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はじめてかかったオメオパチーの医者に
「ストレス発散法方はなんですか」と聞かれた。

思いがけない質問で、答えにつまっていると
「大声で叫びますか」「モノを投げたりしますか」
と畳みかけてくる。

……、いや、叫びません。モノも投げません。

そう答えながら、そうか、人は叫んだりモノを投げてストレスを発散させるものなのか
みたいなことをぼんやりと考えていた。

にこやかにわたしの答を待つ医者に
「没頭できる本を読んだり、映画を見たり……あと、お裁縫」
とぼそりと答えた。

「じゃあ、ウチにためこむタイプなんですね」

瞬時にそう断言されてしまい、あれえ?そうなのかなあと自問した。
外に発散しないストレス発散法方を持たない人はストレスをためこんでいるんだろうか。










あ!
アルコールで流しているんです!

と後で思ったけど、これは言えなかった。

だって彼女(医者)にはアルコール類は赤ワインならグラス二杯までと言われているのだ。
依存症ではないのははっきりしているのだから、そのくらいコントロールできるでしょ、と。

……、これも言えないのだけど、言いつけを全く守れていないのだった。

星の王子さまの中に悲しみだか苦しみを忘れたくてお酒を飲む人が出てくる。
そんなの、ただの思い込みだよ、とかなんとか。

わたしもストレスをお酒で流していると思っているけど
これもやっぱり思い込みで、自分の中にためこんでいるんだろうか。


















写真は友人宅へ持っていったケーキを、ちょっとずつ食べてみたいよね!と切り分けてくれているところ。
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わたしは甘党か辛党か、でいえばはっきりと辛党です。

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# by kyotachan | 2017-01-06 16:13 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(6)

第十回ひのえうまの会










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おととし、2015年の秋にブログ友だちの Hazz さんが友人の麗子さんとふたりでニースに来てくれた。

パリに行くついでにニースまで行くわ、と連絡があったのはそのほんの数日前で、
えっ!なんで?ほんとに?うそっ!
とこちらははっきり言って動揺した。

Hazz さんとはリアルに面識があるわけではなく、家族にわたしたちの関係をわかってもらうのが面倒でもあった。

ネット上だけで知り合った関係。
これって、どうよ?実際。









わたしの心配をよそに、彼女たちはさっそうとニース駅に降り立った。

わたしは駅でおふたりをお迎えしたその瞬間から
長年会っていなかった友人と会うような錯覚におちいった。

わたしたちはその夜、我が家で一緒にラクレットを食べた。

今ふり返れば、これこそが「ひのえうまの会」の実現シュミレーションだったのだと思う。

ネット上だけのおつきあいだけど、だけど、会いたい人たち。
何も知らないけど、でも、何でも知ってる、気がしちゃう。









五十を迎え、六十になること、本当のひのえうまの年を迎えることが、途端に現実味を帯びてきた。

会員になってくださった中には、そんなものにはとっくに興味をなくして、その存在さえ忘れ去っている方々もいるだろう。
わたしの方ではそれは全く気にしていないし、そのほうがよっぽど気が楽、と思う気持ちも正直に言うと、ある。

一方で、ほんとうにニースに来てくださる方がいれば、わたしはできる限りもてなしたいなと思う。

華やかに見えるニースの暮らしが現実には全くそんなこととは無縁な生活を送っていること、
家族六人和気あいあいと見えるわたしたちがいつもそうなんじゃないということ、
実際にお会いしたらがっかりさせてしまうことはたくさんあると思う。

それでも、ぜひ、わたしたちに会いに来て下さい。
そして一緒に集合写真を撮りましょう!思いっきり笑えるやつ!

ここから先、十年の間に、あるいはそのあとの十年の間に、ニースへ来てくださった方々と、
それぞれに「ひのえうまの会」を開催できたらなと思います。

ニースはよかとこよ。
一度はおいで!











<過去の会はこちら>
◎第一回
◎第二回
◎第三回
◎第四回
◎第五回
◎第六回
◎第七回
◎第八回
◎第九回














すっかりでおくれました。あけましておめでとうございます!
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今年もどうぞよろしくおねがいいたします!

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# by kyotachan | 2017-01-03 01:12 | ひのえうまの会 | Comments(11)







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香水とは無縁で、今でもいちばん好きなのは石けんの匂いだと思う。

だから石けんは無香料のものはつまらなくて、香りのついたものを使う。
石けんの匂いだったらなんでもいいのだから匂いに関してはかなりいい加減でもある。

若いときに肌が荒れたことがあって、
そして「人の肌が荒れ始めたのは○オ○に代表されるクリーム系の石けんが普及したから」
というのを何かで読んで妙に納得して以来、石けんは固形石けんと決めていいる。

ほかの家族たちはボディ・シャンプー系で、それも五人が五人、じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ好きなだけ使うものだから
我が家ではちょっちゅうボディ・シャンプーを買うはめになる。

わたしだけは髪の毛以外は全身固形石けんで洗う。











わたしの名前の貼られた小さな箱を開けたらゲランのミツコが入っていた。

そうきたか!
思い返せば少し前、長女に「ママの好きな香りってあるの」と聞かれたのだった。

香水とは無縁なのだけど、むかーし、気に入っ匂いの名前だけは頭の片すみに残っていた。
シュッ!とプッシュしたらなつかしい香りが広がった。

「ヘンな匂い~!」
「わたしは嫌いだよ」

香水オタクの長女と次女がすかさずコメント。
返す気も起こらず、言わせておいた。










今年のクリスマスはみんなのために走り回る代わりに
いちばんほしかった携帯電話を手に入れた長女がひとり勝利した、ように見える。

毎年のことながら、いちばんのクルシミマスだったのは夫。

まあそれも、いつもはひとりで走り回っているところを
今年は長女という伴奏者がいて、彼にとっては楽しいクルシミマスだったのかも。





















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# by kyotachan | 2016-12-26 00:49 | 六 人 家 族 | Comments(10)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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