2012年 10月 16日
gourde グゥド/ すいとう
わたしの時代には遠足といえば山へ登ることだった。
それも、わたしの育った街には山らしい山はたったひとつしかなかった。
烏帽子岳(えぼしだけ)という名まえの。
小学校時代、中学校時代、高校時代、
遠足といえばみごとにそれは烏帽子岳に登ることだった。
烏帽子岳に登ると必ずといっていいほど、ほかの学校と鉢合わせした。
何せ遠足日和に登る山はそこしかないのだから当然といえば当然のこと。
今日は三女の遠足。
こちらの遠足は山登り、というのは皆無に近い。
それは美術館めぐりだったりモナコ探索だったり。
今日三女のクラスが行くのはニース市管轄の大きな公園。
植物園あり動物あり遊具ありの大きな公園。
足は電車。
お弁当は学校支給。
お知らせには帽子、おやつ、かっぱ、そしてすいとうを持参のこととある。
お弁当といってもたいていはりんご一個、小型のフランスパン一個、バターかパテ。
それに小さなポテトチップスひとつ。
これがおフランスのお弁当ですかい?とつっこみたくなるほどにお粗末。
いつの頃からか、すいとうとはペットボトルをさすようになった。
日本から持ってきたいわゆるすいとうもあるのだが、何せ重たいのが難点。
おなぐさみに油性マジックで名まえを書き入れる。
暑い時期には数時間冷凍庫に入れて凍らせるのだけど、今日はそのまま。
ニースももうすっかり秋。
住宅街近くだから、車に注意しながら平地の道路をずーーーっと歩いて、たまに田んぼもあってれんげを見ながら坂を上ると山があり、そこを上るって感じの町の山。お弁当を食べるのが楽しみだった。遠くまで歩くのも上るのもいいんだけど、また歩いて帰らなきゃいけないというのが途方もなく遠く思えたよ。^^;
わたしのいた学校では小学校一年生のときは六年生の人たちに手を引いてもらうっていうのが慣わしになってました。よく歩いたなあって思います。ものすごく田舎で一時間歩いてくる子なんてざらで二時間かけて歩いてくる児童もいたんですよ。わたしは幸い学校に近いところに住んでいました。ウチの子どもたち見てると、ほんと、歩く機会がないよなーって思います。
sa55z さん、
き、きんちゃく......?なんすかそれ。遠足、行ったでしょう同世代なんだからー!九州は山、なんですかねえ。東京からみえた父親のお友だちに「ねえキョータちゃん、どうしてここにはお椀をひっくり返したような山があちこちにあるの」と尋ねられて何も答えられなかった記憶があります。わたしは小学校の一年生くらいだったでしょうか。
すっかり健康体。というかすっかり健康的な食生活にはまっています。ラーメン、すっかりほしくなくなってしまった。この病気、まじでプレゼントだったわ。にわかにギターがね、弾きたくなってきたのよ。教えてくれます?ほんとうはピアノがいいんだけど、ギターってほら、ふら~っと出かけてぽろぽろぽろ~んって爪弾くことができるじゃない?いいわあ。