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カテゴリ:六 人 家 族( 457 )

五十三


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毎年七月末に年をとるわたし。
今年、無事に五十三歳に。

ふと思った。わたしは自分の母親に
「お母さん、お誕生日おめでとう」と言ったことがあったかなと。

わたしには六つ上の兄と、四つ上の兄がいるのだけど、
ある日、長兄が「ウチは貧しい。文化的なことに関して」
と言い出したことがあった。

長兄が高校生だとして、わたしは小学三年生か四年生。
「我が家には絵の一枚もかかっていなければ、音楽を聞く手段もない。まったく貧しい」
ということらしい。

高校生になった兄が友人のお宅へお邪魔するようになり、
そしてほかの家々には絵が飾ってあり、音楽を聴いたりする、というのを体験したのだろう。

それを聞いた母親は「確かにウチは貧しいね」と言った。
それならウチにも絵を飾ろう、ステレオセットでも買ってみよう、とはならなかった。

「ウチって貧しかとばいねー」で終わったのだと思う。

その数年後に家が新築され、しばらくして父親が何を思ったか、絵画教室へ通い始めた。
数年前に子どもが言った「ウチは貧しい」というのがよみがえってきたのかもしれない。

父親はかなり大きな絵、ひまわりが一輪咲いている絵を描いた。
階段の踊り場のところに掛けられたその絵は、おそらく最初で最後の作品ではなかったか。

父親の描いたほかの絵の記憶はまるでないから。
父親的には「ほれ。絵ば描いて飾ったばい。これで許してくれろ」という気持ちだったか。

そして居間にはステレオセットがどでん、と設置された。
今思えば両親だって少しは文化的な家庭にしようと思っていたのだ。

母親はクラシック音楽が好きで、ラジオから流れてくる曲を聴いてはたいていすぐに
「これは○○の○○」、という風に作曲家とその曲名をいい当てた。

有名なうたなんかもすらすらとそらんじるような人だったし花の名前にも詳しかった。
だからわたし的には母親はけっこうな文化人ではあった。

文化的に貧しい、に通じることかどうかは知らないが
お祝ごとはことごとく存在しない家ではあった。

誕生日など祝ってもらった記憶はなく、クリスマスさえなかった。
唯一のお祝ごとは『お正月』。

だからといってわたしはわたしの生まれた家が嫌いだと思ったことはない。
わたしはわたしの生まれた家に生まれることができてよかったなと思う。














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次女の結ちゃんが作ってくれたカード。
今年は日本語だった。

おりがみはさる?
六人の中ではわたしが断トツにさるに近いからね。














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おしい!

















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我が家では誕生日というと、カードに好き勝手なことを書いて贈る習慣が。

いつからできたんだろう?
毎回似たようなことを書いているんだけどね。















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おれ?!
まあね、オレもたまに自分のことオレっていっちゃうけどね。














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たいようのおかあさん、うんちのおかあさん、最近帽子作りにはまっているおかあさん。













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人ってろうそくとか登ってくる太陽とかを見ると
我知らず祈ってしまうものなのかも。

結ちゃんの日本語が上達しますように、て祈っといたからね!



















たまに写真で自分を見るとぞっとする。
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by kyotachan | 2019-07-31 23:43 | 六 人 家 族 | Comments(20)

21

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二十一歳、てすてきなひびきだなー。

何ごとにも全力疾走の長女。
先々に、たくさんの幸運と輝く日々が待っていますように。

もとい、たくさんの幸運を自らつかみ、輝く日々を自ら建設する人になりますように。

おめでとうおめでとうおめでとう!



















オレにもお母さん二十一歳おめでとう!
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今では長女がすっかりお母さんみたいになっちょります。あは!








by kyotachan | 2019-06-27 15:16 | 六 人 家 族 | Comments(8)

きょうだい


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十六ヶ月ちがいの次女と三女。

まったくタイプが違うのだけどふたりともコレージュへ行っていたとき
「キミたちふたご?」とたびたび言われることがあったらしい。

ふたりとも「まったくもう!全然違うのに!」と言うし
わたしも「へ~!」と思うのだけど、
ふとしたときにめちゃくちゃ似ている、と思うことはある。

長女と三女の後姿がぎょ、とするほど似ていることもあるし
長男と次女の顔のつくりがなんだか一緒!と思うこともある。

声だけなら誰が誰だかわからずに「ママったらもう!」と言われるのはしょっちゅうだ。

きょうだいなのにきょうだいとは思えない、くらいに似ていない人たちがいることを思えば
我が家のきょうだいたちはだいたい似ている人たちなのだろう。

わたしはふたごがほしかったから次女と三女はまあ、ふたごみたいなもんだ!
と自分をなぐさめたりする。

そういわれても本人たちはちっともうれしそうじゃないけどね。

















写真は2014年8月。ふたりともカメラ目線?
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by kyotachan | 2019-06-21 15:23 | 六 人 家 族 | Comments(2)

我が家のルール

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ひとつ。
誰かがテーブルの角に頭をぶつけたときに
さっとかけよっていって「だいじょうぶ?」とテーブルをさする。

ふたつ。
同じことばを同時に発したら相手をさわりながら「つい(対)」と言う。
「つい」も同時に言ってしまったら「ぎゅ」。「ぎゅ」がまた重なったら再び「ぎゅ」。
「つい」「ぎゅ」「ぎゅ」「ぎゅ」。

ふたつ目はわたしの実家のルールだった。
最近子どもたちがまじめにこのルールを守るのでうれしい。


















写真は2014年。シャトーからの眺め。
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by kyotachan | 2019-05-22 15:34 | 六 人 家 族 | Comments(0)

いまがいちばんいい

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毎年五月にはバイト先が閉まるので一週間ほどの休みがあるのだけど
今年は運がよくて四月の末から十連休。まるでGW 。

子どもたちや夫は普段どおりに動くので家にぽつん、という時間が多くなる。
わたしはこの家にひとり、という時間が何よりも好き。

ひとりの時間がいちばんいい。
外で大好きな人と会ったとしても、家に帰ってひとりになるとほっとしていた。

そんなわたしが他人と生活するようになり
あれよあれよという間に四人の子どもたちもやって来た。

しばらくの間はそれこそどこへ行くにも六人一緒、
少なくとも五人一緒、ぞろぞろぞろぞろ、という時間が過ぎた。

ひとり抜け、ふたり抜け、今では六人そろって行動することなど年に数回、
夕食の食卓に六人そろうことさえまれになってしまった。

それでもまだ基本的には全員が実家暮らし。
いまがいちばんいい時なんだろうな。
















写真は2014年2月シミエ。
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by kyotachan | 2019-04-30 15:25 | 六 人 家 族 | Comments(2)

メリー・クルシミマス!



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今年も無事に六人がそろってクルシミマスを迎えることができそうな二十四日の朝。


今日はクリスマスに関しては毎年、主戦力になってくれている長女が一日中アルバイトで帰宅は夜の八時半。
それまでには準備万端、おいしい晩餐を用意しておかなくては。

テーブルセッティングとか、けっこうどうでもいいわたし。
色々と文句を言われないように気を張っていこう。

きょうたはもう、死んだのか?
何も書くことがなくなったのか?

と心配していただいてるだろう、画面の向こう側のあなた。

きょうたは今日も生きております。
書くことも満載で、何から書いていいのやら、迷っているところでございます。

年末からになるか新年になってしまうか、久々に「なげーやつ」、書きますよ。
読んでくれてほんとうにどうもありがとう。先に言っておきます。

あなたには、クルシミマスではなく、いいクリスマスが来ますように。

いやいや我が家だって今年はいいクリスマスになりますよ。
今年は我が家にはハジメテのクルシミが来た一年だったからね。

今日もこうして生きていることにこころからどうもありがとう。

追々、書いていきます。


















自分を奮い立たせるために書いたよ。
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by kyotachan | 2018-12-24 21:28 | 六 人 家 族 | Comments(2)

成人する年に

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家族六人で出かけた日の翌日、長男が十八歳に。

年のはじめから「十八」「十八」と思い込んでいたから
あら。まだ十七歳だったの?という感じ。

これで大人だねえ。選挙に投票できるねえ。
と言ったら苦笑いしていた。

自分で自分の人生をしっかりと歩いていっておくれ。

















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by kyotachan | 2018-08-29 01:42 | 六 人 家 族 | Comments(4)

そして最後はパン屋さん


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田舎のパン屋さんが大好きな夫。

行きに目星をつけておいたらしい。
残念ながら夕方で品薄状態。













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アルバイトに遊びに新学期の準備にと大忙しの長女。
今日は家族サービスたいへんにごくろうさまでした。

また一緒にでかけようね子どもたち!
わたしは楽しかったよ!おしまい。


















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by kyotachan | 2018-08-29 01:33 | 六 人 家 族 | Comments(0)

そしてはたちになる。

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去年の失敗を繰り返してはならないから
今年は何週間も前から本人にお伺いを立てており。

「日曜日だから昼間にみんなでイタリアとか、行くー?」
とか言い出すから、
「日曜にやってるレストランってろくなところないよ」
「ほんとうに行くならリサーチして予約しないと。六人なんだから!」

とこちらはあせってせっつくも
何日たっても「いま考えているからちょっと待って」の一点張り。

友人たちとは前日の土曜日にレストランに行くことが早々に決まっており、
まあ、ねえ、重要度としては「友人たちと」が「家族と」よりも何十倍も高いのはこちらも重々承知の上。

子どもがはたち、という年齢はわたしにとってはやはり
大きな仕事をひとつやり遂げたような達成感や充実感を感じずにはいられない。

長女にしてみたら大切なのは「ボーイフレンド」と「友人たち」なのは百も承知で
それでも彼女の家族は家族として、精一杯のお祝いをしたいと思ってしまう。

家族でイタリアに出かけてレストランで食事
というのも、最近はてんでばらばらのわたしたちには
いいイベントになるかも、という思いがなかったわけではない。

ただかなりの出費をしたところで食べるものの中身はなんとなく想像できるし
無理をしてレストランへ行くことはないのじゃない?
という気持ちのほうが大きかった。

むかしはこんなこと思わなかったのだが、
最近はレストランで見も知らぬ人の作るものを無邪気に食べることができなくなってきている。
「どんな環境で作られたものか」「厨房の衛生面はどうなっているのか」
テーブルについているわたしたちには知る由はないのだ。

おいしいものを食べたいなら家で食べるのがいちばんまちがいがない。

金曜日になってもはっきりとした答えの出ない長女に
「日曜日のお昼、ウチでお祝い。そうしよ。それでいい?」

そう言うと
何も言わずに素直に首をたてにおろした。









当日は朝起きてすぐにお米を洗い、
まず取りかかったのがチョコレート・ケーキ。

お米をしこんだら、海老の皮むき、衣づけ。
ごはんが炊き上がり、酢飯作り。

魚をスライスしてにぎりに。

冷蔵庫にあったゆで卵できゅうりのタルタル風サラダもできた。












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ケーキにろうそくを立てるのは次女。

「十一本?じゃあ、六と三を足して二十、これでぱっちりじゃん?」

てこのいいかげんさは誰に似たの?












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家族六人に長女のボーイフレンドを入れて総勢七人、
にぎやかで楽しい食卓だった。

いつの間にか長女の耳にはピアスの穴だらけになっている。
聞いてみれば右に五つ、左に四つ、あいているらしい。
若い頃のオレにそっくりじゃないか!

両親からはピアスを、友人たちからは数えきれないほどのプレゼントを。

夕飯はスパゲティ・ボロネーズ。
ボーイフレンドも一緒に。

食事が終わって彼が帰ると、今度はふたりの友人が現れた。

翌日朝五時出発で、空港へ。
イタリアのサルデーヌへバカンスだって!

いい旅になりますように、そして
いい二十代を過ごしますようにとただただ祈りつつ。

長女はたち、おめでとう!
母業はたち、ありがとう!


















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by kyotachan | 2018-06-25 19:55 | 六 人 家 族 | Comments(12)

lundi ランディ/ 月曜日

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夫は早朝、一週間の出張へ出かけた。

六時前にドアの閉まる音がし、
いってらっしゃいも言わなかったなとベッドの中で思う。

三女を起こすのに起きたら、次女はもう起きていた。
寝起きがいいのは長女と次女、わるいのは長男と三女。

長女と次女は夫に似て、長男と三女はわたしに似た。
半分半分でちょうどおあいこだ。

三女が最初に出て行き、次女がそれに続く。

長男のクラスはバカロレアに向けて復習授業が続いており
「自分でやったほうがいい」という長男は
授業には出たり出なかったりしている。

図書館にひんぱんに通ってはいるが、
自宅で勉強している姿はとんと見ない。

フランス語では「勉強する」は「働く」と同じ動詞、travailler トラヴァイエ を使う。
ちったー働けよ、と言いたいのをぐっとがまんして
ジロリとにらみつけるだけのしておいた。

今朝はめずらしく長男、八時すぎに起きてきて学校へ行った。
一時間ほどで戻ってきた。

長女は昨日、ボーイフレンドと一緒にウチでごはんを食べ、
そのまま映画へ。お泊り。

つかの間のひとりの時間、
昨日裁断しておいたワイドパンツを縫う。

ひとりの時間がいちばん好き。

と思えるのは家族のおかげだ。
と思うことにしよう。

















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by kyotachan | 2018-05-28 21:20 | 六 人 家 族 | Comments(4)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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