2012年 06月 04日
fête des mamans フェデマモン/ 母の日
まま、ままがおこってるとき、
わたしはきらいだけどままがすき。
まま、ままがでかけるとき、
わたしはむねがちくちくするけどままがすき。
まま、ままがやさしいとき、
わたしはだれよりもいちばんままがすき。
まま、ままがわたしをぎゅうっとするとき、
わたしはなにもいわないけどままがすき。
まま、わたしがままにこのしをよんだら、
わたしがままをどのくらいすきかわかってくれる?
私も先日、めったになく家族抜きで日帰りで遠くまで遅くまで出かけたら、帰って来た時息子から、「ママがいなくて切なかった」って言われました。超幸せ者じゃない私って、と思いました。
こどもってスゴイ。
しあわせものっつーか、この詩!普通は暗記して母親の前で暗唱するものだと思うのだけど三女ってばつっかえつっかえで読むことさえおぼつかないの。普通は作者の名まえがあるんだけどそれもなし。こんな詩、ほんとうに子どもによまれた日にゃあ、それこそ号泣だわ。
これくらい純粋に自分のことを好きだと言ってくれる人間がこの世に一人でもいるのだから、キョータちゃんは幸せ者。この子と一つだけでも、君がこの世に生まれ、毎日生きていく理由と価値がある。う〜ん、素晴らしい。
ウチの子どもたちも四人が四人ともパパっ子です。夫がいてくれるとみ~んなそっちにいってくれるから楽~。
フランスって詩の国なのですよ。一年生のときから「詩の時間」があって色んな詩の朗読・暗唱を繰り返します。有名な詩なんかはおじいちゃんの時代から変わらず学校のテキストに使われていて、孫がある詩を暗唱するとおじいちゃんがそれに追従する、なんてすてきな場面も。これも先生がどこからか見つけてきた詩のようです。三女は暗唱どころか朗読さえまともにできてない!こらー!
マナブさん、
いやだからー!三女はプリントされた詩を台紙に貼って、ちょこっとお絵描きしただけなのー!ウチの子どもたちの中にこんな詩人がいたら学校なんか行かせないで毎日詩を書かせて谷川俊太郎にしちゃうもんね。
こんな詩を読んでもらっちゃったら、たまらないね~
いやほんと、ごめんね~。これ、何度読んでもたまわらんわ。でもこれ、三女が書いたのじゃないから~。学校の先生が選んでくれたものなのだよ......。
tchiguma さん、
ああ!ご飯作ってくれてありがとう。お洗濯してくれてありがとう。......みたいな?でもそれっていちばん言ってほしいことかもしれない。そのことばでしか報われない行為でもあるものね。いい息子ちゃんだー。それも日本語で、だなんてー。くー。
これはほんとにいい詩ですよね。誰にとってもおかあさん、てこんな存在なんだろうなあ。