カテゴリ:文 化 教 育( 65 )

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日本語補習校主催の恒例行事、毎年この時期に開催される運動会。
学校へ通うものでなくても希望すれば誰でも参加することができる。

十年以上も前に一度だけ、家族で参加したまま
なんとはなしに、それっきりになってしまった。

日曜日、次女が小学校時代の友人、ミオちゃんに誘われてこの運動会へ参加することに。

ユイとミオちゃんは、コレージュへ入ってから「ひとり歩き」が解禁になって
ふたりで海へ行ったり街へ出たり、あちこち一緒に遊びに行くようになった。
時間を越えて、まるで親友のような仲のよさ。ええなあ。

次女のユイが行くなら当然三女のソラも、
と思ったのは親の身勝手な妄想だったらしい。

ひと月ほども前から「ねえ、行こうよ?ソラ、好きでしょ、ニッポン」
となでるように何度か問いかけてみるものの、こちらが熱くなればあちらは冷める。

押せば引く。攻めれば逃げる。なでつければ追い払われる。
ああ、親子関係の片思いは恋のそれとはまた違った苦悩があるものよ。

次女にはミオちゃんという強力な友人つき。
自分のほうはひとりぼっち。

これがどうしても気にいらないし、参加する自信もない、というところ?
親の盾なんて、けっきょくは、なーんの役にもたたんちゅーわけなのね。

日本語なんて、わかんなくても大丈夫だと思うけどなあ。
そう言ってもみたけれど、こちらもなんとなく不安だったりして。

どうしたものかと思ったけれど、行かないという十二歳の子に
縄をつけて引っぱって行くわけにも行かず、当日は次女と両親、三人だけのお出かけ。

こんな日が、やって来るなんてね!











当日はなつかしい人に何人か会った。

こちらはいつの間にか髪の毛まーっしろのばばあになってしまっているから
もう、だーれも、ほんとうにだーれも気づいてくれない。

「きょうたですっ」

……て、何人の人に言っただろうか?

髪の毛、まーっしろですねえっ!
て言う人はひとりもいなかった。

言ってくれて、いいのに!















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新鮮で楽しい一日だった。

わたしは綱引きと二人三脚に出た。
何もわからないわたしたちのような家族も温かく迎えてくれる空気が気持ちよかった。

次女から話を聞いた三女、
来年は参加する気になったらしい。

ほんとっ?!
じゃあさ、じゃあさ、二人三脚、練習しとこうか?

はやい親子、すんげーかっこよかったからさ!



















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by kyotachan | 2016-10-11 05:50 | 文 化 教 育 | Comments(2)

detail デタイユ/ 詳細








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ふと目についた長女の机。

弟、ふたりの妹の写真が貼ってある。
くくく、わたしが思うのと同じように、
長女も「この頃のこいつらはかわいかったな」とか思うんだろうか。










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ぐっと近づいたら、バカロレアの時間割が書いてある。
済んだ教科にはチェック入り。
曜日と時間はわたしが追加。

水曜日- 哲学 (四時間)
木曜日- 歴史・地理 (四時間)
金曜日- 英語 (三時間)
月曜日- 経済学 (五時間)
火曜日- スペイン語 (二時間)
水曜日- 数学 (三時間)

水曜日にはじまって、土日をはさんで水曜日に終わる。
一日一教科。

びっくりしたのが、試験時間の長さ。

四時間ぶっ続けで哲学の問題と向き合う、なんて想像しただけで脳みそが疲れだしてくる。
なんでそんなに長いのっ?

経済学にいたっては五時間!
ありえない!

バカロレア期間中の夕食時、そんな話題になったとき、長女が言った。
「教員採用試験なんて、七時間、ぶっ通しなんだよ」。

ま……っ、まじっすかっ!

わたしが大学受験をしたのは三十年以上も前の話だから、
試験時間が何時間だったのか記憶はあいまいなのだが、
一教科、一時間半、くらいじゃなかったかと思う。
たぶん、九十分。

そして試験中にはトイレに行くことはなるべく避けるべき、という思いがあった。
ましてや、飲食する、ということはその概念さえなかった、と思う。

おフランスではそのヘンはまったく自由らしい。
トイレに行くもの自由だし、飲食も自由。

机にボンボン(これはあめ玉、というより、もっとぐにゃ、とした甘いもの)を並べる輩もいるのだとか。

七時間、の長丁場ともなれば、
寝袋を持ち込んで「一時間、眠ります」という人もいるかもね、
携帯コンロを持ち込んでラーメン食べる人もいるんじゃない?
と家族で大いに盛り上がった。











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バカロレアは無事に終了。
そのすぐあとにやって来る誕生日の手配も抜かりない長女であった。

毎年思う。
学年末のいい時期に生まれてきたなあ、我が家の長女は!



















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by kyotachan | 2016-06-26 00:00 | 文 化 教 育 | Comments(3)









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昨日、長女のバカロレア試験がはじまった。
来週の水曜日まで、一日一科目づつ。

初日の昨日は哲学。
お題は

savons nous toujours ce que nous désirons?/ 我々は常に自分の欲することを知っているか?

十八歳にして、この問題に頭を悩ませる、てなかなかにすてきな国だな。おフランス。

長女がバカロレア受験、というと
「本人も親もストレスでたいへんでしょう」
と言われる。何度も言われた。

へっ?

本人はストレスを抱えているのかもしれないが
わたしのほうは、すみませんすみません、まったくないです。バカロレアへのストレスは。

長女のほうも、学校の授業が終わったとたんに友人宅を泊まり歩き、
ようやくウチにいるなと思ったのがつい四、五日前のこと。

机に向かっている時間は確かに長いし、
よしよし、勉強しているようだね、

と思ってはいるのだけど、
同時に、

今月末に迎える自分の誕生日の手配は怠らないし、
なんだか抜け目なく、自分の人生を楽しんでおられるように見受けられる。








幸運を祈ります!

試験に向かう人に、日本語だったらこう言うだろうか。
フランス語では、

merde メルド

というらしい。

これ、糞、のこと。

転じて「くそったれー!」という罵声のことばとしてよく使われる。

長女が教えてくれたので、今朝、出かけようとする長女に
メルド、と言ったら、

je la prends ジュラプラン/ もらうね、

と返ってきた。

昔、わたしの大学受験の朝、
トイレから出てきたわたしに母親が聞いた。

「ウンチ、出たね」
「うん、出た」
「こりゃあ、ウンのよかばい」

なんだなんだ?
フランス語と日本語、ヘンなところでつながってる?


















写真は去年の五月。公園の噴水広場。
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今年はなんだか雨が多い。

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by kyotachan | 2016-06-16 16:06 | 文 化 教 育 | Comments(6)









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フランスは六月が学年末。

長女は学校の授業はすっかり終了して月末のバカロレア(全国共通の大学入学資格試験)を残すのみ。
長男は進級が決まり、授業も終わって、来週の月曜日に学校の教科書を返却するのみ。
次女と三女の通うコレージュも来週一杯。

ダンスの発表会も終わったし、学校側(つまり先生方)も
バカンス突入に向けてそわそわしだす時期でもある。

いや~ほんと、フランスの学校の先生っていいわ~バカンス多くて。
と子どもたちに学校の先生になることをすすめてみるんだけど
子どもたちにとっては「自分たちからバカにされる相手」でしかない学校の先生にはけしてなりたくないらしい。










今朝の三女はいつもの通学の服装とちょっと様子が違う。
英語の先生から「イギリスの生徒の格好をして登校」という指令が出たらしい。

昨日の夜、三女はインターネットでイギリスの生徒の画像を探して、
みんなのタンスをまわりながら自分で調達して決めた。

姉たちからブラウスとスカートを。
蝶ネクタイはダンスの発表会で使ったもの。

カーディガンとハイソックスは母親の。











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イギリスの女の子に見える!


















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by kyotachan | 2016-06-10 16:02 | 文 化 教 育 | Comments(2)







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幼稚園字代から留年のあるおフランス。

はじめてそれを聞いた時には、ま、まさか?!
と思ったのだけど、実はわたしにも実体験がいくつか。

ひとつ目。

十二月生まれ(日本式にいうと三月生まれ)の次女が
幼稚園生だったときのこと。

次女は訳あって、幼稚園に入園したのが
学年のはじまりの九月ではなくてその年の暮れになってからだった。

おまけに最終月生まれで、やることがすべて「遅れ気味」。
親のわたしもなんとなく気づいてはいたけれど、
まあ、それほど気にするほどでもなく。

学年末の六月になってから担任の先生にはじめて
「次女ちゃん、留年を考えていたけど、最後の最後になってどんどん追い上げてきたから」
と言われた。

ま……、まじっすかっ?!

というのが正直な感想。

幼稚園の年少といえども「通信簿」が存在し、
「できる」「できそう」「できない」
の三段階で細かく採点される。

「できない」がいくつ以上ある場合には「留年」
とでも決まりがあるのだろう。

そして、留年は学校が一方的に決めるのではない。
学校の先生から打診され、親も留年したほうがいい、と判断してはじめて
子どもの留年が決定する。

子どもの通信簿の採点が悪かろうがなんだろうが
そんなものは重要視しないから進級させて、という親もいるらしい。








ふたつ目。

長女が小学校の一年目だったと思う。
親しくはないけれど、子どもの顔と親の顔はわかる、
くらいのクラスメートが留年することになった。

見た目、といってもわたしは公園で見かけるくらいの見た目、なのだけれど、
子どもも親もいたって普通の親子だった。

「留年」に慣れないわたしは他人事ながら、それを聞いてなんだかショックを受けて
公園で見かけるたびになんだかものすごーく気の毒な気持ちにおちいっていた。

本人たち(子どもと、親)はわたしほどにはショックを受けていないようだったけれど。








みっつ目。

我が家の長男が「進級が危ぶまれる」と言われたのが今から約二ヶ月前のこと。

お、我が家にもついに来たか、という感じだった。

学校の勉強は進んでする人ではないけれど、
それがそれほど苦手ではないと思っていたから
わたしからはひと言言っただけ。

「留年するも進級するも、キミが決めることでわたしには何ひとつしてやることはないよ。
あと二ヶ月あるんだから、死ぬ気で勉強すれば進級はするでしょう。でも勉強するのはキミだからね」。

「わかった。決めたよ」

とやけにしおらしく言うので、さあ、こっから学年末までは勉強するだろうと思っていたら
そんな姿が一向に見られない。

あ、あれえ?あいつ、決めた、て何を決めたんだろう?

わたしはわたし側で静かにしゅん巡している一方、長男と父親との格闘はもっと激しかった。

わたしの夫は三人娘の中で唯一生まれた男の子を生まれた瞬間からことのほかかわいがってきた。
本人はけろっとして、「四人になんの差別もしてないよ」とおっしゃるが、
長男を特別なものとしてあつかっているのはあまりにも明らかで女が四人集まるとよくその話題になるくらいだ。

しかし、ここへ来て、長男の父親に対する態度が硬くなってきた。

男十六、といえば、それが当然の態度かなとこちらは思うのだけど
夫にしてみたら、なぜ息子の態度が突然かたくなったのか、どうしても理解できない。

わたしは自分の十六歳を思い返し、父親とは一切会話のなかったことを思い出す。
「わたしだってそうだったんだから、カゼが父親と口をききたくなくても普通だよ」

わたしがそういうと、夫の怒りはますます増すばかり。
「ぼくはキミがどうったか、なんてことにはまったく興味がない。カゼがどうしてぼくと話したがらないかを知りたいだけだ!」

そう言われたらわたしにはもう、何も言うことはない。

夫が長男の部屋にこもって何かを怒鳴りつけている、ということが何回か、あった。

そんなことしたら、というより、わたしはわたしの十六の立場でしかそれを見ることができないから、
そんなことをされたらわたし、お父さんとはもう、絶対に口をききたくないけどね、と冷めた目で見ていた。

不幸なことにわたしの夫は自分の父親の存在をまったく知らない。
そして自分の十六歳のときはアメリカの高校の寮に入っていたのだ。
「親がうざったくてしょうがない」という時期をまったく生きてないのだ。

父親から何度も怒鳴られて、
留年したら軍隊の学校に入れてやる、とまで言われて、
勉強するようなそんな聞き分けのいい子じゃあないんだよなあ。

口も出せなければ手も足も出ない状態のわたしは
黙って見ているしかなかった。

長男本人は
「今年無理をして進級するよりここは留年したほうがいい」
と言い出す。

わたしは「ただ単純に父親に反抗したいから勉強しないてことだな」、と思ったけれど、
それならそれで本人が決めたのならわたしにはもう、どうすることもできない。

そして一年留年することが人生の中でそれほど重大な問題ではないとも思っていた。









昨日の夕方、学校から戻った長男がはにかんだ顔で言う。
「進級するよ」。

なんと留年・進級を決定する協議会で長男の進級が決定したという。

なんだか、ほっとして、涙が出た。
ただ単純に進級することがうれしかった。

うれしくて長男を抱きしめようとするも、ビズしようとするも
本人は「暑いよママ」の一点張りで母親を拒否してくる。

いちばんほっとしていちばんよろこんでいるのは本人のはずなんだ。
ああ、よかったよかった。

そのあと帰宅した夫は、まじ泣き。
「なんだか抱えていたストレスが一気に流れていってしまったよ」。
ほんとうにうれしかったんだな。



















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by kyotachan | 2016-06-08 16:40 | 文 化 教 育 | Comments(8)

dalmatiens ダルマッシャン









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「ウシかと思った」、といじわるで言ったら
「鼻を見て鼻を!」と返ってきた。

101匹のワンちゃん、ダルマッシャンだって!

学校から仮装指定の日がある。
二月はカーニバルの月でもある。

フランスには仮装の文化があるなと思う。



















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by kyotachan | 2016-02-04 16:44 | 文 化 教 育 | Comments(4)








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わたしは三歳から大学を卒業するまで、一貫して日本の教育を受けて育ったから
今、わたしの子どもたちが、フランスの教育を受けて育つことに不思議な感覚を覚えることがある。

子どもの教育といってもこんなにも違うのだなあ、ということに。

そんな風には考えたことがなかったけど、日本の学校は基本的に軍隊様式を取り入れていると思う。
今の日本はどうか知らないが、わたしの育った時代はまさしくそうだった。

・前に、ならえっ。(小さく前にならえっ、というのもあった)
・きをつけーっ。
・休めっ。
・まわれーっ、右っ。
・進めっ。

わたしはこんな規律によく従順に従えたものだと我ながらびっくりする。
そうすることは普通のことだったし、それを疑問に思うことを思いつきさえしなかった。

フランスの学校で子どもたちがまっすぐに並ぶのをいまだかつて見たことがない。
だいたい、まっすぐに並ぶ、という概念があるのかどうかも疑わしい。

わたしの通った公立の中学・高校は制服で、体操服、靴、靴下まで指定されていた。
学生かばんはもちろんのこと、サイドバッグ、というものまであった。

ブルマー、と呼ばれた、体操用の黒いパンツで無邪気に校庭を走り回っていた。
あの形の体操着は今も健在なのだろうか。

フランスでは制服、というのをまるで見かけない。
せいぜい警察官と看護師くらいか。

今思い返せば、日本の教育は極力個性を殺す教育、と言えると思う。
おそらくは「校則を守る」という訓練が、「社会のルールを守る」につながるという考え方なのかなと想像する。

社会に出ればもっと厳しいルールが待っている。
それに耐えられるだけの精神力を厳しい校則できたえているのだ、というような。

今、フランスで教育を受けている自分の子どもたちを見ていて、
この子たちはフランスでよかったなと正直、思う。

わたしがもし、フランスで教育を受けるはめになっていたら
もっと楽な子ども時代だったような気もする。

フランスの学校にももちろん規律はある。

成績表のほかに規律表なるものがあり、
規律を乱した、と判断されれば 「X 」 croix クロワ/ ばってんが積みかなっていく。

遅刻や教材を忘れるなどの基本的なもののほか、忘れらないばってんがひとつ。
それは長女がコレージュに通っているときで、ボーイフレンドができた頃のこと。

「校内でくちびるにキスをした」というばってんをもらったのだ。
わたしなんてほほえましくて「門からでてすりゃーよかったのに」、と笑ったのだけど
父親の怒りといったらそりゃーまあ、絵に描いたようなそれだった。

自由が売りのおフランスでも校内のキスは規律に反するのだね。
ほっぺたには男女入り乱れてやりまくっているのだから、
なんだか、その辺はどうもでいいような気がするのだけど!

















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by kyotachan | 2016-01-20 17:42 | 文 化 教 育 | Comments(5)

もしもし考






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・なんかさあ、むかしはさあ、電話に出るとき「もしもし」って言ったらしいよ。
・え、ええーっ。なにそれーっ。もしもし、って、なにいーっ。
・ね、すごいでしょ。ありえないでしょ。むしじゃないっつーの。
・きゃーっははっ!


もしもし、という日本語、これはかなりおもしろいことばだと思う。

想像するに、電話が発明されて、日本にもそれが入ってきたとき、
目の前の器械が遠くにいるあの人とつながっていることがにわかには信じがたくて、
「申し上げまする~こちらキョータ、申し上げまする~」
とか言って、自分の声がほんとうに相手に伝わっているか、確認したのじゃないかと思う。

今も、そんな気持ち、あるよね?
もしもし?わたしだけど?聞こえてる?

フランスパンと呼んでいたものをいつの間にかバゲットと呼ぶようになり、
生ハムと呼んでいたものをプロシュートと呼ぶようになり、
コーヒー牛乳と呼んでいたものをカフェラテと呼ぶようになる。

よくもまあそうそう簡単にガイコクのことばを無邪気に取り入れることができるもんですねえ、
とこちらがはずかしくなるくらいの日本人が、もしもし、だけは前世紀からいまだに使い続けているのはこれまたどうしたことなのか。

どこかで、ハロー、だの、アロー、だの、それこそガイコク語に切り替わってもよさそうなものなのに。

半ばばかにするように言われたことがある。フランス人に。
「ムシムシームシムシー」
その人の耳にはそう聞こえるのだろう。
いやほんと、ヘンなことばだよね。

わたしは大好きだけどね。ん、もしもし?
















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by kyotachan | 2016-01-05 16:58 | 文 化 教 育 | Comments(2)










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明日、金曜日の夕方から子どもたちの学校はバカンスに突入。
子どもたちは数日前から「ああ、金曜日の夜にはバカンスだ」と指折りその日を数えている。

こちらでは学校がひけた時点でバカンス突入。
そしてバカンスの終了日も二週間後の日曜日ではなく、あくまでも学校のはじまる月曜日の朝まで。

めいいっぱい、バカンス楽しんじゃうもんねーって感じがものすごくフランス的。

実際に学校がひけたその足で旅行へ出かける人だっている。
そしてほんとうに月曜日の朝、旅行先から直接学校に行く人だっているのかも。

学校は金曜日までだからバカンスは土曜日から始まって、二週間後の日曜日に終わる。
これはものすごーく日本人的な頭で考えるバカンスの数え方だなあと。え、わたしだけ?

あなたの頭の中ではバカンス、どう数えますか。






















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by kyotachan | 2015-10-15 16:30 | 文 化 教 育 | Comments(4)

parapluie パラプリュイ/ 傘















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幼稚園、小学校は傘の持込禁止。

おそらくはセキュリティの問題だと思うが本当の理由は今も知らない。
学校の門のところで別れるときに親は子どもたちの傘を回収して
夕方のお迎えのときに再び傘を持参する。

次女が小学生だったとき、課外授業の付き添いをしたのだが
冬直前の寒い季節でその日はあいにくの雨だった。

たいていの子どもたちはフード付きの上着を着こんでいて頭だけは雨をしのぐのだが
中にはフードなしの上着の子どももいて、そんな子は頭も顔もぬれっぱなしで歩く。

その時はたしか担任の先生とわたし、もうひとりの付き添いがいたはずだが
大人三人は当然のように傘をさしている。

なんだかすごーく残酷!
わたしはいいからキミたちこの傘さしなさい!
とこころの中で思ったような気がする。

その習慣が一生続くせいなのか、こちらでは傘をささない人がけっこういる。
わたしは雨にぬれるのが嫌いなので見ていて信じられないと思うのだけど。

小さい子、若い子、そうでない人、いい年のムッシュー。
ものすごく解せないのが、かなり高級そうな服装で、髪の毛もばっちり決めてますわ、のマダムが雨にぬれて歩いていること。
このくらいの降りは雨の中には入らないのだろうか。

そしていつ見てもぷぷぷ、と笑いそうになるのが
シャワーキャップもどきを被っているマダム。

手はあくし髪の毛は守られるし一石二鳥なスタイルなのかもしれない。








今日は雨。

昨日の夕方からぽつぽつと降り出してわたしはあわてて傘を買いに出た。
三女がコレージュに入って傘解禁になったからだ。

子どもたちがもう、雨にぬれそぼることがない、と思うとちょっとうれしい。






















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by kyotachan | 2015-10-02 16:25 | 文 化 教 育 | Comments(6)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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