2011年 05月 15日
premier enfant プルミエアンファン/ 最初の子ども
「お風呂場にママの方が先に入った」
という理由で長女におお泣きされて
手に負えなかったことがある。
「ごめんごめん、やりなそう。
ほら、ママは出たから、ウミちゃん、先に入って」
といってもただ叫ぶように泣くだけで、どうしようもなかった。
まだ日本にいて長女が幼稚園に通い始めたころだ。
わたしは朝から長女を起こすのさえ嫌気がさしていた。
「おはようウミちゃん」
というと
「いやだ」
という返事が返ってきた。
こちらが何をいっても答えは「いやだ」に統一されていて、
おのずと話しかけるのさえ嫌気がさしてくるっちゅーもんである。
反抗期、ということばはもちろん知っていたし、
これが反抗期なのねえ、とは思うのだが、
現場にいる新米ママにしたら、もう、なにがなんだかわかんなーい!
だれかこのかわいそうなわたしをたすけてー!てなもんである。
公園で先輩ママたちによくぐちを聞いてもらった。
その中のひとりに四人の子どものお母さんがいた。
三人の男の子のあと、四番目に生まれたのが女の子で
その子がわが家の長女とおない年だった。
「まあ!ウミちゃん反抗期?おめでとう!」
そのママに満面の笑顔でそういわれて面食らった。
「ウチの子はまだまだだわー。
え?ヘトヘト?
まあねえ。ひとり目だからそうよね。
だけど反抗期をやっておかないと、あとでたいへんなんだから!」
楽しそうに笑う彼女を見て、そうなんだ、と素直に納得した。
子育てに関してはわたしはほんとうに周りの人たちに助けられてここまで来たなと思う。
当時は、
わたしが将来四人の子どものお母さんになるなどとは夢にも思っていなかった。
彼女はわたしから見ると真正の肝っ玉かあさんだった。
幼稚園の先生にまで相談した。
「ウミちゃんにとってみたら今、順番、てのが大切なのかもしれないですねえ。
自分が最初にお風呂場に足を踏み入れる、て決めてたのかしら。うふふ」
とおだやかにいわれてしまった。
時々ふと、あの頃ってたいへんだったなあ、
と頭に浮かぶその映像の中には
必ずといっていいほど、長女がいる。
長男が生まれたときには「最初の男の子」で
それはそれで色んなたいへんさはあったものの、
それでも「ひとりめのたいへんさ」にくらべたらへでもなかった。
長男にも次女や三女にも
反抗期はあったはずなのだけれど、
今思い出すのは、長女のときのそれだけだ。
あたふたと日々をこなしているうちに
そんなのいつの間にか過ぎてしまっていたらしい。
そして今、長女が第二の反抗期。
ま、これも最初だからたいへんなのだ。
わたしが十三の時は。
そうそう親なんてクソ食らえ、てなもんだった。
わたしの子どもだもの。
天使なわけはない。
だけど、百パーセント悪魔でもないはず。
わたしだってね、
けして天使ではないけれど、
悪魔、っちゅーわけでもないのだよ。
キミを愛する、ただの母親なのだよ。
反抗、してもいいけど、犯行はいやよ。なーんてね。
オリガミの得意な友人が遊びに来た。子どもたちとオリガミを折ってくれた。
何ができるかと思えば鯉のぼり。
だって五月でしょ、だって。
いいなあ、このセンス。
二匹目を折ろうとしても折れない、だって。また教えにきてね。笑
まだまだイベント目白押しです!
キョータちゃんが振り返って回想するシーンを思い浮かべました。
なんか、子育てって、あっという間ですね。
ウチは来年中学生で、そろそろ本格的な反抗期を迎えそうです。
自分が第2反抗期だった頃、母親はもう家にはいなかったから、反抗しても誰も相手してくれなかったなー。
だからここでキョータさんの対応、参考にさせて貰おう!
この時期の反抗は自分を自立させるための反抗。しっかり自分を見つめて親のこと見つめて、親子ってものを感じて欲しいと思ってます。
でも、日本で暮らしているよりもかわいらしい反抗期になりそうな印象を受けるのは私だけ?日本のママ友の話を聞いてると、我が家の長女はとてもおぼこい。
読んでいたら、涙が出ちゃいました。
最近、長女がちょこちょこ悪い事して、今日、またまた、そんな娘を叱っていたら、
長男にまで「ママがしつこいからだ」と言われ、ドーンと落ち込んで、
家出してやるって本気で思っていたところだったの。
そう言えば、私も「親なんてクソ食らえ」だった。
そして、そうそう、わたしの子どもだから、天使なわけはないけど、百パーセント悪魔でもないはず。
あまりにタイムリー。涙の後はとても元気になれました。有難う。
六年後には十九、十七、十五、十三。確かなことは家族でいちばんチビはわたしだってことでしょうか。四人が四人とも反抗期で、それでも犯行は起こさず、また四人とも元気でわたしも夫とともに健在だったらそれだけでよしとします。
☆ユーコはん、
うしし、ユーコはんもおかんをさんざん困らせた口やからなあ。でも女の子はどうしたってこうしたってやっぱおかんのもとに戻ってくるもんや。な?そうやろ?今のうちにせーぜー反抗させとかな。あは。
☆母饅頭さん、
スリランカですからねー。うんうん、なんだかほんとにのほほんとのんびり大人になれそうでいいですわ。わたしもね、日本にいたらもっとたいへんだったろうなって気がします。なんでだろう?
いやあほんとになんでこんなに腹が立つの?てなくらい腹が立ちますよね。でも自分の子どもだからしょうがないんでしょうね。わたしは腹が立つと「自分のときはどうだった?」て思うことにしてます。ああ、わたしはもっとひどい娘だった、それでも母親は忍耐強く包み込んでくれてた、て思うとちょっと楽になります。mihoさんの場合はお母さまがまだお元気でいいなあ。
☆tera さん、
双子の男の子?うわー!いいなあ。わたし、双子にあこがれていて双子がやってきてくれないかなあと夢見たものでした。下のふたりが十六ヶ月違いでほとんど双子のようなものなのでこれでよしとしてますが。後から振り返ると二才くらいの子どもたちがいちばんかわいいです。ほんとよ!
☆sonoさん、
ねえ~?いつの間にか自分の方がクソになっててビックリ?!爆。長女を見ていると、この子が家を出る日も遠くはないのだなあ。そうすると六人家族でいられるのもあとわずか?うわー!まじいー???と思ったりします。今の反抗期もちゃんと楽しんでおかないと!
おう!そうかあ。その時期を一緒に過ごしておかないとこれは先送りされるものなんですね?じゃあ今のうちにたんまりと反抗されておくほうがいいのかな。もうね、わたしだけじゃなくて、父親ともごちんがちん、しょっちゅうやりあってて、はたから見ると笑えるの。わは。
韓国にイギリス人のご主人と?ふ~む。いいですねえ。なんだかとっても楽しそう!また遊びに来てくださいね。