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未来にふく風 <28>

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人はなんて簡単に死んでしまうのだろう。

バイト先の向かい側にケバブ屋さんがあった。
わたしくらいの年齢の男性がひとりでやっている店で
すれ違えばあいさつをするくらいの関係だった。

病気らしい、とうわさで聞いて、そうかあ、と思っていた。
時々、お店が閉まるようになった。

その人が死んだ。

えっ?!
先週くらいにはだって、お店にいたでしょう!

聞けばすい臓がんだったらしい。
それにしたって人ってそんなに簡単に死んでしまうもの?

もう一人、この人はもう八十歳くらいだったと思うけど
いつもにこにこしているマダムで、バイト先にお直しの用聞きで来ていた。

パンツの裾上げなど、品物を引き取りに来て
また持って来てくれる、ということをしていた。

その人も死んだ。
やはり何か病気を抱えていたらしい。

わたしも死ぬんだなとなんだかしみじみ思った。
もちろんわたしたちは生まれた瞬間から死に向かって歩きはじめるのはわかっている。

だけど今、実感としてほんとうに死が近づいているのだなと感じた。
わたしはもうすぐ死ぬ。

不思議なことに死を強く意識したとたん、
精一杯生きてやろうじゃないかという勇気としか呼べない感情がわきあがってきた。

わたしはどうせ死んでしまうんだ。
じゃあ今のこの時を必死で生きてやる。

宿業ということも考えた。
わたしは自分の宿業がなんなのかいまだにわかっていないのだけど
宿業っていまの、わたしの言動や思ったことが、未来の宿業を作るらしい。

え?!

じゃあわたしは未来の宿業をいま、たった今、作っている最中ってこと?
よし、いいぞいいぞ、いまからわたしは徹底気的にいいことしか考えない。

なぜわたしが?という犠牲者にはならない。
いまの状況はむかしの自分が作った宿業なんだと思い知る。

そしてたったいまから未来をあかるいほうへ持って行くと決める。

わたしの未来と風の未来をあかるいほうへ導いてみせる。
わたしはそう信じることによって絶対にあかるい未来を勝ち取ってみせる。

そう思えたときに何もかもを書いておこうと決めた。
















写真は2014年1月リベラッション。ニースは鳩天国。
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まだ終わりじゃないよ。もうちょっとだけ続くよ。読んでくれてどうもありがとう。








by kyotachan | 2019-04-15 16:27 | なげーやつ | Comments(0)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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