燃えないゴミを捨てて戻ってきたら
長女がハムの入っていた空のプラスティック容器を手にしている。
「いま捨てたとこ!それだけいますぐに捨ててきて!」
もちろん冗談。
だけど本音ではそうしてほしかった。
捨てたはしから出るゴミ。どうにかしたい。
といいつつフランスはゴミの日なるものがないだけありがたい。
生ゴミだろうが燃えないゴミだろうが紙類だろうが
好きなときに好きなだけ捨てることができる。
わたしはできるだけ分別して出すが
そんなことをしなくたって誰にも何も言われない。
生ゴミとビールのビンが一緒のゴミ箱に放り込まれているのは
なんともしがたい違和感があるがフランスではこれを普通と思っている人のほうが多いはず。
日本に住むフランス人が街角インタビューで「日本のへんなところを教えてください」と聞かれ
「わたしの出したゴミを開けて、『ちゃんと分別して出してください』と戻された。
わたしのゴミを開けて見る?そしてそのゴミを戻す?日本、めちゃくちゃへん」と答えていた。
日本のゴミの分別熱は慣れない人には厳しいだろうな。
他人のゴミにまで目を光らせている人がいるっつーのも厳しすぎる。
フランス人、と出ていたが生物学的にはアフリカ人のようだった。
アフリカ人て日本語の発音がめちゃくちゃうまい。言語的に似ているのだろうか。
大型のゴミは市役所に電話すればたいていその日の夜に回収してくれる。
ただこれは出した途端に誰かが持ち去る可能性大。
壊れたランプとかスプリングののびたソファとか誰がほしいねん!と思うけど。
ゴミ捨てから戻ると長女がすでにゴミを手にしていた話のつづき。
「シャワーから出たすぐにうんちしたくなると、ち!て思うよね」とわたし。
これは長女と次女もおおきくうなずいている。長女いわく
「わたしはがまんする」。
「そんなことしたら出なくなっちゃう」とわたしが言うとふたりして
「そんなことない。ちゃんと出る」だって。若いな。
いつもにまして「きょうたちゃんはなにを言いたかったのかな」(小二のときの作文に担任が書いた評価)な作文で恐縮です。ぜんぶ言いたかったのー!