<   2010年 11月 ( 30 )   > この月の画像一覧




f0136579_20323650.jpg


お母さん、覚えちょる?

兄ちゃんたちが中学生のころやったと思う。
学校で、講演会のあったことのあるやろう?

その頃は学校でも家庭でも
「体罰」
はごく普通のことやった。

家庭でも親にはり倒された、という子もいれば、
学校でも両手びんたをする先生もおったよね。

でもだんだんと、体罰は極力避けた方がいい、
ていう新しい風潮がおき始めたころでもあった。

学校で体罰に関する講演を聴いてきたお母さんは、
帰るなり、ぶりぶり怒ってこう言うたんよね。

「学校の先生ちゅーたって、
親のことはなーんもわかっとらっさん。
子どもに腹の立ったら、すぐには殴ったらいけんとげな。
時間ばおいて、冷静になって、そいでもまだ殴りかったら
その時にはじめて殴りなさい、て言わすとばい。
子どもなんか、こっちがカーッとなっとるけん、殴れると。
冷静になって子どもば殴れるわけなかろうもんが」

お母さんはついに
わたしには一度も手を上げたことはなかったね。

でも兄ちゃんたちは「たたかんばわからん」て
よう言いよったよね。

わたし、上の兄ちゃんに
うらめしそうに言われたことがあるとよ。

「おまえはよかのう。
親にいっぺんもたたかれたことなかろうもん。
おいなんかさ、自分が悪かことしたらたたかるっし
下が悪かことしても、おいがしっかりしとらんけんって
お い が 殴らるっとばい」

ふたりの兄ちゃんたちは年子で
それはそれはふたりでつるんで
悪かことばしよったとやけん、
てお母さん、よう言いよったよね。

ついにはこげんまで言わんばいけんやったって。

「あんたたちね、よかね、覚えときんしゃいよ。
どげん悪かことでもまあ、たいがいのことはしてよかたい。
ばってんね、泥棒と人殺し、このふたつだけは
絶対にしたらいけんばい。わかったね」

時代もまだ、子どもの悪さを、
大きく飲み込んでくれるような
そんな寛容さをもっとったような気がするなあ。

わたしたちは昭和という時代の
ど真ん中におったっちゃね。

「がき大将」とか「わんぱく坊主」が
いっぱい、いたような時代やったよね。

「そうそう。ひとつだけ、ああ、よかことば言わすねえ、
て思うて聞いてきたことのあるとよ。
腹の立ったらね、数ば数えるとよかとげな。
いーち、にーい、さーん、しーって、ゆっくり
数える間に、腹の立つとのおさまっていくとげな。
こいは母ちゃんも、ちょっと試してみゅうかねえて思うたとよ」

「えー!そいで?
そいで、どがんすっとね?
腹の立たんごとなったら?」

「そいはそいでよかろうもん。
兄ちゃんたちももうでかかけん、
たたきよったら、母ちゃんの手のほうが
よっぽど痛かとやもん」












f0136579_2033966.jpg


お母さんを入院していた病院から、家に移すとき、
わたしは消防署に電話して救急車を出してもらったんよね。

お父さんが、びっくりしちょった。

普通はそげんこと、してくれんとよ、て。

救急車は家から病院に人を運ぶことはするけど、
病院から退院する人を家に送り届けることはせんとよ、て。

おまえ、なんて言うたとね?
結構弁の立つとねえ、て。

弁の立つ?

わたしはただ、もう歩けない母を、
寝たままの状態で家に連れて帰りたい。
階段も下りきらんし、タクシーに乗せることもだんじゃなか。
どうか救急車をだしてもらえんやろか、
そう言うただけやったんよ。

たぶん、たまたま暇やったから、引き受けてくれたとじゃなかやろか。

二階の寝室にあったベッドを
一階の座敷に移した。

お母さんはもう、階段を登りきらんごとなっとったし、
何かと下のほうが便利やろうっちゅうことでさ。

季節は秋やった。

秋になって冬になって年末になった。

そしてお正月になったよね。

誰も言わんやった。
でもみんな思うとった。

お母さんも、そうやろう?

「これが最後の正月」

上の兄ちゃんも下の兄ちゃんも
家族連れで、ぞくぞく帰省してきた。

にぎやかな正月やったねえ。

わたしが座敷に入ると、
上の兄ちゃんがお母さんの横に座っとったね。

兄ちゃんが、わたしのせいで
口をつぐんでしまったのがわかって、
わたしはまたすぐに部屋を出た。

そしてそのあと、
お母さんとわたしとふたりきりになったとき、
お母さん言うたよね。

「お母さん、さっき、ダイちゃんに
〝母ちゃんの子どもでよかったばい〟
て言われたよ」

「えー!ほんとー?よかったねえ」

わたしはついさっき見た、
上の兄の、はずかしそうな、というか
ばつの悪そうな、というか、
そんな表情を思い出していた。

ああ、兄ちゃんも、言うておきたかったんやなあ。
お母さんの子どもでもよかった、て、
ちゃんと言うておきたかったんやなあ。

「いやあ、ダイちゃんのときは
はじめての子どもやったし、母ちゃん、
なあんもわからんでから、
めちゃくちゃしてしもうたあって、
後で後悔することも多かったとやけどねえ。
こがんこと言うてもらえるなんて、
ほんと、夢のごたったい」

お母さんは顔を赤らめて、
ほんとうにうれしそうだった。

「最後の最後になって
こっげんプレゼントばもらうとは
思ってもみんことやった、、、」

























なんばいいよんね、お母さん。プレゼントばいっぱいもろうたとは、わたしたちの方たい。>て、自分で書いて泣きよるばい。
ブログランキング・にほんブログ村へ


いやあ。寒くなると涙腺がゆるみますわ。>すみません、暑くてもゆるみます。

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-30 21:17 | なげーやつ | Comments(30)






f0136579_0324217.jpg

十一月最後の日曜日
前日から降り続いた雨がようやく上がった。

六人で図書館へ。

ええっ?
もう十一月が終わっちゃうの?

とか

ええっ?
もう師走?

とか

ええっ?
またクリスマス?

とか

ええっ?
また新しい年になるの?

とか

毎年毎年この季節に頭によぎる
自分の中ではもうあまりにも
使い古された言い回しは
もうぜーったいにしない。

ええ、ええ、
わたし、もう、
金輪際、やめてしまう!

そうやって、年の暮れに嘆くのは。

年を追うごとに
時間の過ぎる速さが倍速倍速になるのは
なにも今にはじまったことじゃない。










f0136579_03357.jpg

ニースの街中にも
クリスマスツリーが。

去年はキンキラキンな感じだったけど
今年は白一色。

今年のニースは寒いから
このツリーの暗示で雪が降ったりして。










f0136579_0332585.jpg

わたしなら早足で素通りする場所に
わが家の子どもたちははりついて中をのぞく。

いちばん大きい五人目の子どもも
楽しそうにのぞいているのが笑える。

男はいいよなあ。
万年こどもで。>ウチだけか?











f0136579_033488.jpg

えええええ~~~っ?!
あと三週間でクリスマス休暇?

カレンダーの番人の首をとっつかまえて
ななななな、何か間違ってませんか?
と問い詰めたい気分。
























結局言い回しかえただけで似たようなことほざいてますよね。いやあ、もうマジで信じられん!
光の速さより早くないか?最近のカレンダーの進み具合は?て、光の速さがどれくらいか知らんけどさ。
ブログランキング・にほんブログ村へ


とにもかくにも着実に2010年の終わりが、近づいてきちょります。

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-30 01:16 | 六 人 家 族 | Comments(3)




f0136579_4255692.jpg


・セレスティン、知ってる?

・知ってるよ。スクールバスで来る子でしょう?

・そうそう!そうかあ、知ってるんだあ。

・何よ、ソラの友だち?

・うん、そう。

・そっか。
ママ、セレスティンのパパとママも知ってるよ。


・え!ほんと?わたし、知らない。

・ん?知ってるよおソラも。
パパの方は。
はら、ジョイのお誕生日会のとき、
ママが迎えに行ったら、
セレスティンと、ソラと、
もうふたりだけになってたでしょ。
そのときセレスティンのパパが
迎えに来てたでしょ。


・ああ!あの人かあ!

・ね?知ってたでしょ?
今はセレスティンといちばん仲がいいの?


・うん、あと、エステル。

・エステル!いつもソラにおやつを分けてくれる子ね。
ソラも、分けてあげないとね。


・えへへへへ!










f0136579_4263570.jpg


最近、三女とふたり、
という時間が増えた気がする。

金曜日の夕食時も
三女とふたりだけだった。

言い換えれば、
母親と一緒でもいいや、
と思ってくれるのはもう、
三女だけ、
ということなのかもしれない。

クラスの友人のことをあれやこれやと
話してくれる三女。

「いちばん仲のいい子」
はくるくると変わるから、
三女の口から出る友だちの名まえで
ああ、今はこの子と仲がいいのだなあ
ということがすぐにわかる。

セレスティンの話にはじまって、
クラスメートのいろんな子の話に移る。

誰と誰は並んで座っているんだけど
ふたりともおしゃべりで先生のいうことを
全く聞いてなんだよ、それはもう、ほんとに、
全く!聞いてないんだよ!

そう力説しだした三女を、
おや、という気持ちで見た。

三女こそ、
CP(セーペー。日本の小学校の一年生にあたる)
に入ってすぐの頃、先生との連絡帳に次のように書いてあったのだから。

Trop de bavardage ! Sora dois se calmer.
トロドゥバヴァルダージュソラドワスカルメ/

おしゃべり超過!落ち着くべし。









f0136579_4272746.jpg


・それで?ソラはどうなの?
隣りの子とおしゃべりはしないの?


・え?わたし?
ううん!全然!
全然、おしゃべりなんかしないよ!


ちょっとにらんでやった。

・そうかなあ?ほんとかなあ?

・だってさ、わたしの机、先生にぴったりくっついてるもん。
わたしの隣にはね、誰もいないの。
だからわたし、誰ともおしゃべり、しないよ。


そう言ってひとりで爆笑している三女。

いやあ、
たくましいわ。

おそらくおしゃべりし過ぎで手に負えない三女を
先生は自分のそばに置くことで「おしおき」を
したに違いないのだった。

三女はそれを
「おしおき」
と思っているのかどうか
それさえも定かではない。

三女のたくさましさに
小言をいう気もうせてしまい、
仕方がないので
わたしも一緒に大笑いした。























いやあもう、すみませんねえ。これはもうはっきりゆって「覚書」。次々に忘れていっちょります。子どもたちの面白語録。汗
ブログランキング・にほんブログ村へ


子どもの成長を見ると自分の成長のなさに唖然とするしかない。冷汗。

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-29 04:38 | Comments(6)

rêve レーヴ/ 夢






f0136579_0142542.jpg


トモちゃん家に行った。

思いついてすぐに出てきたので
気がついたら下はパジャマのままだった。
上はトモちゃんにもらった赤白のギンガムチェックのシャツ。

あれ?
わざと着たのじゃなかったのに、
と思ったけどもう引き返せない。

トモちゃん家には大勢の人たちが集まっていた。
宴会の準備をしているらしい。

ふと見ると
積み上げられたテーブルの上に
わたしのGパンがあった。

ソファに座ってGパンにはきかえていたら、
隣りに見たことのある男の人が座っていた。

あ、どうも。

お互いに顔は見たことがあるけれど
名まえまでは思い出せない。

おそらく昔、カネコさんの事務所で
顔をあわせたことがあるのだろう。

トモちゃんがわたしの着ている
シャツに気がついて
ちょっと恥ずかしそうにした。

これは二十五年も前に
トモちゃんから
「もう着ないからあげる」
ともらったものだ。

当時わたしたちが好きだった
Do! Family の赤白のギンガムチェックのシャツ。

ふと外を見ると
カネコさんがもうもうと煙に巻かれて肉を焼いていた。
いつ会ってもカネコさんは楽しそうだ。
周りを若い人たちに囲まれている。

目だけであいさつをする。

「なんであんたがいるの?」

という顔をされてしまう。

突然、雨が降り出して
みんながあわてだす。

パラソルを広げて
肉がぬれないようにしている。

ふと気がついてトモちゃんに

「あれ?タクは?」

と聞くと、

「ああ、出かけてる。
でももう帰ってくる時間だから
電話してみる」

と言う。

部屋の中にはいくつもの
鉄板付きのちゃぶ台が並んでいる。
ふたをとったら鉄板が出てくるようになっている。

「あれえ?こんなのあったっけ?
このちゃぶ台、けっこう高いよね」

そう言うとトモちゃんは、

「あったよ。これ、つなげると
ひとつの大きなテーブルになるの」

と言う。

部屋のすみっこに、ぽつんとひとり、
男の人が座っていた。

この人も顔に見覚えがあったけれど、
名まえまでは思い出せない。
この人もきっとカネコさんの事務所で会った人だ。

外では肉が一通り焼けたようで
みな、テーブルに座っている。

フリーで働いている人たちばかりのようで
自己紹介と今年の仕事について
ひとことづつ、発表しているようだ。

十五人、いや二十人くらいか。

ひとり、知っている女の人がいる。
よく知っている人のはずなのに、
どこで会ったのか、また名まえはなんなのか、
とんと思い出せない。

ふと、わたしも焼肉を食べたくなった。

すぐに帰るつもりで
夫には何も言わずに出てきたから
電話をかけなくちゃいけない。

みんなの話が終わって、
カネコさんが、

「じゃ、一応三時半から五時半まで、てことで」

とビールをかかげて時間の確認をしている。

あ、そうなんだ。
五時半にはおひらきなんだ。
じゃあ、帰ってから夕飯の準備をすれば大丈夫か。

でも何を作ろう?

自分が満腹のとき料理するのって
結構つらいのよね、と思う。






















めずらしく、夢を見ました。
もっとめずらしく、リアル友が、リアルに登場しておりました。
なんだかうれしくてうれしくて、ここにメモりました。
リアル友は「なにもここにメモらなくても」と思っていることでしょう。>ユルセッ トモよッ!
ブログランキング・にほんブログ村へ


外はね、庭じゃなくて、屋上みたいな感じだった。ほら、昔の事務所のあったビルの。>知らんて!

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-28 00:42 | 喜 怒 哀 楽 | Comments(4)







f0136579_0575390.jpg


フランスでは水曜日は学校はお休み。
昔は教会に通う日だったらしい。

今は「おけいこごとの日」。

水曜日にスポーツ教室や音楽教室に通う子どもが多い。
お誕生日会、というのもこの日が多いかな。

三女と一緒にアップルパイのりんごをむいた。
わたしが皮をむき、よっつに切り分けたものを
三女が薄切りにしていく。

長女のときには考えられなかったが、
今では自然と子どもに
「いちばん切れる」包丁を使わせている。

切れない包丁のほうがよほど危険なのだ。












f0136579_0582173.jpg


ママ、ママが手伝ってくれないと
永久に終わらないよ、これ。

時々自分の口にりんごを運ぶ三女。












f0136579_0584630.jpg


しわしわになっちゃった!

今日はこのあと、お鍋でりんごを煮るところまで手伝ってくれ、
飛んできたりんごで手をやけどしてしまった。

ちいさいケガをたくさんして、
おおきいケガはなるべく避けてほしい。



























この小さな手。すぐにでかくなっちゃうんだよなあ。長女の手なんてもう、でかすぎてかわいさに欠ける。>爆!
ブログランキング・にほんブログ村へ


アップルパイはおいしかったです。ニースも寒くなりました。ぶるぶるぶるぶるっ!

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-27 01:56 | 六 人 家 族 | Comments(12)



f0136579_22552280.jpg


お母さん、覚えちょる?

わたしさ、一回、たばこ吸いよるとこ、
もろに見つかってしもうたんよね。

あれ、いくつの時やったんかなあ。

ふたりの兄ちゃんたちはもう
家におらんやったから、
わたしは高校生くらいか。

お父さんはもともと
水色のパッケージの「ハイライト」やったけど
いつ頃からか
グレーのボックスに入った「峰」ば
吸うごとなっとらした。

峰は居間の引き出しのいちばん下に
いつもワンカートンかツーカートン分
買いだめされて入れられとった。

買ってくるとはいつもお母さんやったね。

わたしは引き出しに入っとる
開封された峰の箱から
一本とか二本抜いて
こっそり吸うことば覚えてしもうた。

ココアの入っとった缶を灰皿にして
オルガンの足踏みのところから手を入れて
中の空洞にかくしとった。

オルガン、引越しのときに捨ててしもうた
と思うとったけど、引越しのときも
ちゃんと持ってきとったんやね。

たばこの匂いでばれてしまわんごと
おらんごとなった上の兄ちゃんの部屋で
吸うごとしとったとに

その時は引き出しの中に入れとったんを
自分の部屋で吸いよったんよ。

たばこ一本を、
一回で吸いきることができんで
数回に分けて吸いよった。

ガラッ

て部屋のドアのあいたとき
心臓のとまるかと思うたよ。

わたしはあわててたばこを引き出しにつっこんだ。

後ろを振り返らんでも
部屋に入ってくるとは
お母さんしかおらん。

煙のもうもうしとったけん、

こりゃあもうだめだ。
一巻の終わり。

そう観念して、どっくんどっくん鳴る心臓の音とともに
お母さんのどなり声なり、びんんたなりを待った。

そしたらお母さん、
手に持っとった洗濯物を
わたしのタンスにしまって
ひとことも言わんで
わたしの部屋から出て行ったよね。

あれえ?
なんでえ?

てわたし、なんか鉄砲玉でも食らったハトのような気分やった。

もうもうしとった煙の
目に入らんやったわけはなかとに。












f0136579_2393480.jpg


お母さんが病気になって
一日中ベッドで過ごすごとなってから、
わたし、
この時のことをお母さんに言うたよね。

「あの時は知らんふりしてくれて
ものすごーくありがたかった」

そしたらお母さん、

「へーそげんことのあったかねえ」

て言うたよね。

お母さん、ほんとうに覚えとらんやったと?

わたしは今でも
あのときお母さんは
覚えとらんふりをしてくれたっちゃないかなあ
てそがん気のしてならんとよ。

子どもの悪事を見逃す。

わたしは
お母さんのごと上手にしいきるかどうか
まるで自信のなかなあ。






















この、、、ふ、不良めが、、、っ。>いやほんとにもう。おはずかしい。
ブログランキング・にほんブログ村へ


あああの時からかなりの脳細胞を殺してしもうたなあ。たばこをやめてようやく十二年。
おばあちゃんになったらまた吸いたい。>ほえ?不良むすめが不良ばあちゃんになるとけ?


恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-24 23:07 | なげーやつ | Comments(16)

orteil オルティユ/ 足の指






f0136579_1205178.jpg


母ちゃん愛用の足指くつした
なんであんたがはいとーとね!


























今年はわたしと長女と長男の靴のサイズが同じに(36≒23cm)。靴下は自然と共有状態。
ブログランキング・にほんブログ村へ


来年はふたりともわたしよりでかくなるとやろうばいねー。>あ、なんか方言、くせになってしもうた。
母ちゃんの話、ちょっと待っとってね。ちょっとぐらいよかじゃろもん。>えへ。


恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-24 01:28 | 六 人 家 族 | Comments(6)







f0136579_342033.jpg


夕食時
いつものように
誰よりも先に食べ終えた長男。

さっさと食器を台所に下げ、
ヨーグルトにお砂糖をかけたデザートも食べおえ、
ソファに座って宿題の詩の暗唱をはじめた。

ほとんどなんのことかわからないフランス語を
わたしの足の間から生まれた長男は
(こういうとものすごく嫌がられる)
まるで舞台に立った役者のようになめらかに暗唱する。

誇らしい気持ちと同時に
自分を卑下する気持ちに襲われてしまう。

わたしはいつまでたってもニッポンッザルだ。

その気持ちをごまかすためか、
ついつい長男に話しかけてしまう。





カゼ、得意科目、てなに。

得意科目?休み時間。

あ、へー。じゃあ二番目は?

図工。

三番目。

体育。

その次。

コンピューター。

あはは。そりゃあいいや。その次は?

その次はない。





六人で大笑いして、
なんとなく、自分の気持ちのおさまるのを感じる。

長男の得意科目は算数、
と信じていたわたしは、
ちょっと裏切られた気もした。

いい結果を出す教科を
得意というわけではない
ということなのだろう。





















母の思い出、ちょっと食傷気味。もうちょっと、続きます。が、ゆっくりいきますけん。>あは。
ブログランキング・にほんブログ村へ


a penny for the guy ってなに?て聞いたら、イギリスの女王エリザベス一世からのなが~い話がはじまってしまってへきえき、、、長男よ、ありがとよ。

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-23 04:16 | 六 人 家 族 | Comments(8)






f0136579_133655.jpg


お母さん、覚えちょる?

わたし、聞いたことのあったよね。
いつやったかなあ。

中学生くらいやったかな。
いや、もしかしたら高校生になっとったかもしれん。

結婚、

てひとりの男とひとりの女が、
一緒に暮らすこと。

それもとてつもなく長い時間。

数年。
十数年。
数十年。

そぎゃん長い時間一緒におって、
「好き」という気持ちはいつも変わらんとやろうか。

相手のことを嫌いになったりせんとやろか。
そしてもし、嫌いになったらどがんするとやろか。

突然わいてきた、素朴な疑問やった。

わたしにそう聞かれたお母さんは即答したよね。

「そりゃあ、なるさ。
しょっちゅう一緒におれば、
嫌いにもなるじゃろばい」

「えっ?!
嫌いに、なると?
なるとね?」

わたし、びっくいして聞きなおした。

「そりゃあ、人間やもん。
気持ちは変わるやろうが」

「ばばば、ばってん!
嫌いになったらどぎゃんするとね」

わたしはお母さんが、
お父さんを嫌いになった、
と宣言されたような気にさえなっていた。

「嫌いになったらね」

お母さんは静かに言ったよね。

「また好きになるとば待っとくとたい」

「えっ?!」

「人間やもの。
気持ちはしょっちゅう変わるたい。
嫌いになることもあれば、
また好きになることもあるとたい」

「ああ!」

このことばは、衝撃的で、新鮮やった。

「じゃあさ、じゃあさ、
お母さん、お父さんのこと、
嫌いになったことのあるとね」

「そりゃあ、あるじゃろねえ」

「じゃあ、待っとったと?
その時、またお父さんば好きになるまで、
待っとったと?
どがんして、待っとったと?」

「なーんもせんで、
ただ、待っとったっちゃろうねえ」

「そしたらまた、好きになった?」

「なったとやろうねえ。
今、ここにおるとやもん」

わたしははじめて、
お母さんとお父さんが、
女と男の道を歩いてきたんやなあ、
てぼんやりと思うたよ。

わたし、
ひとりの男と暮らしはじめて、
十五年たったよ。

好きになったり、
嫌いになったりしながら、
ここまできたたい。

ばってん、
十五年前より、今の方が、
もっと好いとる気のする。

たぶんわたし、
運のよかとやろうね。


























あんたのノロケ話はどげんでんよかとよ。>わはは、まあまあ、どうどうどうどう。
ブログランキング・にほんブログ村へ


人間やもの。気持ちは変わるたい。じたばたせんと時を待て。>ある意味、真理をついとるたいね。ん?

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-22 01:24 | なげーやつ | Comments(18)





f0136579_415395.jpg


お母さん、覚えちょる?

お母さんは「座れば眠る」の人やった。

三人の子どもの世話。
昼間は看護婦さん。
夜は夫の世話。

朝はきまってごはんとみそ汁の朝ごはん。
ピーク時には三つの弁当。
そうじ洗濯皿洗いに学校行事。

座る暇なく動き回って
「座れば眠る」。

それがお母さんの日常やった。

わたしは何年生になっとったんかな。

一回だけ、
お母さんの美容院に
ついていったことのあったよね。

お母さん、そこでも「座れば眠る」やった。

椅子にすわったお母さんは、
まず美容師さんとのんびりと世間話。

そして美容師さんがロットば巻きださすと同時くらいに
お母さんは徐々に「眠り」の体制に入っていったんよね。

最初は美容師さん、
ひとりでロットば巻きよらした。

そしてお母さんの頭のぐらってして
下に下がりすぎたときに

「ちょっとお願い」

てもうひとりの美容師さんば呼んで
お母さんの頭ば元にもどしよらした。

そのうち

「ちょっとお願い」

の一分おきくらいになってきて
その呼ばれるほうの美容師さん、
お母さんの頭ば支えるだけのために
そこに立っとかんばいかんごとなったとよ。

ふたりとも、参ったなあって感じで苦笑しよんさった。

わたし、待合の椅子に座っとって、
もう、はずかしゅうてはずかしゅうて
ほんなごつ、穴のあったら入りたかくらいやった。

帰りの車の中で
お母さんばなじったよね。

「お母さん、
お母さんの頭のぐらぐらするけん、
美容師さんのひとり、
ずーっとお母さんの頭ば支えとらしたとよ」

「あら、そうやったね。
寝とったけん、いっちょん知らんやった」

「知らんやったやなかろうもん。
わたしがどぎゃん恥ずかしかったかかわっとーと?」

「なんでキョータが恥ずかしかとね。
母ちゃんは、疲れて、ひと眠りしたかったけん、
パーマあてにきたとやもん。
最初から眠るために来とるとよ。
金払うて、髪ばしてもらう間に眠ろうが何しようが
そりゃ客の勝手やろもん。
なんで恥ずかしかことのあろうもんね。
そうじゃろう?」

平然とそういうお母さんに
わたしは完敗、て感じやった。

中学のときは授業参観の時
教室の後ろの壁にかかっとる
給食エプロンの入った巾着袋にもたれてから
ぐうぐう眠っとったよね。

「キョータの母ちゃん、
巾着袋ばまくらにして寝るとらすばい」

わたしクラスメートに笑われたとよ。
でもお母さんには何も言わんやった。

なんかね、その頃には、
口にだしては言わんやったけど、
そぎゃんお母さんば、
ちょっと自慢に思うところのあったと思う。

ウチのお母さん、
こっぎゃーん疲れとらすとけ、
ちゃんと授業参観には来てくれたとよ、
そんげん気持ちのあったと思う。

高校生くらいになったら
わたしも相当きたえられとった。

いつやったか、
友だちのマサヨちゃんに
えらい笑われたことのあったっさ。

「キョーター!
さっき図書館で保護者会ばしよったろうもん。
うち、係やったけん、ちょうど後ろに座っとったったい。
そいぎんたさ、前の方に
先生のいうことに、
ひとつひとつうなづきながら聞きよる人のおるっちゃん。
えらーい熱心なお母さんのおらすとねえて思うてからさ、
だいのお母さんじゃろか、てそろーって前まで見に行ったらよ」

マサヨちゃんはもう、これ以上おかしいことはなかばい
てなくらいに手で口ば押さえてからひとしきり笑った。

「そいがあーた、
キョータちゃんのお母さんの
船ばこぎよらしたとよ!」

わたし、
話の途中でオチの見えとったけん
なんも驚きもせんやったよ。

お母さん、どうね。
今はよう眠りよるね。

ゆっくり、眠ればよかたい。

今度生まれてくるまで、
ゆっくり眠っとけばよかたい。

そいともお母さん、
もうどこかに生まれてきちょるん?























今度生まれてくるときはお母さん、フランスに生まれてこんばいけんよ。>そがんせんばわたしに会われんたい。
ブログランキング・にほんブログ村へ


いやあそれにしても。座れば眠る母親。立っても眠る母親。そりゃあもう、おみごと!>たまにぶっ倒れとりました。

恐れ入ります。
[PR]
by kyotachan | 2010-11-21 04:27 | なげーやつ | Comments(14)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30