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カテゴリ:文 化 教 育( 69 )

民族や国籍ごとにはくくれない。

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「わたしのクラス、めちゃくちゃ多いのロシア人が」。
リセ二年目の次女が言う。

「なんちゃらかんちゃらポランスキー、みたいな名前の」。

ニースのロシア人、というのは昔から多かったのよ。
だってほら、鉄道でロシアからニースまで、つながっているじゃない?

そう説明してくれたのは誰だったか。

今は鉄道より飛行機が主な手段だとは思うが
確かにロシア人は多い、というかどんどん増えている気がする。

特に女性。
ニースのロシア人、というと、目に浮かぶのは
肌がまーっしろで、おそろしく美人で、そして金髪。

あ、唯一知っているロシア人ママは金髪じゃないな。
知り合いに金髪じゃないロシア人がいるってのに、ロシア人は金髪だと思い込んでる。
「ひとつの民族にもつイメージ」ってこわい。

イタリア人は陽気、とか、マグレバンはずるい、とか、日本人はまじめ、とか。
もう、ぜんぜん、そんなことないから。

陰気なイタリア人もいるし、義理かたいマグレバンだっているし、ふまじめな日本人、って、あ、オレ?

わたしはただただ子どもたちが色んな民族・国籍の人たちと混じっているのがうれしい。

















写真は2013年。ちびたちがまだちびだった頃。
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by kyotachan | 2018-09-07 00:50 | 文 化 教 育 | Comments(4)

敷かれたレールはない。

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大学のキャンパスへ行くのを楽しみにしていた長男。
オリエンテーションを終えて帰宅すると明らかに不満な顔をしている。

「どうだった?」
「うん」
「つまんなかった?」
「十五分で説明できるようなことを二時間もかけて説明された」

なるほどね。

「でもまあ、それが社会の現実よ」
「明日も似たような説明会が続くって」

大学の授業は百人単位の大教室の授業が基本で
出席の有無の確認は一切、ないらしい。

「夏休みまでは頑張りなよ。脱落する人は夏休み前にしちゃうもんだから」
「わかってる」
「それに大学を放り出すなら出すで、自分が何で食べていくのか、ちゃんと考えてよ。
勉強するのはその方法を探す機会なんだからね」

リセの勉強だってままならなかった長男のこと、大学の授業をおもしろいと思うのか。

意外にも長男が選んだのは文学部。
英語好きだから、なのかな。

友人のフランス人ママの息子は長男と同じく今年バカロレアだったのだけど
今年一年はまったく何もしないことに決めたらしい。

バカロレアの勉強で、ほとほと嫌気がさして、今年は何もしないことに決めたのだと。
ママ当人は学校の先生でかなり厳しい感じの人だから、この話には少なからず驚いた。

「わたしがあんまり厳しく言いすぎたものだから」
彼女はさっぱりした表情でそう言った。葛藤は相当あったのだろう。

日本とは決定的に違うのは、公立の大学には受験がなく、
入りたい大学はいつでも入れる、というのがあるのかなと思う。

今年は何もしないと決めた本人よりも、その意見を認めた親に頭が下がる。

いずれは自分の足で自分の人生を歩いてもらうために本人の意思を尊重した
ということなのだろうか。

そう思っているところに、もう一人、まったく同じ体験を話してくれたママがいた。
彼女の息子も、今年は何もしないことを決めたのだという。

そうか。
その選択肢はけっこうあるのものなのか?

敷かれたレール、的なものはないのかも。
レールも自分で敷きなさい的な。




















写真は2013年。こういうのが得意だったんだけどなー。
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by kyotachan | 2018-09-06 15:27 | 文 化 教 育 | Comments(0)

なにもかもがばらばら。

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これが終わると、ああ学年末だなあと思う。
gala ガラ、と呼ばれるダンス発表会。

長女と次女が数年前からダンスをしていて、
最近はふたり一緒に踊ることも増えた。

自分の子どもが踊るのを見るのは楽しい。
そりゃあもう、おうおう、がんばっとるなー。
とうれしくなっちゃうものである。

同じダンススクールにずっと在籍しているから
年々踊るダンスも増えてきて、
ふたりで十いくつ、踊ることになる。

最初はひとつ、ふたつ、という感じだったから
それを思えば出番が増えてたいへんにうれしい。

同時に我が家のむすめたちが出ていないダンスは
これはもう申し訳ないがつまらないどころじゃないほどつまらない。

特にこの数年、ブレイクだかイーポップだかよくわからないのだが
Tシャツ・Gパン、バスケットのいでたちで踊るダンスの時間が圧倒的に増えた。

そのダンスの授業をとっている子どもの数が増えてきて
必然的にそういう結果になっているのはわかるのだが、
これはもう、見ていて、つまらないを通りこして苦痛でさえある。

十代後半のかっちょいい系の男子が
すごい技を連発して見せてくれるのならまだしも

幼稚園児と思われる子どもたちが、もうなんの見せる技も持ってないのに
左右に飛ぶステップを踏んでいるのやら、横転やら、なんちゃらや、を、順番こに、ひとりひとり
繰り返し繰り返ししているのを見せられると

「どんなに地獄な時間でも必ず終わりは来る」
と自分を励ましにかかるほどだ。

そんなのさー路上でさーダンスの超うまい人たちが
代わりばんこにダンスの見せ合いする形式じゃん?
舞台の上でやったって、なーんの意味もないんじゃーん?
と毒づきたくもなる。

そしてこれも年々感じることなのだが、
「みんな一緒の振り付け」が減ってきている。

クラシックにしろモダンにしろコンテンポランにしろ、
大人数で踊る場面で誰ともそろっていない。
みんなてんでばらばらな振り付けばかりが目立つ。

クラシックなんて、何十人ものポワントがさ~っといっせいに動いて
指先なんかがみごとに同じ方向に向く、あの呼吸さえそろえている感じに
ぞぞぞぞ~っと感動してしまうものなのに。

なにもかもがばらばら。
これはきっとブレイクとイーポップが
ダンスの主流になってきているのと大いに関係しているのだろうな。

ここまで書いて、
我が家の現状もなにもかもがばらばら?なことに気がついた。

長女はあと一回、学校へ行ってバカンス突入。
長男はただいまバカロレア真っ盛り。今週一杯。
次女は先週からさっそくバカンスに突入している。
三女は来週の中ほどまで学校。そのあとバカンス。

夫は今のところ順調に仕事に通い、
わたしもアルバイトに家の雑用こちらは相変わらず。

朝、四人とも車に乗せて学校へ。
夕方、四人とも車に乗せて帰宅。

そんな「なにもかもが一緒」の時期はけっこう一瞬の時間だったな。








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写真は四年前のビーチ。笑っていると思えば!三女作。
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by kyotachan | 2018-06-18 23:32 | 文 化 教 育 | Comments(2)

athée アテ/ 無神論者

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次女がコレージュ時代から仲良くしている友人ローズ。
リセは別々になってしまったけれど、今でもときどき会っている。

わたしは直接会ったことはないのだが、ふたりの遊びはもっぱら写真。
色んなところに出かけては二人で(自分たちの!)写真を撮っている。
というわけで、顔だけは写真でいやというほど拝見したことのある子だ。

次女と背丈は同じくらい。
次女よりもほんの少しぽっちゃりタイプ。
そしてにきびで悩む次女よりもさらににきびが多い。

ふたり並ぶと仲良しなのが一目瞭然。
もっている雰囲気が似ているのだ。










クリスマスが終わって、次女が今日はローズと会ってきたという。

「ローズは元気だった?クリスマスはとどこおりなく終わったって?」

子どもたちが友人たちと出かけた日には、なんとなく友人たちの様子を尋ねてみる、普通の会話だ。
そして次女の答えにわたしは心底、びっくりしてしまった。

Il n'y a pas de noël chez elle イルニアパドゥノエルシェゼッル/ あの子ん家にはノエルはないんだよ。

次女はそう言ったのだ。
 
ど ゆ こ と ???

わたしの育った家と同じってこと?
思わず聞いたのが、

「ユダヤ人なの?」

答えはノー。
わたしの周りのユダヤ人は、詳細な事柄はまったく知らないが、みなさん普通にクリスマスを祝っておられる。
だけど敬虔なユダヤ人はなんとなくお祝いしないようなイメージがあるのだよね。

「苗字は?」

グレゴワー。
こちらもイスラム系の名前とかではなく、一般的なフランス人らしい名前。
じゃあ一体、どういうわけでクリスマスをしないっつーの?

理由が知りたい理由が。

Ils sont athées イルソンアテ/ 無視論者だよ。

次女は涼しい顔をしてそういうが、いや、アテはアテでもクリスマスはクリスマスとしてさあ!

納得いかないわたしに今度は次女が、「じゃあ、ウチは仏教徒なんでしょう?なんでクリスマスするの?」ときた。

「それはクリスマスを宗教的な行事だと思ってないから。クリスマスは文化的な行事なの」。

そこで会話は終わってしまったのだが、わたしはやっぱり気になってしょうがない。
どういう理由で、というか、今のこの時代にフランスでクリスマスをしない、
というのはかなり強烈な決意というか決心というか信条というかポリシーというか、そんなものが必要ではない?

なんとなーく、やめとこっか、そうしよっか、て、そんな簡単な気持ちじゃあ、絶対にない。ないはず!

それに、そう決めたのは誰なの?
ローズのお父さん?それともお母さん?

お父さんの家にもクリスマスはなかったの?
それとも本人がそうしようと決めたの?

両親ともども、クリスマスのない家庭で育ったってこと?

ふたりが結婚をしたとき、そのヘンの葛藤というかいざこざというか、そんなものはなかったの?
親戚におよばれしたときにはどう対応するの?

今後、ローズが結婚したあとはどうするの?

うわーん、気になるーーー!!!
何もかもが、ものすごーく気になるーーー!!!

フランス人にとって、クリスマスは年間第一位に大切な行事、
そう信じ込んでいたわたしにとって、
クリスマスをしない家庭があることを知ったのは、そうとう衝撃的な出来事ではあった。

「で?ローズはぐちとかこぼさないの?クリスマスがないことに?」
「別に」。

これは、すばらしいと思うがどうか!
感動してしまうのだが、どうか!

















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by kyotachan | 2017-12-29 02:23 | 文 化 教 育 | Comments(2)

undo kai








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日本語補習校主催の恒例行事、毎年この時期に開催される運動会。
学校へ通うものでなくても希望すれば誰でも参加することができる。

十年以上も前に一度だけ、家族で参加したまま
なんとはなしに、それっきりになってしまった。

日曜日、次女が小学校時代の友人、ミオちゃんに誘われてこの運動会へ参加することに。

ユイとミオちゃんは、コレージュへ入ってから「ひとり歩き」が解禁になって
ふたりで海へ行ったり街へ出たり、あちこち一緒に遊びに行くようになった。
時間を越えて、まるで親友のような仲のよさ。ええなあ。

次女のユイが行くなら当然三女のソラも、
と思ったのは親の身勝手な妄想だったらしい。

ひと月ほども前から「ねえ、行こうよ?ソラ、好きでしょ、ニッポン」
となでるように何度か問いかけてみるものの、こちらが熱くなればあちらは冷める。

押せば引く。攻めれば逃げる。なでつければ追い払われる。
ああ、親子関係の片思いは恋のそれとはまた違った苦悩があるものよ。

次女にはミオちゃんという強力な友人つき。
自分のほうはひとりぼっち。

これがどうしても気にいらないし、参加する自信もない、というところ?
親の盾なんて、けっきょくは、なーんの役にもたたんちゅーわけなのね。

日本語なんて、わかんなくても大丈夫だと思うけどなあ。
そう言ってもみたけれど、こちらもなんとなく不安だったりして。

どうしたものかと思ったけれど、行かないという十二歳の子に
縄をつけて引っぱって行くわけにも行かず、当日は次女と両親、三人だけのお出かけ。

こんな日が、やって来るなんてね!











当日はなつかしい人に何人か会った。

こちらはいつの間にか髪の毛まーっしろのばばあになってしまっているから
もう、だーれも、ほんとうにだーれも気づいてくれない。

「きょうたですっ」

……て、何人の人に言っただろうか?

髪の毛、まーっしろですねえっ!
て言う人はひとりもいなかった。

言ってくれて、いいのに!















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新鮮で楽しい一日だった。

わたしは綱引きと二人三脚に出た。
何もわからないわたしたちのような家族も温かく迎えてくれる空気が気持ちよかった。

次女から話を聞いた三女、
来年は参加する気になったらしい。

ほんとっ?!
じゃあさ、じゃあさ、二人三脚、練習しとこうか?

はやい親子、すんげーかっこよかったからさ!



















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by kyotachan | 2016-10-11 05:50 | 文 化 教 育 | Comments(2)

detail デタイユ/ 詳細








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ふと目についた長女の机。

弟、ふたりの妹の写真が貼ってある。
くくく、わたしが思うのと同じように、
長女も「この頃のこいつらはかわいかったな」とか思うんだろうか。










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ぐっと近づいたら、バカロレアの時間割が書いてある。
済んだ教科にはチェック入り。
曜日と時間はわたしが追加。

水曜日- 哲学 (四時間)
木曜日- 歴史・地理 (四時間)
金曜日- 英語 (三時間)
月曜日- 経済学 (五時間)
火曜日- スペイン語 (二時間)
水曜日- 数学 (三時間)

水曜日にはじまって、土日をはさんで水曜日に終わる。
一日一教科。

びっくりしたのが、試験時間の長さ。

四時間ぶっ続けで哲学の問題と向き合う、なんて想像しただけで脳みそが疲れだしてくる。
なんでそんなに長いのっ?

経済学にいたっては五時間!
ありえない!

バカロレア期間中の夕食時、そんな話題になったとき、長女が言った。
「教員採用試験なんて、七時間、ぶっ通しなんだよ」。

ま……っ、まじっすかっ!

わたしが大学受験をしたのは三十年以上も前の話だから、
試験時間が何時間だったのか記憶はあいまいなのだが、
一教科、一時間半、くらいじゃなかったかと思う。
たぶん、九十分。

そして試験中にはトイレに行くことはなるべく避けるべき、という思いがあった。
ましてや、飲食する、ということはその概念さえなかった、と思う。

おフランスではそのヘンはまったく自由らしい。
トイレに行くもの自由だし、飲食も自由。

机にボンボン(これはあめ玉、というより、もっとぐにゃ、とした甘いもの)を並べる輩もいるのだとか。

七時間、の長丁場ともなれば、
寝袋を持ち込んで「一時間、眠ります」という人もいるかもね、
携帯コンロを持ち込んでラーメン食べる人もいるんじゃない?
と家族で大いに盛り上がった。











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バカロレアは無事に終了。
そのすぐあとにやって来る誕生日の手配も抜かりない長女であった。

毎年思う。
学年末のいい時期に生まれてきたなあ、我が家の長女は!



















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by kyotachan | 2016-06-26 00:00 | 文 化 教 育 | Comments(3)

baccalauréa バカロレア/ 全国共通大学入学資格試験









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昨日、長女のバカロレア試験がはじまった。
来週の水曜日まで、一日一科目づつ。

初日の昨日は哲学。
お題は

savons nous toujours ce que nous désirons?/ 我々は常に自分の欲することを知っているか?

十八歳にして、この問題に頭を悩ませる、てなかなかにすてきな国だな。おフランス。

長女がバカロレア受験、というと
「本人も親もストレスでたいへんでしょう」
と言われる。何度も言われた。

へっ?

本人はストレスを抱えているのかもしれないが
わたしのほうは、すみませんすみません、まったくないです。バカロレアへのストレスは。

長女のほうも、学校の授業が終わったとたんに友人宅を泊まり歩き、
ようやくウチにいるなと思ったのがつい四、五日前のこと。

机に向かっている時間は確かに長いし、
よしよし、勉強しているようだね、

と思ってはいるのだけど、
同時に、

今月末に迎える自分の誕生日の手配は怠らないし、
なんだか抜け目なく、自分の人生を楽しんでおられるように見受けられる。








幸運を祈ります!

試験に向かう人に、日本語だったらこう言うだろうか。
フランス語では、

merde メルド

というらしい。

これ、糞、のこと。

転じて「くそったれー!」という罵声のことばとしてよく使われる。

長女が教えてくれたので、今朝、出かけようとする長女に
メルド、と言ったら、

je la prends ジュラプラン/ もらうね、

と返ってきた。

昔、わたしの大学受験の朝、
トイレから出てきたわたしに母親が聞いた。

「ウンチ、出たね」
「うん、出た」
「こりゃあ、ウンのよかばい」

なんだなんだ?
フランス語と日本語、ヘンなところでつながってる?


















写真は去年の五月。公園の噴水広場。
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今年はなんだか雨が多い。

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by kyotachan | 2016-06-16 16:06 | 文 化 教 育 | Comments(6)

étudiante anglaise エチュディヨントアングレーズ/ イギリスの生徒









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フランスは六月が学年末。

長女は学校の授業はすっかり終了して月末のバカロレア(全国共通の大学入学資格試験)を残すのみ。
長男は進級が決まり、授業も終わって、来週の月曜日に学校の教科書を返却するのみ。
次女と三女の通うコレージュも来週一杯。

ダンスの発表会も終わったし、学校側(つまり先生方)も
バカンス突入に向けてそわそわしだす時期でもある。

いや~ほんと、フランスの学校の先生っていいわ~バカンス多くて。
と子どもたちに学校の先生になることをすすめてみるんだけど
子どもたちにとっては「自分たちからバカにされる相手」でしかない学校の先生にはけしてなりたくないらしい。










今朝の三女はいつもの通学の服装とちょっと様子が違う。
英語の先生から「イギリスの生徒の格好をして登校」という指令が出たらしい。

昨日の夜、三女はインターネットでイギリスの生徒の画像を探して、
みんなのタンスをまわりながら自分で調達して決めた。

姉たちからブラウスとスカートを。
蝶ネクタイはダンスの発表会で使ったもの。

カーディガンとハイソックスは母親の。











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イギリスの女の子に見える!


















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by kyotachan | 2016-06-10 16:02 | 文 化 教 育 | Comments(2)

redoubler ルドゥブレ/ 留年する







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幼稚園字代から留年のあるおフランス。

はじめてそれを聞いた時には、ま、まさか?!
と思ったのだけど、実はわたしにも実体験がいくつか。

ひとつ目。

十二月生まれ(日本式にいうと三月生まれ)の次女が
幼稚園生だったときのこと。

次女は訳あって、幼稚園に入園したのが
学年のはじまりの九月ではなくてその年の暮れになってからだった。

おまけに最終月生まれで、やることがすべて「遅れ気味」。
親のわたしもなんとなく気づいてはいたけれど、
まあ、それほど気にするほどでもなく。

学年末の六月になってから担任の先生にはじめて
「次女ちゃん、留年を考えていたけど、最後の最後になってどんどん追い上げてきたから」
と言われた。

ま……、まじっすかっ?!

というのが正直な感想。

幼稚園の年少といえども「通信簿」が存在し、
「できる」「できそう」「できない」
の三段階で細かく採点される。

「できない」がいくつ以上ある場合には「留年」
とでも決まりがあるのだろう。

そして、留年は学校が一方的に決めるのではない。
学校の先生から打診され、親も留年したほうがいい、と判断してはじめて
子どもの留年が決定する。

子どもの通信簿の採点が悪かろうがなんだろうが
そんなものは重要視しないから進級させて、という親もいるらしい。








ふたつ目。

長女が小学校の一年目だったと思う。
親しくはないけれど、子どもの顔と親の顔はわかる、
くらいのクラスメートが留年することになった。

見た目、といってもわたしは公園で見かけるくらいの見た目、なのだけれど、
子どもも親もいたって普通の親子だった。

「留年」に慣れないわたしは他人事ながら、それを聞いてなんだかショックを受けて
公園で見かけるたびになんだかものすごーく気の毒な気持ちにおちいっていた。

本人たち(子どもと、親)はわたしほどにはショックを受けていないようだったけれど。








みっつ目。

我が家の長男が「進級が危ぶまれる」と言われたのが今から約二ヶ月前のこと。

お、我が家にもついに来たか、という感じだった。

学校の勉強は進んでする人ではないけれど、
それがそれほど苦手ではないと思っていたから
わたしからはひと言言っただけ。

「留年するも進級するも、キミが決めることでわたしには何ひとつしてやることはないよ。
あと二ヶ月あるんだから、死ぬ気で勉強すれば進級はするでしょう。でも勉強するのはキミだからね」。

「わかった。決めたよ」

とやけにしおらしく言うので、さあ、こっから学年末までは勉強するだろうと思っていたら
そんな姿が一向に見られない。

あ、あれえ?あいつ、決めた、て何を決めたんだろう?

わたしはわたし側で静かにしゅん巡している一方、長男と父親との格闘はもっと激しかった。

わたしの夫は三人娘の中で唯一生まれた男の子を生まれた瞬間からことのほかかわいがってきた。
本人はけろっとして、「四人になんの差別もしてないよ」とおっしゃるが、
長男を特別なものとしてあつかっているのはあまりにも明らかで女が四人集まるとよくその話題になるくらいだ。

しかし、ここへ来て、長男の父親に対する態度が硬くなってきた。

男十六、といえば、それが当然の態度かなとこちらは思うのだけど
夫にしてみたら、なぜ息子の態度が突然かたくなったのか、どうしても理解できない。

わたしは自分の十六歳を思い返し、父親とは一切会話のなかったことを思い出す。
「わたしだってそうだったんだから、カゼが父親と口をききたくなくても普通だよ」

わたしがそういうと、夫の怒りはますます増すばかり。
「ぼくはキミがどうったか、なんてことにはまったく興味がない。カゼがどうしてぼくと話したがらないかを知りたいだけだ!」

そう言われたらわたしにはもう、何も言うことはない。

夫が長男の部屋にこもって何かを怒鳴りつけている、ということが何回か、あった。

そんなことしたら、というより、わたしはわたしの十六の立場でしかそれを見ることができないから、
そんなことをされたらわたし、お父さんとはもう、絶対に口をききたくないけどね、と冷めた目で見ていた。

不幸なことにわたしの夫は自分の父親の存在をまったく知らない。
そして自分の十六歳のときはアメリカの高校の寮に入っていたのだ。
「親がうざったくてしょうがない」という時期をまったく生きてないのだ。

父親から何度も怒鳴られて、
留年したら軍隊の学校に入れてやる、とまで言われて、
勉強するようなそんな聞き分けのいい子じゃあないんだよなあ。

口も出せなければ手も足も出ない状態のわたしは
黙って見ているしかなかった。

長男本人は
「今年無理をして進級するよりここは留年したほうがいい」
と言い出す。

わたしは「ただ単純に父親に反抗したいから勉強しないてことだな」、と思ったけれど、
それならそれで本人が決めたのならわたしにはもう、どうすることもできない。

そして一年留年することが人生の中でそれほど重大な問題ではないとも思っていた。









昨日の夕方、学校から戻った長男がはにかんだ顔で言う。
「進級するよ」。

なんと留年・進級を決定する協議会で長男の進級が決定したという。

なんだか、ほっとして、涙が出た。
ただ単純に進級することがうれしかった。

うれしくて長男を抱きしめようとするも、ビズしようとするも
本人は「暑いよママ」の一点張りで母親を拒否してくる。

いちばんほっとしていちばんよろこんでいるのは本人のはずなんだ。
ああ、よかったよかった。

そのあと帰宅した夫は、まじ泣き。
「なんだか抱えていたストレスが一気に流れていってしまったよ」。
ほんとうにうれしかったんだな。



















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by kyotachan | 2016-06-08 16:40 | 文 化 教 育 | Comments(8)

dalmatiens ダルマッシャン









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「ウシかと思った」、といじわるで言ったら
「鼻を見て鼻を!」と返ってきた。

101匹のワンちゃん、ダルマッシャンだって!

学校から仮装指定の日がある。
二月はカーニバルの月でもある。

フランスには仮装の文化があるなと思う。



















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by kyotachan | 2016-02-04 16:44 | 文 化 教 育 | Comments(4)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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