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カテゴリ:文 化 教 育( 75 )

猛暑、試験、満点。

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la canicule ラ・カニキュール。

死人が出るほどの酷暑のことをいうらしい。
熱くて死ぬ、ていやんいやんもう、あづー。

コレージュ卒業年に受けるブルベ(全国共通試験)が延期に。
六月の最終週のはずだったのが、七月の一週目に。

数日間待ったら涼しくなるとでも思ったか?
ブルベが終わったらその足でバカンスへ出発、の家庭もいただろうにお気の毒。

今日明日が三女のブルベ、
明日が次女のバカロレア、フランス語口頭試験。

フランス語の口頭試験は何日にも渡って順番に試験を受ける。
気の毒なことに次女は最終日に。こればっかりはしょうがない。

二十ほどの課題テキスト。
その中のどれかが出題されるのだって。

二十くらいのテキスト完璧に覚えられるよね。
なんたってキミはフランス人なんだから。
どれが来たって 20 sur 20 ヴァンスゥルヴァン(二十点満点)だ。

たくさん準備期間があってよかったね!
本気でそう言ったのにいやみだと思われてしまった。

さあて。夏本番。



















写真は2015年7月。Cagne カンニュ。おそろしいくらいに焼けている次女、と三女。
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満点といえば百点、な日本ですがフランスの満点は二十点。なんか、すくな?








by kyotachan | 2019-07-01 22:21 | 文 化 教 育 | Comments(2)

バカロレア


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昨日は次女のバカロレア本試験の日。
フランス語。午後の二時~六時。

フランスの試験時間の長さは尋常ではない。
四時間もかけて取り組む試験って一体どんなものなのよと思う。

わたしの受けた大学の試験は確か一科目九十分だった。
それでも終わると脳がしびれたようになりかなりの疲労感を感じた。

フランスでは受験生が試験中に飲食するのが普通。
そりゃあ四時間もかかる試験なら当然だ。

ボンボンやチョコレートを最初から机に並べている子もいるらしい。

バカロレアの成績優秀者には国から賞金が出る。
子どもたちがバカロレアを受けるときにはだから、賞金をもらえたらふたりで山分けしようねと話す。

長女も長男も縁がなく、今回は次女。
結果は来年。

昨日、居間で本を読んでいたら次女がいたのでこの話をした。
「賞金、500ユーロだから、折半して250づつね」。

なにそれ、と大うけする次女。

「でもやっぱり260と240でもいいよ。受けるのはキミだからさ」

さらにうける次女。

もらえるように頑張っておくれよー。



















写真2014年、Gorge de Verdon。湖はカラダが浮かないから苦手。山あり湖ありのいいところだった。
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想像するに前科目で満点、とかいう人たちなんだろうなあ。一科目でも満点だったらすごいな。








by kyotachan | 2019-06-18 15:28 | 文 化 教 育 | Comments(6)

学年末、とか。


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気がつけば学年末。

リセエンヌの次女の授業は早々と終了。
教科書を学校へ返却してあとは月末に開催されるバカロレアを待つばかり。

教えることは教えたからあとは自分で準備しな、的な。
比較的まじめな次女はひとりでこつこつと準備中。

バカロレアは二年に渡って受ける。
最初の年はフランス語。

子どものいる人へのあいさつで
この時期になると「今年はいるの。バカロレアを受ける子」と聞かれることがある。

「いますよ。フランス語」と答える。
「じゃあ、まあ、たいへんだけど、でもまだそんなではないはね」とか言われる。

来年は残りの教科のバカロレア。そしてリセ終了となる。

コレジエンヌの三女はブルベがある。
これはコレージュ卒業の年にあるやはり全国共通の試験。

次女とはまったく逆、完全一夜漬けタイプの三女が
居間で教科書を開いていて素直にびっくりした。

翌日がブルベ・ブロン brevet blanc だったのだ。

blanc ブロン は「白」という意味なのだけど、これには「うその」という意味がある。
潔白、とか純白、という言い方をする日本語ではなんとなく白は真実を意味するイメージだけど。

brevet blanc ブルベ・ブロンは「ブルベ模試」。
bac blanc バック・ブロンは「バカロレア模試」。
mariage blanc マリアージュ・ブロン といえば虚偽の結婚のこと。

フランスに滞在する書類をもらうために結婚する人がいるのだ。

学年末とはまったく関係なかったね……。





















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by kyotachan | 2019-06-13 15:30 | 文 化 教 育 | Comments(0)

スペクタクルな夜


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昨日は夜の八時から三女のスペクタクル。
スペクタクルと言えばおおげさに聞こえるがいわゆる学芸会。

有志をつのって演劇の練習をするグループに参加したらしい。
有志、だから練習時間もお昼休みとか?

夫はもう最初っから参観を拒否。
最近お疲れモードだから夕食後に出かけるとかありえないと判断した模様。

次女もこれまた最初っから完全に拒否。
翌日、つまり今日、バカロレアの模試試験があるため。

子どもの成長した姿を見るのは楽しみなものだけど
残念ながらこの手のスペクタクルでこころから楽しめることってない(はっきり)。

子どもたちは授業の合間にこつこつ練習したのだろうけれど
『観客を楽しませよう』というエスプリに欠けているのだ、いつも。

だらだらと話は進み、時に歌がはさまれる。

何かの目的に向かって出演者全員でひとつひとつのゲームをこなしていくという筋立てのようだが
セリフが出てこなくてヘンな沈黙がたびたび起こる。

舞台の上で「次誰だっけ?」と目で確かめあっているのがこちらまで伝わる。

長男と長女のボーイフレンド、わたしの三人で鑑賞。
遅れてやって来た長女も加わった。

そしてラスト、なんと三女が熱唱して幕を閉じた。
なんだなんだ、やってくれるじゃないの。

わたしが最後に歌うんだから絶対に見に来てね!
といえば夫だって頑張って来たかもしれないのに。

夕方、いったん帰宅した三女は「時間がない」と食事をせずに出かけていた。
帰り道、トラムの中でサンドイッチをかじるが、疲れで食欲もないらしい。

夜の八時にはじまって終わったのが九時半すぎ。
帰宅したのが十時を回った頃。

夫、次女ともにすでにベッドの中。

速攻でシャワーを浴びた三女もすぐに就寝。

わたしはシャワーを浴びるもまったく眠気が襲ってこない。
そうだよー。今日はほとんど飲んでないんだもの。
ということで自然とワインタイム。

今朝、三女は疲れた顔をしながらもいつもの時間に起きた。
ごはんとハムエッグの朝ごはん。

今日は水曜日で学校は半ドンだけどそれでも学校は通常運行。
時に過酷~なおフランスの学校ではある。



















写真は2014年シミエ横にあるバラ園、から撮った教会。
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学年末に向かうこの時期、こんな催しが増える。宵っ張りになる訓練なのかと真剣に思うわ。
さーて、ポチッといっとく?








by kyotachan | 2019-06-05 15:31 | 文 化 教 育 | Comments(0)

出生地はどこ

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フランスにいると色んな書類に出生地を書く機会が多い。
医者にかかると最初の問診表みたいなものにも出生地という項目があったりする。

わたしは佐世保生まれだから Sasebo 。

長女が生まれたとき、母親はまだ存命していて、帰省して出産した。
だから長女の出生地も Sasebo 。

ça c'est beau サセボー/ これってきれい と聞こえるからとても気に入っている。

長男と次女は八王子で生まれたから Tokyo 。
末っ子の三女はニース生まれ Nice 。

日本で生まれた上さんにんはパスポートや身分証明書を作る時の手続きが面倒くさい。
裁判所まで出かけて行って、数種類の追加書類を提出しなくてはならない。

昨日、夫、長女、長男に選挙の投票用紙が届いた。

長女の出生地に Sasseisho とある。
どういう風に間違えば Sasebo がこんなつづりになるのか摩訶不思議。



















写真は2014年、シャトーへ登る道。
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by kyotachan | 2019-05-15 15:29 | 文 化 教 育 | Comments(4)

お仕事体験、とか。

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フランスの学校コレージュの最終学年、というと十四歳になる年、
「一週間のお仕事体験」が義務づけられている。

スタージュと呼ばれるそれは、自分で興味のある仕事先に「一週間スタージュさせてください」と頼み込み了承してもらうシステム。

長女は当時はまっていた「ネール」の仕事がしたくて、
知り合いのエステの学校関係者にお願いした。

長男はソフィアにある夫の友人のコンピューター関係の企業に。
次女はモナコの動物病院へ。

十四歳の子どもを一週間あずかる、て、受け入れる側にとってはけっこうな負担だと思う。

行きつけのバンやさんで若い子が床をはいているのに出くわしたりすると
「お、スタージュですな。やることがなくて、床でもはいてって言われたかな」
といらぬ想像までしてしまう。

今週は三女がタイガーという安物小物が売りのお店へ行っている。

「何もやることがなかった!」
という上さんにんに比べて三女は商品を並べるのにお店を走り回っているらしい(本人弁)。

「だけどこれを未来の職業にするってことは考えられない」とも言う。

長女もネール熱はリセ時代にすっかり冷めてしまった。
というかネール熱は今もすごくていつも美しい爪をしていてびっくりするのだけど、
それを職業にするにはいたらなかった。

長男に関してはふたつのコンピューターを同時に駆使する術を見せられて
「あんなのとてもじゃないけど無理」
とコンピューター熱は一気に冷めた。

次女はほんとうは赤ちゃんの出産に興味があったのだけど
病院やクリニックではコレジュアンのスタージュは受け入れておらず
動物病院にいれてもらったのだ。

こちらもこれがきっかけで動物に目覚めるか?
という思惑ははずれて
「犬の手術に立ち会わされた。ヘドが出そうだった」。

このお仕事体験、「これはできない」と思う体験には役立っているみたい。

たいへんそう!と思うのがこの一週間の体験を二十ページのリポートにまとめること。

「写真を撮りまくってページを埋めろ」。
うえ三人に同じアドバイスをもらっていた三女。

明日は最終日。

好きなものをひとつだけ、買ってきていいと言ってある。
何を持ってくるのかなー。
















写真は八年半前の三女。このかわゆさったら!八年たってももちろんかわゆかよー。
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by kyotachan | 2019-01-25 03:10 | 文 化 教 育 | Comments(10)

民族や国籍ごとにはくくれない。

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「わたしのクラス、めちゃくちゃ多いのロシア人が」。
リセ二年目の次女が言う。

「なんちゃらかんちゃらポランスキー、みたいな名前の」。

ニースのロシア人、というのは昔から多かったのよ。
だってほら、鉄道でロシアからニースまで、つながっているじゃない?

そう説明してくれたのは誰だったか。

今は鉄道より飛行機が主な手段だとは思うが
確かにロシア人は多い、というかどんどん増えている気がする。

特に女性。
ニースのロシア人、というと、目に浮かぶのは
肌がまーっしろで、おそろしく美人で、そして金髪。

あ、唯一知っているロシア人ママは金髪じゃないな。
知り合いに金髪じゃないロシア人がいるってのに、ロシア人は金髪だと思い込んでる。
「ひとつの民族にもつイメージ」ってこわい。

イタリア人は陽気、とか、マグレバンはずるい、とか、日本人はまじめ、とか。
もう、ぜんぜん、そんなことないから。

陰気なイタリア人もいるし、義理かたいマグレバンだっているし、ふまじめな日本人、って、あ、オレ?

わたしはただただ子どもたちが色んな民族・国籍の人たちと混じっているのがうれしい。

















写真は2013年。ちびたちがまだちびだった頃。
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by kyotachan | 2018-09-07 00:50 | 文 化 教 育 | Comments(4)

敷かれたレールはない。

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大学のキャンパスへ行くのを楽しみにしていた長男。
オリエンテーションを終えて帰宅すると明らかに不満な顔をしている。

「どうだった?」
「うん」
「つまんなかった?」
「十五分で説明できるようなことを二時間もかけて説明された」

なるほどね。

「でもまあ、それが社会の現実よ」
「明日も似たような説明会が続くって」

大学の授業は百人単位の大教室の授業が基本で
出席の有無の確認は一切、ないらしい。

「夏休みまでは頑張りなよ。脱落する人は夏休み前にしちゃうもんだから」
「わかってる」
「それに大学を放り出すなら出すで、自分が何で食べていくのか、ちゃんと考えてよ。
勉強するのはその方法を探す機会なんだからね」

リセの勉強だってままならなかった長男のこと、大学の授業をおもしろいと思うのか。

意外にも長男が選んだのは文学部。
英語好きだから、なのかな。

友人のフランス人ママの息子は長男と同じく今年バカロレアだったのだけど
今年一年はまったく何もしないことに決めたらしい。

バカロレアの勉強で、ほとほと嫌気がさして、今年は何もしないことに決めたのだと。
ママ当人は学校の先生でかなり厳しい感じの人だから、この話には少なからず驚いた。

「わたしがあんまり厳しく言いすぎたものだから」
彼女はさっぱりした表情でそう言った。葛藤は相当あったのだろう。

日本とは決定的に違うのは、公立の大学には受験がなく、
入りたい大学はいつでも入れる、というのがあるのかなと思う。

今年は何もしないと決めた本人よりも、その意見を認めた親に頭が下がる。

いずれは自分の足で自分の人生を歩いてもらうために本人の意思を尊重した
ということなのだろうか。

そう思っているところに、もう一人、まったく同じ体験を話してくれたママがいた。
彼女の息子も、今年は何もしないことを決めたのだという。

そうか。
その選択肢はけっこうあるのものなのか?

敷かれたレール、的なものはないのかも。
レールも自分で敷きなさい的な。




















写真は2013年。こういうのが得意だったんだけどなー。
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by kyotachan | 2018-09-06 15:27 | 文 化 教 育 | Comments(0)

なにもかもがばらばら。

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これが終わると、ああ学年末だなあと思う。
gala ガラ、と呼ばれるダンス発表会。

長女と次女が数年前からダンスをしていて、
最近はふたり一緒に踊ることも増えた。

自分の子どもが踊るのを見るのは楽しい。
そりゃあもう、おうおう、がんばっとるなー。
とうれしくなっちゃうものである。

同じダンススクールにずっと在籍しているから
年々踊るダンスも増えてきて、
ふたりで十いくつ、踊ることになる。

最初はひとつ、ふたつ、という感じだったから
それを思えば出番が増えてたいへんにうれしい。

同時に我が家のむすめたちが出ていないダンスは
これはもう申し訳ないがつまらないどころじゃないほどつまらない。

特にこの数年、ブレイクだかイーポップだかよくわからないのだが
Tシャツ・Gパン、バスケットのいでたちで踊るダンスの時間が圧倒的に増えた。

そのダンスの授業をとっている子どもの数が増えてきて
必然的にそういう結果になっているのはわかるのだが、
これはもう、見ていて、つまらないを通りこして苦痛でさえある。

十代後半のかっちょいい系の男子が
すごい技を連発して見せてくれるのならまだしも

幼稚園児と思われる子どもたちが、もうなんの見せる技も持ってないのに
左右に飛ぶステップを踏んでいるのやら、横転やら、なんちゃらや、を、順番こに、ひとりひとり
繰り返し繰り返ししているのを見せられると

「どんなに地獄な時間でも必ず終わりは来る」
と自分を励ましにかかるほどだ。

そんなのさー路上でさーダンスの超うまい人たちが
代わりばんこにダンスの見せ合いする形式じゃん?
舞台の上でやったって、なーんの意味もないんじゃーん?
と毒づきたくもなる。

そしてこれも年々感じることなのだが、
「みんな一緒の振り付け」が減ってきている。

クラシックにしろモダンにしろコンテンポランにしろ、
大人数で踊る場面で誰ともそろっていない。
みんなてんでばらばらな振り付けばかりが目立つ。

クラシックなんて、何十人ものポワントがさ~っといっせいに動いて
指先なんかがみごとに同じ方向に向く、あの呼吸さえそろえている感じに
ぞぞぞぞ~っと感動してしまうものなのに。

なにもかもがばらばら。
これはきっとブレイクとイーポップが
ダンスの主流になってきているのと大いに関係しているのだろうな。

ここまで書いて、
我が家の現状もなにもかもがばらばら?なことに気がついた。

長女はあと一回、学校へ行ってバカンス突入。
長男はただいまバカロレア真っ盛り。今週一杯。
次女は先週からさっそくバカンスに突入している。
三女は来週の中ほどまで学校。そのあとバカンス。

夫は今のところ順調に仕事に通い、
わたしもアルバイトに家の雑用こちらは相変わらず。

朝、四人とも車に乗せて学校へ。
夕方、四人とも車に乗せて帰宅。

そんな「なにもかもが一緒」の時期はけっこう一瞬の時間だったな。








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写真は四年前のビーチ。笑っていると思えば!三女作。
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by kyotachan | 2018-06-18 23:32 | 文 化 教 育 | Comments(2)

athée アテ/ 無神論者

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次女がコレージュ時代から仲良くしている友人ローズ。
リセは別々になってしまったけれど、今でもときどき会っている。

わたしは直接会ったことはないのだが、ふたりの遊びはもっぱら写真。
色んなところに出かけては二人で(自分たちの!)写真を撮っている。
というわけで、顔だけは写真でいやというほど拝見したことのある子だ。

次女と背丈は同じくらい。
次女よりもほんの少しぽっちゃりタイプ。
そしてにきびで悩む次女よりもさらににきびが多い。

ふたり並ぶと仲良しなのが一目瞭然。
もっている雰囲気が似ているのだ。










クリスマスが終わって、次女が今日はローズと会ってきたという。

「ローズは元気だった?クリスマスはとどこおりなく終わったって?」

子どもたちが友人たちと出かけた日には、なんとなく友人たちの様子を尋ねてみる、普通の会話だ。
そして次女の答えにわたしは心底、びっくりしてしまった。

Il n'y a pas de noël chez elle イルニアパドゥノエルシェゼッル/ あの子ん家にはノエルはないんだよ。

次女はそう言ったのだ。
 
ど ゆ こ と ???

わたしの育った家と同じってこと?
思わず聞いたのが、

「ユダヤ人なの?」

答えはノー。
わたしの周りのユダヤ人は、詳細な事柄はまったく知らないが、みなさん普通にクリスマスを祝っておられる。
だけど敬虔なユダヤ人はなんとなくお祝いしないようなイメージがあるのだよね。

「苗字は?」

グレゴワー。
こちらもイスラム系の名前とかではなく、一般的なフランス人らしい名前。
じゃあ一体、どういうわけでクリスマスをしないっつーの?

理由が知りたい理由が。

Ils sont athées イルソンアテ/ 無視論者だよ。

次女は涼しい顔をしてそういうが、いや、アテはアテでもクリスマスはクリスマスとしてさあ!

納得いかないわたしに今度は次女が、「じゃあ、ウチは仏教徒なんでしょう?なんでクリスマスするの?」ときた。

「それはクリスマスを宗教的な行事だと思ってないから。クリスマスは文化的な行事なの」。

そこで会話は終わってしまったのだが、わたしはやっぱり気になってしょうがない。
どういう理由で、というか、今のこの時代にフランスでクリスマスをしない、
というのはかなり強烈な決意というか決心というか信条というかポリシーというか、そんなものが必要ではない?

なんとなーく、やめとこっか、そうしよっか、て、そんな簡単な気持ちじゃあ、絶対にない。ないはず!

それに、そう決めたのは誰なの?
ローズのお父さん?それともお母さん?

お父さんの家にもクリスマスはなかったの?
それとも本人がそうしようと決めたの?

両親ともども、クリスマスのない家庭で育ったってこと?

ふたりが結婚をしたとき、そのヘンの葛藤というかいざこざというか、そんなものはなかったの?
親戚におよばれしたときにはどう対応するの?

今後、ローズが結婚したあとはどうするの?

うわーん、気になるーーー!!!
何もかもが、ものすごーく気になるーーー!!!

フランス人にとって、クリスマスは年間第一位に大切な行事、
そう信じ込んでいたわたしにとって、
クリスマスをしない家庭があることを知ったのは、そうとう衝撃的な出来事ではあった。

「で?ローズはぐちとかこぼさないの?クリスマスがないことに?」
「別に」。

これは、すばらしいと思うがどうか!
感動してしまうのだが、どうか!

















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by kyotachan | 2017-12-29 02:23 | 文 化 教 育 | Comments(2)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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