朝と夜、体重計に乗るようにしている。
最近ずっとベスト体重から三キロ増が続いていた。
お年頃だし、このまま三キロ増がベストになるのかなあ。
だって太ったって感じ全然ないし、とあまり気にならなかった。
それが、昨日あたりから一キロ減っている。
三キロのうちの一キロが戻りつつある
というだけでやせたのとは違うと頭ではわかっているのだが、
これはやはりやせた、と思っちゃうんである。
まだ二キロは太っているにもかかわらず、すこぶる気分がいいのである。
昨日の夜、シチューを作ったのだが
それに使った牛肉がちょうど一キロだった。
自分の体重と重ねてみる一キロって
普段見る肉一キロとはこれまた違って見えるから不思議。
これだけ自分のからだから落ち去ったのだと思うと
もうそれだけでふふふふふ、と笑いが出てしまう。
理由は確信していて
しばらく飲んでいなかったアボガドティーを
一週間ほど前から再び飲みだしたせいなのだ。
せい、というかおかげ、というか。
なんとなくお腹がすかすかしている気がしていたし、
このお茶を飲まなくちゃと思うとよけいなものを食べずに終わってしまうようなところがある。
そしてなにより毎朝カイベンである。
カイベン?快弁ではなく快便のほうね。
アボガドの種の皮をむき、薄切りにして一リットルの水で三十分煮出す。
皮はむきにくいし、固くて切りにくいし、煮出すのは面倒だし、
一時期熱心に飲んでいたのに最近はすっかり遠のいてしまっていた。
種はバイト先からもらってくるので冷凍庫にいくつも入っている。
飲みだすと急激に減るから自分でもアボガド、せっせと食べなくては。
一キロ減ったんだもの、あと二キロくらいすすす、と減る気がしてきた。
これでもっとやせたら今年のビーチでは超スレンダー・マダムになれちゃうかも。
とほくそ笑んでいる自分にひと言。
とらぬ狸の皮算用。
ちょっとちがったかな。あはは。