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砂丘をあとにしてお腹をふくらませたあと、
わたしたちが向かったのは bassin d'arcachon バッサンダルカッション。

これも数日前からバッサン、バッサン、と名まえを耳元で連呼されており、
なんなのよ、バッサンバッサン。おまるか?とひとりつっこみを入れていた。

バッサン、と聞いてまず頭に浮かぶのが、小さいおまるのようなものなのだ。
あるいはせいぜい、赤ちゃんを水遊びさせる小さめのたらい?

それが着いてみたら太平洋に向かう、大きな海岸ではないですか!
なんなのよ?バッサンって?
辞書をちらりとのぞいてみたら「船着場」という意味もあるらしい。
あ、そっちの意味だった?

この日は海岸に向かう予定だったから子どもたちはみんな水着を身につけていた。

しかし誰ひとりとして海岸に降りようとするものはおらず。
地中海沿岸の、蒸し暑い気候に慣れているものにとってみたら、
大西洋の、どこまでも続く海は壮大すぎて、しり込みしてしまったようだ。

実際のところ、風が強くて湿度が低いから、寒いくらいの陽気。

長男がわたしのところに寄ってきて、
「ボクは地中海の気候より大西洋の気候が好きだ」
と言う。

「あ、まじで。そりゃまたどうして」
「このうねる海とか、強い風とか、こっちのほうがいい」
「あらま。へー。わたしはこの海では泳げそうにないけどね」
「地中海は閉じているからね」

ここでけげんな顔をしたわたしのために
長男はスマホを出して、地中海の地図を見せてくれた。

わ!ほんとうだ!地中海はこんな風にきれいに閉じているんだ!
感動しながらも、長男にはひと言。

「あんたね、そううやって検索して、なんでもかんでもスマホの中の知識が自分のものだと勘違いしたらだめだよ」

最近は長男と話していると、よくあるのだ。
「ちょっと待って」と言って、スマホで検索することが。

なんだかなー。
おまえさんの頭の中がその知識で埋め尽くされれていればいいんだけどね!






















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by kyotachan | 2017-10-12 02:46 | vacances d'ete 2017 | Comments(2)

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牡蠣。

ああなんというすてきな響き。
そうしようと決めたわけではないけれど、我が家ではクリスマスに食べるモノ、という位置を獲得している。
つまり、年に一回。

旅先でこうして食べることはあっても我が家でクリスマス以外で食べることはまずない。
なんでだろう。こんなにおいしいのに。

特別感、があるのかしら。
クリスマスだから。旅先だから。
ねえ。だから、食べても、いいよねえ?












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今わたしが言う牡蠣は殻つきの牡蠣だけれど、
わたしが子どもの頃には、殻つきの牡蠣にはお目にかかった記憶がない。

牡蠣、といえばぱんぱんに張ったビニール袋に入った牡蠣のことだった。
それはもう、ぷりっぷりに太っていて、今にもビニールを破って飛び出てきそうだった。

酢の物。牡蠣フライ。たまーにお鍋。
いちばん好きだったのは牡蠣フライかな。

一口で食べないと、切り口がみどり色とちゃ色でそしてグロテスクで、なんだか気持ちが悪かった。
どんなに大きくても一口で食べたかった。
もしそれができない時には切り口を見ないように気をつけた。
それでもなんだかほかのフライにはない大人の味が好きだった。













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砂丘を思い切り楽しんだあと、わたしたちが向かったのは牡蠣がおいしいという街。

ちょうどお昼時で、市場が立っていて、そこには開いているレストランが一軒。
いや、ここしかないんだったら、ココで食べるしかないでしょう。

だけど、すでに店内、というかテラス席だけだったのだけど、
店内、すでに満席状態で、この後入れても一時間後だという。

しょうがないから一時間後に六人の予約を入れて市場をぶらぶら。












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ようやく入れた店内で、まだそうじもされていないテーブルに陣取ったわたしたちの目に入ったのは、

バカンスで家族を迎えたらしい大家族が食事を終えたあともおしゃべりに興じている姿とか、

若者たちがいい具合に酔ってしまって大声で話し合う姿。

しばらくそのまま放っておかれ、サービスの若い女の子は「今、行きますね」と声がけだけはしてくれるものの、
ほかのテーブルが優先されるらしく、なんだか完全によそ者あつかい。

近所の寄り合い場所だったか、ココは?











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それでも牡蠣はおいしかったし、
子どもたちの頼んだムール・フリットやフィッシュアンドチップスもおいしかった。
サバとシャケのリエットも新鮮でなかなかいけた。

サービスだってよそ者をちゃんともてなしてくれる温かさは感じられた。










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デザートを、という夫に、
ごめん、わたしは頭痛がするから外で待ってるね。

そう言って先に店を出てしまった。

そのくらい、店内は騒々しかった。











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外に出て、ちょいと車を走らせたら、あーら。
なんだか、のどかな牡蠣の養殖場に出た。

その場で食べられるレストランも数件、軒を並べている。

実はこの街を目指したのは、夫が砂丘のお土産やさんで「牡蠣のおいしいところ」を聞いたせいなのだ。
お土産やさんはこの辺りを目指すように、と言ってくれたに違いない。
その一歩手前で、ヘンなレストランを見つけてしまったのが運のつきだったか。

この辺だったらもっと静かに食事ができたのにねー。

という愚痴はぐっと飲み込んでおいた。

わたしたちの旅はいつも行き当たりばったりなのだ。














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今度来た時にはこっちで食べてやるー。
























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by kyotachan | 2017-09-22 05:16 | vacances d'ete 2017 | Comments(0)

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ボルドーで韓国料理を食べた翌朝、
わたしたちが向かった先。la Dune du Pilat ラ・デュン・デュ・ピラ。

数日前からこの名前を連呼されていたのだけど
どうしてもちゃんと発音できずにいた。

仕舞いにはなぜか épinard エピナー/ ほうれん草
と言っているようにも聞こえてくる。このバカさ加減は一体なに。











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旅行中はダサいファッションになっちゃう~、と嘆く長女。
え。いつもと何ら変わらないわよ、と母。

腰に巻いたセーター、まるで巣鴨にまで行って調達してきたようなばーさん柄。
我が家ではファッションセンスゼロな立ち位置にいるわたしなのでコメントは控えているつもりだけど、だけどこれってどうよ。












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夏休み明けにレディになった三女。
ということはこれが少女のいちばん最後の姿。

なる時には突然なるものだ。
レディス・クラブへようこそ。

















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観光地のおみやげ屋さん。

毎回、夫がふらふらと足を向けては何やらつまらないものを買わされている。
自分用のエスパドリーユも買ったみたいだけど、砂丘では無用の長物に終わった。










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三女が背負っている小ぶりのリュックサック。

二年くらい前にコレージュのごほうびでもらったもの。

デカットロン、というフランスでは大手のディスカウントスポーツ用品店の自社ブランドのものなのだけど、
このリュックサック、今回の旅行中でほんとうによく見かけた。

背負っているのは子どもはもちろんだけど、それより多いのは子どもを連れたお母さん。お父さん。
老若男女、申し合わせたようにこのリュックを背負っている。

もしかしたらフランス国内のコレージュでこのリュックが配布されているのだろうか。
あるいは旅行かばんの底に忍ばせておけば先々で重宝に使えるよ、という旅行サイトのアドバイスでもあったのだろうか。

色々と勘ぐりたくなるほどに見かけた。

色のバリエーションも色々ある。
デカットロンのリュックサックはわたしも持っているのだけど
びっくりするほど安くて、おまけに丈夫にできている。

……、するつもりのない宣伝になってしまった。











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この辺りはまだ余裕で、この先に何が待っているかもよくわかっていなかった。












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この辺りへ来ると、まず靴をはいていられなくなった。
砂がどんどん靴の中に入ってくるのだ。

周りを見ると、靴をはいたままの人もいる。
これは一体どういうことなのだろうか。

砂が入ってきて、気持ちいい~!なのか、
靴を人前で脱ぐなんて、そんな野蛮なことできない!なのか。














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と!
急に目の前に現れた。












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砂丘って、これ?












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あとはもう、とにもかくにも、あの青い境界線まで登るだけ。












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あの先に、何があるの?何があるの?
気持ちはあせり、足は砂に取られて、なかなか進まない。












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ほとんど人のいないところに滑り落ちて日光浴をするカップル。
そうなんです。ここは水着で来るのが正解だった。













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撮影隊、いるよいるよ。がんばってるよ。













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へたれ組には階段もある。













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撮影?コンサート?
何をするのか気になったけど、ここで見失ってしまった。











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遠くを見渡せば海。












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あとちょっとだ。
















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ふえ~!砂丘だ~!
はるか遠く、向こうのほうまで人がいる。












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こちらからはじゃんじゃか人が登ってくる。












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観光地の美しさ、などというものには無関心の若者たちも
ここはすっかり気に入ってしまった様子。












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勢いよくかけ上って来ていちばんに到着した長男は
砂埃で気分が悪くなったらしく、早々に下山。

それを聞いた夫が「心配だからオレも降りる。早々に降りてきなさい」と。
「え?もう?まだ写真、撮ってないよ!」と不満をたれる女子組み三人。












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砂にずぶりずぶりと飲み込まれるオレ。














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かけ降りて行く人たちがほとんど。
そろりそろりと降りて行くオレ。














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楽しかった~!

今度は水着で、砂まみれになる覚悟をして来よう。
お弁当を持って来てここでピクニックするものいいかも。





















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by kyotachan | 2017-09-10 22:25 | vacances d'ete 2017 | Comments(8)

bordeaux ボルドー




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ボルドー市内を歩いているとき。

「犬のウンチがひとつもないね!」
わたしが言うと、長女がすかさず言う。

「そうそう!それに、鳩が一匹もいないのよ!」

ボルドーはものすごーく清潔だった。


















#Bordeaux #ボルドー旧市街
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by kyotachan | 2017-09-04 21:37 | vacances d'ete 2017 | Comments(2)

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高速道路を走るときの楽しみに車のナンバープレートを見る楽しみがある。
ニース市内を走っている時に見かけるのはもちろん、圧倒的に 06 。

これは Alpes-Maritimes アルプ・マリチーム県の番号。
たまに見かけるのが隣の Var ヴァー県の 83。
そしてマルセイユのある Bouches du Rhône ブッシュ・デュ・ローヌ県 13 。

思い返せば東京に住んでいるときから車のナンバープレートをチェックするのが好きだった。

練馬、品川、足立、立川、八王子、習志野、茨城、栃木。
たまに北海道や青森、というプレートを見つけては「どうやってここまでっ?」
と色んな想像をした。
そして佐賀、長崎、などを見かけると家族にでも会ったような親近感がわいた。単純。

フランスでは高速に乗って何時間かが過ぎ、大きなジャンクションを通過するたびに
目に入るナンバープレートの数字もどんどんバラエティに富んでくる。

75 はパリ市内、92 93 94 95 はその周辺。
69 はリヨン。

そのくらいはわかるけど、あとはもう、どこから来たん?こいつら?な番号ばかり。

31、 59、 11、 60、 66、 53、 78、 38、 34、 47、 29 ……。

夫はフランス人の例にもれず、運転席に座ると罵声が増える人。
たらたら走っている人にはもれなく車内から相手に罵声を飛ばす。
相手にその声が届くはずはないのだからまったく無駄な行為だと思うのだけど。

よく言うのが
「ったくこの田舎ものがー!運転できないんだったら田舎に引っ込んでろー!」
「じーさんはもー、運転なんか、しちゃだめー!自転車に乗ってなー!」

最初のころはこれを聞いて
「お、すごいな、この番号がどこの県か、知っているんだな」
とものすごく感心したものだった。

ところがどっこい、なんてことはない。
夫にしたってフランス国内の県番号をそれほど把握しているわけでなく、
06 意外はみんなを田舎モノ扱いしているだけのことだった。

もちろん、夫が知っている番号いくつかはある。
75 だったら「このパリジャンがー!」となるし、
69 なら「ったくもーリヨネーズがー!」という風に。






そして同じくらいに楽しいのが外国から来た車を見つけること。

ポーランド、イギリス、スペイン、イタリア、リトアニア、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、ルクセンブルグ……。

日本の高速道路ではありえない光景。



















写真は高速道路から見えた éolienne エオリエンヌ。日本語だと、風車?撮影三女。
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by kyotachan | 2017-09-04 21:24 | vacances d'ete 2017 | Comments(3)

bordeaux ボルドー

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今回の旅行の最初の目的地ボルドー。

夫をはじめわたしはもちろん子どもたちにとっても未開の地。

ボルドー、と聞いて人は何を思い浮かべるのでしょうね。
最近だと、色かしら。

わたしの子どもの頃にはなかった色の名前。ボルドー。
何て言っていたんでしょうね?あずき色かしら。

我が家の子どもたちには人気の色らしく、
ボルドー、ということばをよく耳にする。

ああ、小豆色ね、と言いなおすと、ものすごく嫌がられる。
いいじゃんね?小豆色。おいしそうで。

わたしにとってはボルドーと言えばワイン。
わたしの場合は飲めたらどこのお酒でもいいんですけどね。









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はじめて足を踏み入れたボルドーはとにかくおしゃれ。
はだかの人さえおしゃれに見える(写真の人は銅像でした)。

お店ごと買いたい!という小さなお店がずらりと並んでいる。
すてきすてきすてき~!










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そして和食系レストランの多いこと多いこと。
これはラーメン屋さん。










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冗談?と目をみはったネーミング。










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しょうゆ置いとけばジャポネじゃん?的な。










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そしてボルドーで、夫がセレクトしたお店はなんとコレアン。
ネットで物色して、どうしてもココが気になるらしい。











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妙にかわいい食器たち。










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おそらくは日本で言う大関みたいな?
焼酎ぽい味でした。









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六人で分けた前菜の鳥のから揚げ。
どうやってはるのこれ?なくらい、クリスピーな衣。
ちょい辛でおいしい。

付け合せの大根がこれまた甘酸っぱくておいしい!

もう一度食べたいのをこらえてメインを待つ。

メインは基本的にビビンパ系。
上に乗せる具が野菜と目玉焼き、豚肉、牛肉、生鮭のタルタル。
ソースは基本的に「しょうゆ」「辛めのソース」の二種類で別添え。

若くてほっそーい韓国人のお姉さんが「ソースは少しずつかけるべし!」
とどのテーブルでも繰り返されていた。

しかしボルドーで韓国のお酒を飲むはめになるとは!
















いや、ほんとにいいんですけどね。アルコールランプのアルコールでもいける口ですから。
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子どもたちも完食でおいしい夜になりました。







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by kyotachan | 2017-09-01 15:55 | vacances d'ete 2017 | Comments(0)

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わたしたちがニースへ来て最初の車はルノー・エスパスだった。

六人家族だから車の車種もおのずと決まってくる。
エスパスは七人乗り。

運転免許を取ってからはわたしが学校の送り迎えを担当した。


はじめて子どもたち四人を乗せて学校へ行った日のことは忘れられない。

学校までの道は坂道の連続で急カーブが続く。
その学校へはほとんどの子どもたちが親の車で登校するから付近の交通量も多くなる。

その日、子どもたちは祈るような目でわたしを見つめ、ひと言もしゃべらなかった。

いや、何か言いかけてはお互いに「しーっ!」などと言いあっている。
わたしの運転への集中力をそいではたいへんだとでも思っていたのだろうか。

おそらくは子どもたちはわたし以上に緊張していたのだろうと思う。

なんたって前回、学校に来たときには運転席に座っていたのは父親の方で
わたしはそれを心細そうに眺めていたのだから。

あの、しーんとした車内の空気を、なんだかおかしく、そしてなつかしく思い出す。

そんなわたしも数年間毎朝毎夕運転を強いられていれば、
運転技術が向上したかどうかは別にして、どうにかこうにか、慣れてきてしまうもの。

ただ狭いスペースに車を入れ込む駐車技術だけはどうしても慣れることができない。
四方八方から運転中の人たちの視線にさらされている、というのも一因だと思う。
妙に緊張してしまってあちこちをぶつけながらぜーぜー言いながらの駐車になってしまう。

「またぶつけたー。パパには内緒ね」

と言うせりふを何度子どもたちに言ったことか。

そうして夫だけが運転していた間はそここそいい顔のエスパスちゃんが
わたしが運転しだして数年後には「ボクのかわいそうな車ちゃん (pauvre ma voitre)……」
と夫がつぶやいてしまうほどのぼこぼこ顔になってしまった。

いやほんと、前、後、右、左、まんべんなくこすって、すって、ぶつけて、
わたしの運転技術を宣言しているような様相になってしまったのだ。
そんな車を運転している人はけしてめずらしくはないけどね。

数年前に夫はトヨタの車を買った。
これももちろん七人乗り。

オートマなのだけど、わたしはけして運転させてくれない。
わたしの方もまたぼこぼこにしてしまう自信があるから何も言わない。

ちょうど夫が遠方の会社に行くことになり、
わたしはエスパスで学校の送り迎え、
夫はトヨタで会社へ、という生活が続いた。

そうこうしている内にエスパスが修理のできない故障をした。
いや、修理はできるのだが、大きな部品を丸ごと交換しなければならない故障で、
その修理代が技術料込みで 2000 € (≒ 262000 yen ) かかるのだった。

あとひと月で夏休みになり、わたしは車が必要でなくなる、という時期でもあった。

ほとんど十年、走り続けてくれたエスパス。
一度はわたしがだめにしたバンパーの部品を大きく代えてもらった。
だけどここで大金をはたいて修理に出すのが賢明か、夫とわたしは迷った。

送り迎えの必要なのはいつの間にか四人からふたりだけになってもいた。
そしてそのふたりとて、トラムと徒歩で充分に登下校できる年齢に達していた。

なかなか決断が下されず、しばらく放置していたエスパスだったが
夫の友人が譲り受けたいと申し出たらしく、それはあっさりと引き取られて行った。

こうして我が家の車はふたたび一台となり、
その車は夫によってしか動かすことのできないシロモノなのだ。

バカンス中の長旅もしかり。

わたしは運転をしたくてもさせてもらえず、
ねえ、疲れたでしょう?代わるよ、という申し出はけして受け付けられない。

それはわたしの運転する車の助手席に座っているのは
運転するストレスよりも勝る、という理由らしい。

最初の頃こそ、そんなあ!それは言いすぎでしょー!とすねてみたこともあったのだけど、
いまとなっては、そうだよねー、そうかもしれないねー、と開き直っている。

いやほんと、運転技術が未熟でたいへんに申し訳ありませんねえ、と申し訳がるわけでも、
夫が運転で疲れているから、助手席では常に秘書のなったつもりで常に気を張っている、ということもこれまたまーったくなくて、
いやもう、ほんっとに、そんなことはまーったくなくて、
首をかっくーん!と曲げて寝入ってしまい、いびきさえかいてしまっている(らしい)。

だって、しょうがないじゃん!
運転、させてくれないんだから!


















写真は高速道路から見えた空。混みあっている模様。
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寝ているばかりじゃなくて、起きているときもあるのよ。たまに。








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by kyotachan | 2017-08-31 16:04 | vacances d'ete 2017 | Comments(2)

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出発は朝の五時。

起きてすぐに朝食をとる習慣のある夫はのぞいて、あとの五人は食べずに出発。
九時くらいだったか、高速道路のサービスエリアで朝ごはん。

それぞれにクロワッサンやパンオショコラ、温かい飲み物を注文。
オレンジジュースは一ユーロでサービスします、というのでそれも。

全部で二十ユーロ。

パンは焼きたてで温かかった。

わたしたちの後ろに一見、日本人かな?と思う女性たちが。
その中のひとりのご主人はヨーロッパの人らしい。

耳をすますと全く聞きなれないことばをしゃべっている。
よく見ると服装、とうか洋服の着方ががものすごく特徴のある感じがする。

日本人ではないですな、とひとりごち、どこからやって来た人なのかさえ想像するのもやめてしまう。

いずれにせよ、地球のどこかには住んでいるのだ。

以前は日本人らしき人を見かけるとつい話しかけたりしてものだけれど、
最近ははっきりと日本人とわかっていてもあえて話しかけたりしなくなった。

人って似ていたり全く似ていなかったり同質の匂いがしたり異質な匂いがしたりするけど、
けっきょくはわたしたちはみんな、地球に住む同じような人なんだよなあ、と思う。キョウコノゴロ。
















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by kyotachan | 2017-08-29 18:44 | vacances d'ete 2017 | Comments(2)


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わたしは小学校の三年生か、四年生だった。

となりのクラスのみどりちゃん、という子がいた。
彼女の家は高級瀬戸物をつくる釜元さんだったと思う。

夏休みが明けて、みんなが宿題を提出する。
自由研究は後の壁に貼りだされたりした。

みどりちゃんは家族旅行で行った北海道のことを
きれいなアルバムにして展示していた。

となりのクラスのことだから、展示されとるとよ、と友だちに聞いたのだと思う。

ホッカイドウ。

わたしには外国の名前のように響いた。

そのアルバムにどんなことが書いてあるのか、見たくてたまらなかった。
みどりちゃんとは友だちではなかったから「見せて」ということもできなかった。

わたしが小さいころは家族旅行に出かける人、はものすごくめずらしかった。
わたしなどは家族で旅行した記憶さえないほどだ。

ひるがえって今、わたしたちは毎年、あるいは二年に一度は、必ず家族でどこかへ出かけている。

毎回貧乏旅行ではあるけれど、でも家族六人そろって出かけるだけでも幸運なことだとしみじみ思う。

来年は長女が二十歳になり、長男は十八、次女が十六、三女が十四歳……。

いつまで家族六人そろってでかけることができるのかな。

2009年の過去記事を見て、びっくりした。
きりんおじさん、と大笑いしていたことをすっかり忘れてしまっていたのだ。



忘れないうちに今回の旅行のことを記録しておこうと思う。


















写真は la Dune du Pilat ラ・デュン・ヂュ・ピラ。美しい砂丘!
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by kyotachan | 2017-08-29 01:21 | vacances d'ete 2017 | Comments(0)


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夫の親戚宅で過ごした夏休み。

前回お邪魔したのはは2009年だったんだ。
子どもたちがちっこくてびっくり。

















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今回もお天気に恵まれて食事はほとんどを外で。














楽しかった様子はこちらから。











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by kyotachan | 2017-08-27 20:32 | vacances d'ete 2017 | Comments(2)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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