といいながらソファに倒れこんだのはわたし。
「いえ、まだぺーぺーです」といいながらも、
その顔は充実した人のそれ、そのもの。

「整形、っつーことは、骨、ぎーこぎーこ、切ったりしてるの」
「あ、はい、そうですね」
マキコさんは、あくまでも涼しい顔でそうおっしゃる。

「体力勝負だね」
「ええ、まあ。でも一般の外科と比べると、緊急性はないので、その辺は楽なのかなあと」
「ほー。なるほどなるほど」

名古屋出身で学校も確か、名古屋周辺だったのが、
就職したのは大阪の大きな病院。

日曜日の夕方、満面の笑みで現れたマキコさんの手には
ふとんでも入っているのか?と思うほどに大きな紙袋。

大阪の、由緒ただしい、ザ・ジャパニーズ・ジャンク・フードが満々に詰みこまれていた。
中でも大ヒットなのが、これこれ、うまい棒 《めんたいこ味》。

子どもたちのおやつに入れておいたら、長男が、
「スーパースーパースーパーおいしかった」ですって!

ほかにももう、ありえないほどのたくさんのおみやげ。
ほんとうにどうもどうもありがとうありがとうありがとう!
























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おウチごはん、なのは決まっていたのだけど、
何を食べるのか、なかなか決まらなかった。

一週間のバカンスでヨーロッパに来る人に和食てわけにはいかないし、
かといってニース料理のひとつでも作れるわけでもない。

こうなりゃ、ムール・フリット(ムール貝とフライドポテト)かなあと前日までは思っていた。

その日の夜中から雨が降り出し、日曜日の朝も雨。それも冷たい雨。
昨日まではまだまだ暑かったはずなのに、一気に寒波に襲われてしまった。

寒いんだったらラクレットでもいいかな?
家族に相談するとラクレット好きのみんなはふたつ返事でオッケー。

charcuterie シャルキュットリ/ ハムやソーセージ類の総称 で有名な街、リオンのお友だち(先輩、だったか?)
のところにも寄ると聞いていたので、たくさんごちそうになってくるかもなあとは思いつつ
お隣のイタリアンのお店で何種類かのハムを調達。

今回は初めて、モータデルというピスタッシュ入りのハムを厚めに切ってもらった。
これを角切りにして食前酒を飲む、というのをやってみたかったのだ。

1センチの厚さで、とお願いしたのだけど、2センチか2.5センチでもよかったかも。
甘い赤のポルトーと塩辛いモータデルがほどよくおいしくて、一杯のはずが二杯。

ラクレットを食べながら冷えた赤。
ラクレットはじゃがいもさえゆでておけば、あとはラクレット・チーズとハム類を調達すればいいのでおもてなしにはとてもいい。
マキコさんはこの日、お初・ラクレットだったそうで、よかった~。

からだがほかほかしたところに冷蔵庫で冷しておいたモツァレラとトマトのサラダ。

お口直しにビール。

若い女性とおしゃべりしながらのお食事ってこんなに楽しいのねえ。
おばちゃん、ついつい飲みすぎ。

夫がマキコさんにもらった八海山を出してきて日本酒。
酔っ払いのおばちゃん、このへんでもう、お酒の味、わからなくなっ......

写真に撮ったのは最後のアップルパイのみ。
これも、焼いたオーブンの鉄板のままだしてるってこれどうよ。猛省。





































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いつまでもその笑顔を忘れず、自分自身の人生を、しっかりと歩いていかれますように。

フランスは女医さんが多いんだよ。
ここだったらキャリアを捨てることなく思い通りの人生を生きていけるかも。

夫とふたりでそんな風にいうと、
「フランス、来ちゃおうかなあ」
だって.....!

ほんとうにそれも難なく現実にしてしまいそうなマキコ・パワー。
たくさんの元気を運んできてくれてどうもありがとう!
































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by kyotachan | 2011-09-22 01:07 | ニースへようこそ | Comments(6)

au revoir オ ヴォワー/ さようなら また会いましょう







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階段を見たとたんに走り出す子どもたち。。これって条件反射?
元気です笑

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by kyotachan | 2009-02-28 01:14 | ニースへようこそ | Comments(16)

parapluie パラプリュイ/ かさ






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ショーウィンドーにはっきりと見えていたので
おわかりだったとは思いますが
アキコさんが足を止めたのはココかさやさん

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by kyotachan | 2009-02-27 00:17 | ニースへようこそ | Comments(6)

sage-femme サッシュ ファム/ 助産婦さん






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このかわいらしいお手てはね
パリからやって来てくれたショウちゃんのお手てだったの

マカロンとってもおいしかったよ
どうもありがとね

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by kyotachan | 2009-02-24 22:48 | ニースへようこそ | Comments(15)

macaron マカロン/ マカロン







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ぐ。。ぐふ

おかげさまでこのたびお初にお目にかかりましたハート

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by kyotachan | 2009-02-23 00:58 | ニースへようこそ | Comments(18)

あっちゃんはねあつこていうんだほんとはね




わたしほどのラッキー者はいないっす
やマジでほんとに

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リアルタイムで『西の魔女が死んだ』読んでしまったし
ここのところミョーに恋しかったオセロゲームにありつけたし
初オセロのダーリンと対戦してひとコマ差でキョータの勝ち!←自慢にナンネー!

ニースに売ってないラーメンに
読んだことのない小説に
カルピス・・・

なんたってこのおみやげをもらった日
ダーリンがどうしても飲みたい!と言っていたカルピス・・・
やめようよーそんな高いもんやめようよー
と泣く泣くあきらめさせたカルピスが
カルピスがその日の夜目の前に・・・感涙←これホントの話

子どもたちにもえんぴつやシールを

こんなにどーっさり
おみやげを抱えて我が家に来てくれたのは・・・

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by kyotachan | 2008-09-30 21:29 | ニースへようこそ | Comments(25)

もうひとつありました




いやあのすんません
またひとりの時に
こーゆーうまいもの食ってしまって

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これって。。。
親子丼?

ですよねー
だけどねちょっとそこらの親子丼とは
ちーとわけが違うんですよわけが

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by kyotachan | 2008-04-21 21:58 | ニースへようこそ | Comments(6)

マキコさんからのいただきもの



すっかり順番が逆ですが

マキコさんから
いただいた
ピンクの箱

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きれいでしょう?

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by kyotachan | 2008-04-21 21:32 | ニースへようこそ | Comments(0)

医学生ニースに来る



ニースに来て
がぜんおトクだなあ
と思うことのひとつ

ニッポンジン同士というだけで
お友だちになれちゃうというところ

ニッポンにいたら
けして出会わなかったに違わない

ニースにいるというだけで
お友だちになれる

これって
ものすごーくラッキーだと思う

わたしなんか
街の中を歩いていて
あれ?もしかしてニッポンジン?
と思う人に出会うと
あたりかまわず話しかけてしまう

もちろんはずれることもあって
ヴェトナム人やラオス人だったりすることもある

それはそれで楽しいんだけど

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一度だけ会ったことのある
カンヌ在住のニッポンジンの方から

「わたしも面識ないんだけど
医学生がひと月間
ニースに研修に行くのでよろしく~」

とメールが来たのは三月に入ってからだったか

へ~ニースの病院で研修?
それってすんげえラッキーなんじゃん?

マキコさんとおっしゃるその医学生
なんでもどうせひと月研修するんなら
ぜひ海外がいいと探していたそうな

と たまたまフランス ツールーズの先生が
ニースの病院を紹介してくれたのだとか

へっへ~そりゃあまたよかったね~

キッチン付のホテルを使っていたマキコさん
今日キョータ友人のミッシェル宅にお引越し

ホテルの居心地がいまいちなのと
なんたって滞在費が三分の一に節約できる

ミッシェルはお祈りの仲間のひとりで
下宿業をやっている

もともとはまかないつきだったけれど
二年ほど前にカラダをこわしてからは
部屋だけを貸しているらしい

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by kyotachan | 2008-04-21 04:14 | ニースへようこそ | Comments(6)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族