わたしよりひと回りほど若い友人。日本人女性。
画家さんとして活躍している。ニース在住。
色んなところで個展を開くなど精力的に活動されている。
絵のタッチはけっこうさまざまで自分では「まだ自分のスタイルが決まらなくて」とおっしゃる。
絵の展示があると聞けばあちこちへ見にいかせもらう。
人物画もあるのだけど、誰かを見て描くのではないのだという。
自分の中にあるイメージを描くらしい。
わたしが好きなのは線が細いタッチの絵。
その彼女とお茶していたら
「絵は小さいときから好きだったのだけど、だからあまり描かないようにしていた」
という。
好きなことに熱をあげるのはよくないと思っていた、と。
好きじゃないことをもっとがんばるべきなのだと思っていた、と。
一瞬、説明のつかない悲しみに襲われた。
いまは思い切り描くことができてよかった。
がんばれー。応援してます。
写真は2014年4月シミエ。