foulard フラー/ マフラー









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手袋と帽子を編んでいるときに思った。
「これは冒険だ!」

次々にあらわれる模様は
苦労して歩いたあとのごほうび。

時々道を間違えて後戻りする。
それはそれで楽しい冒険の一部。
















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マフラーは冒険とは違っていた。
これは「ダンス」。

ある形のステップを決められた場所で踏む。
ステップを間違えないように、ステップを踏む場所を間違えないように。

ひとつとってひとつひっかける。
ふたつ一緒にとったらくるりとはずす。
またひとつひっかけて表表表。

このダンスを覚えるまでが長かった。
六十センチ以上も編んだあと、
最初のころの編み残しが気に入らなくて最初に戻った。

でもダンスのステップさえきちんと覚えれば
あとはせっせとダンスを踊り続ければいい。
















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三つ目にしてやっと使えそうなものができたね。 >家族談。


































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by kyotachan | 2013-01-28 21:27 | た の し い | Comments(11)

おかえり、ソラ!







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フランスの学校は日本のそれとは違うなあと思うところはしょっちゅうだけど、
課外授業(というか修学旅行)に関しては毎度、ほんとうに違うなあと思う。

日本の場合、おそらく学校レベルで組織されるだろうことが
こちらではすべて、担任の先生によって組織・決行される。

幼稚園・年長さんのクラス担任で月~金の課外授業へ出かけた先生を知っているし
逆に一年間、たった一度の遠足も履行しないという幼稚園の先生もいた。

小学生になってからも「月一で美術館などの遠足」をこなす先生もいれば
日帰りの遠足でもせいぜい年に一度か二度、という先生もいる。

スキー旅行になれば、二週間のスキー旅行を計画・実行する先生もいると聞く。
真ん中に挟まれる週末に、親が子どもたちを訪ねて行くこともできる。

我が家の子どもたちの場合、スキー旅行を経験するのは今回の三女が初めてだった。















バカンス大国、と呼ばれるゆえんはこんなときにも発揮される。

わたしたち保護者は電話のメッセージを聞く要領で
毎日、規定の番号を回し、担任の先生と、子どもたちの声を聞くことができる。

一日に数人ずつの子どもたちが、その日にしたことを数秒間話して聞かせてくれる。
ここでわたしたち親はその親ばかぶりを披露することになる。三女のメッセージを聞いた夫いわく

「聞いた?ソラの声。他の子どもたちより話すのに長けてるよね。声だってものすごく元気だし」

おそらくどの家庭でも自分の子どもの声がいちばんよく聞こえているのだろう。

また学校のサイトには毎日、写真が掲載され子どもたちの様子を知ることもできる。
















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三女がりんごをかじりながら眺めているのは
わたしたち家族が三女あてに送った絵はがき。

これは長男のもの。
やあ、ソラ、
おもいっきりはじけて、
思い存分、スキー・バカンスを楽しんでることだろうね!!!
じゃあね(>_<¨¨)

ひとり一枚づつ書いたのだけど
字はもちろん、これほどまでに違うか?というほどひとりひとり個性的なのはもちろん、
内容のほうもそれぞれまったく違っていた。

月曜日には三女が出してくれたはがきがわたしたちのところに届くことだろう。

































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by kyotachan | 2013-01-26 22:20 | 文 化 教 育 | Comments(2)







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月曜日から一週間、学校の授業でスキー旅行へとでかけた三女。

いつものことなのだけど、ひとりが欠けると、それもそのひとりが三女だと
家の中がすかすかになってしまってさみしくてしょうがない。

月~金の旅行なのでそれもスキーなので
準備品がたいへんといえばたいへんではあった。

スキー用の靴下なんてもこもこかさばるものに
ひとつひとつ名まえを書かなくちゃならない。

パンツひとつ、シャツ一枚もしかり。

これはもはや油性マジックでこなせる仕事ではない。




















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「洋服用の名札」なるものをネットで購入。
これにはほんとうに助けられた。

アイロンで数秒おさえるだけで、名まえがぴたっとくっつく。
洗濯でもとれることはないらしい。

全部で何枚あったのか、よく確かめることもしなかったけれど
終わってしまえば、ちょうどいい具合にはけてしまっていたから
名札やさんも計算の上、商売されているのだろう。

etiquette で検索すると色んなお店が出てくる。
洋服にアイロンでくっつくのは etiquettes vetements thermocollante
注文して二日ほどで届いた。












「明日が木曜日ってことはあさってが金曜日だな」
何度も似たようなセリフを繰り返していたら次女に

「ママったら何べんも何べんも何を確認してるわけ?」
とけげんそうに言われてしまった。

三女がいなくてさみしい、とははずかしくて言えなかった。
はずかしい、とは言わないか。





























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by kyotachan | 2013-01-24 19:28 | 六 人 家 族 | Comments(3)








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もちのお食い初め。

毎年おもちを送ってくださるご実家がおもちやさんのとまとさん。
昨年末、ご実家のおもち工場の機械の、ねじがはずれていることが発見された。

大あわてでお客さんまわりをして代わりのおもち(他店で調達)を配りつつ
買ってもらったおもちを、今度はお客さんに売ってもらったそう。

買ったお客さんをきちんと把握されてるなんてすごいなあと思うとともに
ちゃんと代わりのおもちまで準備するあたり人の痛みのわかる人なんだなあと。

そんなご両親を持つとまとさんだからこんなに温かい人なんだなあ。



















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ウチに送られてきたのは
その、問題のねじが混入されているかもしれないほうのおもち。

ガレット・デ・ロワからフェーブならぬおもちからねじ、というところか。

いまのところ、幸運をもたらすねじは発見されず。












フランス人にもちを食べさせると「これは拷問ですか」といわれる。

あののびのびねばねばの食感がたまらなく不快らしい。
ウチの夫も例外でなく、おもち納豆はもちろんのこと、おくら、長いも、とにかくのびるものねばるものは全部だめ。

今日もおもちを食べたい組は長男と三女のみ。
すみませんねえ。はさみなんて。邪道ですね。
どうもね、びよ~ん、とするのを噛み切るのができないらしい。

ウチのおもちはお湯でゆるめてさとうじょうゆ。
これ以外の食べ方はありません。きっぱり。

一度お雑煮風にしたらだ~れも食べなかった。だ~れも。
長女いわく、甘くないおもちなんてありえない、らしい。

フランスのデザートに riz au lait リ・オ・レ といって
ごはんと甘ったるいクリームをまぜたものがあるのだけど
わたしがそれをどうしても受け入れられないのとよく似てるかも?
















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長男は二個、三女は三個。
ごちそうさまでした!


































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by kyotachan | 2013-01-16 21:56 | お い し い | Comments(8)





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浅漬けと玄米を炊くときに欠かせないこんぶ。

むか~しにいただいたものをちびりちびり、けちくさく使っていたのだけどそれもとうとう消滅。
ちびりちびり使わざるをえなかったのはもちろんこんぶがこちらではおそろしく高級品だから。
ついでにいうとかつお節も後ろに飛んでいきそうになるくらいに高い。

いわずもがな日本製品はおしなべて高級品で
いまさらぐちをこぼしたところでどうしようもないのだけれど。

しかしあの軽くて口笛を吹けば飛んで行きそうな量のかつお節が
金粉でも混ぜてあるんですかい?といいたくなるような値段で売られているのは毎回腹が立ってしまう。

腹を立てることでもないのにね。
なにせ、ちっせーからな。自分。

最近、bio のお店でそばやうどん、ひじきやのり、そしてわかめやこんぶを発見。
こんぶはフランスのブルターニュ産でアジア系食材のものよりずいぶん安い。

これは買いでしょうと早速購入。
50 g で 3.32 euros ≒ 396 yens 。

そういえば昔、ブルターニュの塩わかめを食べたことがあったな。
















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この日はほかにもこんなもの。chou rave シュハーブ。

最近お気に入りの野菜。
みずみずしくてほんのり甘くてこれを浅漬けにするとそのしゃきしゃきさがたまらない。
この野菜や panais パネ なんかは一般の八百屋より bio のお店で見ることが多いような。
















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量り売りの玄米。

袋入りのものより少しだけお買い得なのだけど、
茶色い米の混入、および袋入りよりもちょい固め。
古いってことなのかなあ。
















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こちらは少し前にもう一軒の bio のお店で見つけた。

左、Umébosis 。
ウ......ウメボシ、ス?オ、オスイ!

と思ったけど、おそらくこれで「ウメボシ」と読ませたいのでしょう。
しかしほとんどのフランス人は「ウメボシス」と読むと思う。

梅酢、というのかな?梅の味のお酢。シソの香りがかなり強い。
これで浅漬けを作ると野菜がほんのりピンク色に。

あれ?今気がついたけどもしかしてこれ「梅干酢」???
だとしたらすごいな。
なにがって......名まえつけた人が!

右は Riz complet 。
玄米酢。
酢飯に使ったらおいしかった。

製造元は表記してないけれど、日本製ではあるみたいだ。

和食に使えるものがけっこう bio のお店で見つかることを知った。
キョータにとって今年は在仏十年目に突入の年。......おせーよ。自分。



































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by kyotachan | 2013-01-15 01:34 | お い し い | Comments(3)







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夕食時、子どもたちを呼びにいった次女がいう。
「ウミはお腹がすいてないんだって」

下校時、長女の様子がいつもとは確かに違ってはいた。
家についてからも、妹と弟にどなりちらしてもいたから
今日はなんてごきげんが悪いんでしょうと思ってはいた。

わたしだってもやもやと機嫌の悪い日はいくらだってあるし
家族の顔なんて見たくないと思う日はもっとある。

そんなことを思っていたら
二分ほどしたころに長女が台所にきて、自分のお皿を電子レンジから出している。
あら、もうお腹がすいたんだ、とチラリと見ると泣いた後の顔。











夫にこの話をすると、「ナニナニナニ、ウミが泣いたって?ナニがあったの」。
「知らないけど、放っておいてよ」。
「なんで」
「なんでって、放っておいてほしいものでしょう」
「え、なんで」
「なんでって、わたしだったら、放っておいてほしいから放っておいてちょうだい」
「それはヘンでしょう。キミとウミは違うでしょう」
「ああ、そうですか。じゃあ、お好きなように」










五分くらいして夫が戻ってきて
「思いっきりぎゅうって、してきた」

ああ、そうだったな。
こっちにはその手があるんだった。

わたしは長女の年齢のころ、(今から思えば)ささいなことで怒ったり泣いたりすることが多かった。
そんな時、親が放っておいてくれるとつくづくありがたいと思い、
あれやこれやと詮索されておまけに説教されたりすると、それがいやでいやで仕方なかった記憶だけがある。

親にぎゅうなんて、それも思いっきりのぎゅうなんて、されたことないもの。

夫は翌朝まで長女のことを気にしていて「どんな感じ?」なんて聞いてくる。
あーもーうざったいなあ、ちょっと放っといてくれる?
て、なんだなんだ、わたし、長女のことをすっかり自分におきかえてる?!

でも確かに夫の言うとおり、わたしのしてほしいことを長女が望んでいるとは限らないのだ。
それでもわたしは放っておくことしかできないけどね......。









写真は先週末、めずらしく長女も来た公園で。
家族写真撮ろうと思ったのにもう、ぜーんぜん、協力的でないわたしの家族たち。
飛び方も、てんでばらばら。笑える!




































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by kyotachan | 2013-01-09 18:22 | 六 人 家 族 | Comments(10)









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これ、最近の「やばいでしょう」。
板のブラックチョコを適当にくだいてジャムの空き瓶に入れたもの。

フランスに来た当時、コーヒーを飲むときにチョコレートをすすめられて断ったことがあった。
ああ、わたしもかつてはコーヒーを素のままで飲んでいた時代があったのだ。
いまやコーヒーとチョコレートはしっかりとセットメニューに格上げ。

チョコレートがないと飲んだ気がしないのだから仕方がない。











夜は夜でワインのお供。

これさえあれば何杯でもいけるからこれはもう、超「やばいでしょう」。

ワインって塩系にもあうし甘系にもあうところがすごいな。

しかしガレットデロワを食べないと年が明けた気がしないとか
コーヒーにはチョコレートが欠かせなくなったとか
どうでもいいことだけミョーにフランス人化が進んどるな。

読み・書き・話すをもっとフランス人化するように。 >自分自分。




























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by kyotachan | 2013-01-08 00:46 | お い し い | Comments(8)








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これを食べないと年が明けないような気がして(いやもうすっかり明けてはいるんですけどね)
昨日の夕方、夫に電話を入れて、帰りにパイ生地を調達してもらったのはよかったんですが。


















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しばらく焼いてなかったせいで、パイ生地は二枚必要だってことをすっかり失念しておりました。
おまけにナイフの入れが甘くてまったく模様がついてないし(ま、たいした模様でもないんですけど)。

フェーブはありったけ、七個。
今年も家族全員王様。

というつもりなんだけど、これだけ入れても当たらないやつがいるんですよねー毎年。
どんだけ......。
































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by kyotachan | 2013-01-07 01:17 | お い し い | Comments(0)



















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我が家の定番、バゲットのホットドック。

......え?!
健全な、食べ物ですよ!















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ね?






























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by kyotachan | 2013-01-06 01:19 | お い し い | Comments(2)









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よっしゃー!いい焼き色!
と思った瞬間に気がついた。

ガレット・デ・ロワを食べる日、明日じゃん!
パイ生地、使っちゃったじゃん! >もちろん既製品派。


































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by kyotachan | 2013-01-06 01:17 | お い し い | Comments(4)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族