海賊船


なんでも、スウェーデンあたりから、やってきたらしい。
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どすん、どすん。 宮崎ハヤオの世界だなこりゃ。
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なんで こんがらないのー ? 不思議。
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こらこらー。 おちまっせー。
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# by kyotachan | 2007-04-24 16:39 | 日 常 空 間 | Comments(0)

ごちそうさまでした


南仏ニースに住んでいる。 なーんて言うと、おそらくたいていの人が、

「お、なんだかよさそうだなー。 おいしいフランスパンとか、オリーブオイルたーっぷり使ったお料理とか、毎日食い放題なんだろうなー。」

て想像しているんじゃないかと思う。 それがね、そうでもないのだよ。 なんたってね、三十五年以上を、東アジアの小島、ニッポンで暮らしてきた、正真正銘のニッポンザルだからね、その胃も、しっかり、ニッポンザル用にできているのだよ。 

救急車で病院に運ばれたのは、三女を出産してから一ヶ月が経った頃だった。 三日間続いた、発作。 体中がしびれて、びりびりする。 食道に、なにか、大きな異物がつっかかってる。 呼吸ができない。 苦しい。 苦しすぎる。 あーなんだこれーーー!!! だれか、この、引っかかってるものを取り除いてくれーーー!!!

運ばれた救急病院の、診断。 

『 産 後 の 疲 れ お よ び そ れ に 伴 う 食 道 の 炎 症 』

へっ ? 

レントゲンに、大きく写っていると確信していた、「食道の異物」は存在せず。 あーなんだー疲れてたんだー という安堵と共に、あることを、しかと心に言い聞かした。 

『 食 べ 物 に 気 を つ け よ う 』

ニッポンザルの胃はね、急には、フランス産のサル (ているのか知らないけどさ) にはなれないのだよ。 そうだ、そうだ、和食だよやっぱり。
お昼ごはんは、たいてい、麺。 好きなんだもーん。 ラーメン。 うんうん。 おうどん。 うんうん。 おそば。 いいねえ。 ほっとするねー。

で、いただきました。 この、おそば。 ベビーシッターのジュンちゃんから。

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お、うまそー。 この、よれ方に、普通のおそばとは違いまっせ、という主張を感じるのだが、どうか。

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茹で上がり。 いい感じだわー。 つやつや。 細めで上品なお方。

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シンプルにシンプルに。 わかめとしょうが。 永遠のそばコンビ。
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ちゅるちゅるちゅるちゅる~っ! ニソワーズ (ニース生まれ) の三女もおそばは大好き。

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ジュンちゃんのおかあさーん! おじょうさんの胃袋におさまるはずだった、おそば、ニッポンザルとその家族に食べられてしまいましたー。 えへへ、おいしかったでーす。 ごちそうさまでしたー。
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# by kyotachan | 2007-04-22 00:44 | 非 日 常 事 | Comments(5)

ロイック ルフェルム


長女が、*CP(セーペー)に入学する時だったから、今から約三年前。 
フランスには、入学式がない。 学校の初日は、なーんとなく、わさわさしながら親子ともども校庭に入り、なーんとなく振り分けられたクラスを見つけ出し、、なんとなーく子どもたちが教室へ入って行くのを見届けながら親は退散する、という格好になる。 その、わさわさしている校庭に、赤ちゃんをおんぶした男の人がふら~っと入ってきた。 長髪でブロンドだ。

「へー いるんだなー おんぶする人。」

そう思った。 経験のある方にはおわかりだろうが、赤ちゃんをおんぶする、てなかなかの重労働。 わたしには、子どもが歩き出す前、どうしてもしなければならない、という事態以外は、避けたいことだった。 だって重たいもん。 でもこの人、どうみても二歳くらいの男の子を、ひょい、て軽々とおぶっている感じで、なんとなく印象に残った。

長女が入ったクラスに、イネスがいた。 長女と大の仲良しになった。 ふたりが一緒にいると、こちらまで幸福感に満たされる。 そんなふたりだ。 手遊び歌、小さい時に、やったでしょう。 フランスにもある。 それをふたりでやる。 息が合っている。 合いすぎている。 一瞬、よりもっと短い時間の、呼吸が合っている。 見ていて嬉しくなる。 お泊りもした。 ウチにも来た。 六歳でいい友達に会う。 いいなあ。 わたしにはその頃の友達、もういない。 ずーっと、仲良しでいてほしい。 長女の幸福と同時に、イネスの幸福をも祈ってしまう。

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イネスのママ、ヴァレリは、プロのバレリーナだった。 いろんな国で踊って来たらしい。 イネスのために、お教室を開くから、いかが、と声をかけてもらった。 このときの喜びようを、どう表現していいかわらない。 母親として、ただただうれしかった。 長女はとにかく、バレエをやりたい、とその二年位前から、ことあるごとに、言っていたのだ。 図書館からバレエの本を借りてきて、じーっと見たりしていた。 バ レ エ 。 費用、がねー。 ずっと、先延ばしにしていたのだった。 お月謝は、保険代とわずかな金額だった。 「イネスのためにやるのであって、営利が目的ではないから」。

ヴァレリとおしゃべりしている内に、夫のロイックは、『グラン ブルー』 ジャック マイヨール の後継者とされる人物だということがわかってきた。 あの日、イネスの弟、ノエをおんぶしていた人だ。 

「今度、仕事で日本に行くかもしれないのよ。 『グラン ブルー』 『ジャック マイヨール』て、日本でも有名でしょ。」

確かに、ジャック マイヨール の後継者、て注目を浴びそうなキャッチフレーズだ。 ロイックの家族が、日本に行き、そこで仕事をしたり、バカンスを楽しんだりすることを想像すると、なんだかわくわくした。 

2005年年末、ニース市内で引越しをしたわたし達は、転校を余儀なくされた。 間もなく、ロイックとヴァレリは少し田舎の方に一軒家を購入して、イネスも学校を変わった。 それでも長女とイネスの友情は今も続いている。 ある日、我が家の電話が点滅している。 イネスから、長女へメールが来ていた。

「Tu me manques. (チュ ム モンク)」

日本語に訳せば、「さみしい」 とか 「会いたい」 とかに置き換えられるだろう、このフレーズ。 直訳すれば、「わたしの中にあなたが欠けている」、ということだ。 イネスはとても繊細で、ウチにきた時に、歯が痛み出して泣きだす、ということが一度ならずあった。 新しい学校で、長女ほどに仲良くなれる友だちがいないのかな、と胸が痛んだ。

イネスから長女にメールが来たすこしあと、学校のない水曜日に一緒に遊ぼう、とヴァレリから電話があった。 その日は朝から長女を迎えに来てくれて、夕方また、送り届けてくれた。 

「心理学の勉強を続けて、心理療法士になるつもり。 自分でキャビネを開くことだってできるし。」

というような話をした。 彼女はいつもダイナミックでおそろしく気持ちがいい。 からだは鍛え抜いている人の緊張感があふれている。 ノエを出産後に始めたテコンドーは、今や黒帯だ。

ロイックは、たびたび公の場で見かけた。 それは、ローカル新聞だったり、ローカルテレビのニュースだったり、スポーツショップのカタログだったり。 一度はフランス全国に流れているスター養成番組 『スターアカデミー』 に、一日講師として出演したこともあった。 どれもこれも、「海に潜る」ことの延長線上にあるもので、彼、あるいはヴァレリを含めて彼ら、と言ってもいいかもしれない、彼ら、にとってみたら、どうでもいいことのようだった。 たとえば、「見たよー新聞」 「すっごいねー スターアカデミーの講師するなんてー」ということをこちらが言っても、「え、新聞に? あら、見てないわわたし」 「ああスターアカデミーねー。 あれ、見てるの? わたしたち、見てないのよー」 という具合だ。

ロイックは、潜水の世界記録を三回、塗り替えている。 モットーは「ノーリミット」。 もっと深く。 もっと遠くへ。 どこまでも。 もっと。 もっと。

四月十一日。 長男がテコンドーの教室に通う日。 テコンドーのパーク先生が、わたしを見るなり・・・
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# by kyotachan | 2007-04-13 21:41 | お い の り | Comments(8)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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