これが終わると、ああ学年末だなあと思う。
gala ガラ、と呼ばれるダンス発表会。
長女と次女が数年前からダンスをしていて、
最近はふたり一緒に踊ることも増えた。
自分の子どもが踊るのを見るのは楽しい。
そりゃあもう、おうおう、がんばっとるなー。
とうれしくなっちゃうものである。
同じダンススクールにずっと在籍しているから
年々踊るダンスも増えてきて、
ふたりで十いくつ、踊ることになる。
最初はひとつ、ふたつ、という感じだったから
それを思えば出番が増えてたいへんにうれしい。
同時に我が家のむすめたちが出ていないダンスは
これはもう申し訳ないがつまらないどころじゃないほどつまらない。
特にこの数年、ブレイクだかイーポップだかよくわからないのだが
Tシャツ・Gパン、バスケットのいでたちで踊るダンスの時間が圧倒的に増えた。
そのダンスの授業をとっている子どもの数が増えてきて
必然的にそういう結果になっているのはわかるのだが、
これはもう、見ていて、つまらないを通りこして苦痛でさえある。
十代後半のかっちょいい系の男子が
すごい技を連発して見せてくれるのならまだしも
幼稚園児と思われる子どもたちが、もうなんの見せる技も持ってないのに
左右に飛ぶステップを踏んでいるのやら、横転やら、なんちゃらや、を、順番こに、ひとりひとり
繰り返し繰り返ししているのを見せられると
「どんなに地獄な時間でも必ず終わりは来る」
と自分を励ましにかかるほどだ。
そんなのさー路上でさーダンスの超うまい人たちが
代わりばんこにダンスの見せ合いする形式じゃん?
舞台の上でやったって、なーんの意味もないんじゃーん?
と毒づきたくもなる。
そしてこれも年々感じることなのだが、
「みんな一緒の振り付け」が減ってきている。
クラシックにしろモダンにしろコンテンポランにしろ、
大人数で踊る場面で誰ともそろっていない。
みんなてんでばらばらな振り付けばかりが目立つ。
クラシックなんて、何十人ものポワントがさ~っといっせいに動いて
指先なんかがみごとに同じ方向に向く、あの呼吸さえそろえている感じに
ぞぞぞぞ~っと感動してしまうものなのに。
なにもかもがばらばら。
これはきっとブレイクとイーポップが
ダンスの主流になってきているのと大いに関係しているのだろうな。
ここまで書いて、
我が家の現状もなにもかもがばらばら?なことに気がついた。
長女はあと一回、学校へ行ってバカンス突入。
長男はただいまバカロレア真っ盛り。今週一杯。
次女は先週からさっそくバカンスに突入している。
三女は来週の中ほどまで学校。そのあとバカンス。
夫は今のところ順調に仕事に通い、
わたしもアルバイトに家の雑用こちらは相変わらず。
朝、四人とも車に乗せて学校へ。
夕方、四人とも車に乗せて帰宅。
そんな「なにもかもが一緒」の時期はけっこう一瞬の時間だったな。
写真は四年前のビーチ。笑っていると思えば!三女作。