cabinet médicale (キャビネ メディカル=医療診察室)



ニースに来てとまどったことのひとつ

病気になったら
行くところは病院ではなく
cabinet (キャビネ)
と呼ばれる場所であること

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cabinet (キャビネ)
というとだいたい
ひとりきり あるいは秘書とふたりだけ
のような小さな事務所をさす

もっと大きな事務所で
はたらく人ももっとたくさんの場合は
bureau (ビュホー)という

わたしたちは病気になると
cabinet médicale (キャビネ メディカル)に電話をかけ
予約制の場合は予約をし
そうでない場合は直接そこへ行く

主治医制になっているから
どこか具合が悪いと
それが専門医の範疇であっても
まずは主治医に見てもらい
そこで紹介状をもらうのが普通だ

主治医はたいてい généraliste (ジェネラリスト)
と呼ばれる医者で
専門医と対比して「一般医」と訳される

cabinet (キャビネ)をもつ人は
医者のほかに看護婦や弁護士などがいる

医者は注射を打ってはくれないから
注射を打つ必要があれば
処方箋をもって薬局で薬を買い
それを看護婦のいるキャビネに持ち込み
注射を打ってもらう

看護婦のキャビネは
cabinet d'infirmière (キャビネ ダンフェルミエール)








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ここは最近かかっている
homéopathie (オメオパチ)の cabinet (キャビネ)の待合室
orthophoniste (オルトフォニスト=発音矯正士)
と共同でひとつのアパートを共有し
部屋を分け合って使っている

どの cabinet (キャビネ)もだいだい
アパートの一室にある

ここは homéopathie (オメオパチ) orthophonie (オルトフォニ)
両方とも 子どもの患者さんも多くいるのだろう
おもちゃがそれとなくちらかしてある

医者のもつ cabinet (キャビネ)は
その人の趣味や主義が現れるらしく
やたら質素なところ
やたら贅沢なところ
ほんとうにさまざまだ

ここは贅沢すぎず
質素すぎず
特別清潔でもなく
とりわけきたないわけでもない
フツーな感じだ

産婦人科医の cabinet (キャビネ)は三軒知っているけれど
三軒が三軒ともものすごく贅沢だった
わっちゃー もうかってんなー
て感じ

いや本当に産婦人科医が
特別にもうかる商売なのかは
知らないけど

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わたしは父親が医者だったせいもあって
薬を飲みつけているほうだと思う

小さいとき風邪をひいたときなど
それこそ 五種類も六種類も 薬を持ってきてくれた

わたしの父親は
大正十五年生まれで

医者になりたての頃は
たくさんの人たちが結核で死んでいったらしい

そのあとなんとかと言う新薬が使われるようになり
それまでばたばたと死んでいった
結核患者の人たちが

またたく間に元気になって退院して行った

ああ 薬 て すごいな 

と思った 

薬は人を健康にするものだ

おとうさんには そういう考えがあるのだよ

と看護婦だった母親から聞かされたことがある

自分が風邪にかかった時にも
ありったけの薬を飲むように

患者さんにもありったけの薬を処方する
そういう人だったらしい

そう話してくれた母親は
父親と同じ職場で働いていたのだが

母親の方は
薬はなるべく少ないほうがいい
という考えの持ち主だった

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わたしはだんだんと
薬を「異物」と感じる気持ちが
強くなっている

頭痛薬を飲むと胃が痛む
胃薬を飲んでも
それが胃にかける負担を感じてしまう

もう限界かもな
という気がし始めたところに

homéopathie (オメオパチ)と出会った

ちなみに homéopathie (オメオパチ)の医者
médicin homéopathe (メディサン オメオパット)も
généraliste (ジェネラリスト=一般医)

これは花粉症用の granule (グラニュール)

最初の二日間は
いままで使っていた薬と併用で

三日目からはあれ?
もうあの薬はいらないや
というくらい症状が軽減した

使いはじめで
これからわたしのカラダに
どう効いてくるか
まだ判断はできないが
なんとな~く
いいような気がしている

いままで使っていた薬に感じた
カラダに対する違和感がまるでない

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ここで興味深いサイトを発見
ニッポンにも「ホメオパシー」という名まえで
ちゃんと存在していた

ただニースでは医療機関のひとつで
診察代や薬代は
ほかの医者にかかるのと同じように
保険で払い戻しがきくけれど

ニッポンの場合は
漢方などと同じで
民間療法の域を出ていないらしい

というようなことを最近
こちらのブログで教えてもらっている

ゆっくりとカラダやココロの問題
と向き合う姿勢が伝わってきて
色々とおしえられることも多い

カラダとココロ。。。

このふたつが健康であって初めて
わたしたちは健康なんだなー

というアタリマエといえば
ものすごーくアタリマエのことに

いまさらながら
気がつかせてもらったりしている

四十をすぎて
健康 
の二文字をものすごく
意識するようになった

カラダとココロが
いつまでも
いや
もっともっと
健康でありますように
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Commented by mondoarmonia at 2008-03-10 03:20
こんにちは、早速遊びに来ました。
大家族のようですね!
↓ のひじき、うまそう!
これからもよろしくお願いします。
HERO
Commented by kyotachan at 2008-03-10 21:16
@ mondoarmonia さま

ややっ。。。お忙しい中早速のご訪問ありがとうございます
大家族。。。ですねー そんなん想像もしていなかったんですが 気がついたらそうなってました。。。計画性ゼロです
いやいや ひじき海まで取りにいったわけじゃあないですし 油揚げ大豆から作ったわけじゃあないですし 人参植えてるわけでもないですから。。。←いや HERO さんの場合そのくらいやりそうですね。。。画面のこっちがわでいつも頭の下がりっぱなしです いや~こりゃまいった~ こりゃまいった~ てうなってるんです もうほんとほんと これを HERO さんにほめてもらってもなんかはずかしいくらいです。。。
こちらこそ今後ともどうぞよろしくおねがいいたします
Commented by yururi at 2008-03-10 21:34 x
リンクありがとうございました。
国によっても医療や健康への考え方や、システムの違いがあり、興味深いです。西洋医学の薬以外にも保険がきくものがあって、うらやましいです。。。日本でも、そういう使い方ができると、みんなもう少し、病気になる前に自分の健康を意識できるかなぁと思うのですが。
またお邪魔させていただきますね。
Commented by dolcevita_k at 2008-03-10 22:16
私は、ふだん薬をほとんど飲まないからたまに飲んだらテキメン!

Commented by amazing-charko at 2008-03-10 22:34
あれあれ〜?
ちょうどさっきわし薬についてブログに投稿したばっか。
偶然にも似たようなこと考えてたんだねえ〜
こちらのホメオパシーは予約とるのも何ヶ月も待つんだよ。
それこそ子宮ガンをホメオとマクロ療法で治したすごい人知ってるよ。
わしも薬はめったに飲まないよ。
飲まないことを批判されたことあるくらいだもん。
でも飲むべき時は飲んでるしさ〜
処方するのって本人次第だんだよね〜
ホメオの治療院が電話してすぐ予約取れるんだったら行きたいな〜
お子の花粉症、見てて可哀想だもん。
Commented at 2008-03-10 23:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-10 23:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-11 08:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-11 19:26
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-11 20:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-11 21:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kyotachan at 2008-03-11 23:24
@ yururi さま

早速のご訪問ありがとうございます ようこそ!
健康の問題ってやはり医療の問題に行き着きますね 医療って。。。なんなんでしょうね 人が健康に生きていくためにあるはずですよね でも売らんかなの製薬会社と金儲けに走る行政や医者がそこのところを すっぽりと忘れてしまっているような気がします もっと根っこのところを見ないと 日本の医療はいつまでたっても同じとところをぐるぐる 回っているでしょうね 
ホメオパシー 日本でも知っている人は知っているってことがわかってびっくりしました 花粉症の薬 今日でちょうど一週間になるんですが 自分でも驚くほど調子がいいんです 目もほとんどかゆくなくなりました あんなに甘いのにどうしてこんなに効くんだろー? また色々と教えてくださいね 今後ともどうぞよろしくおねがいいたします
Commented by kyotachan at 2008-03-11 23:25
@ dolcevita_k さま

健康!。。。て顔してるもんねー ふくろうぽくて。。。
Commented by kyotachan at 2008-03-11 23:30
@ amazing-charko さま

やあやあ わたしもあまりにもタイムリーな話題にびっくりしたよー ちゃーこちゃん ホメオパシー知ってるんだね。。。そっかー 予約取るのがたいへんってことは ホメオパシーの医者(とは言わないかもしれないけど日本では)が少ないことと それを求めている人はけっこういるってことなんだねきっと。。。花粉症来年も確実にやってくるから予約入れといて見てもらうってのも一つの手だね 花粉の季節にこんな風につらくって。。。て話せばいいんだもん どんな感じなのかなー 行ってみて報告してよー わたし今日で一週間だけど ずいぶん楽になったんだよー なんだかフシギなくらいだよ わたしにはとってもあってるみたい。。。
Commented by kyotachan at 2008-03-11 23:34
@ 六連 かぎこめさま

。。。いっそのことかぎなんかかけないで みなさんに読んでもらいたかったなこれらのコメント。。。
いやはやたいへんにごくろうさまでございました お疲れさんでした しかしこれでエキサイトの説明文がいかにわかりにくいか ご近所のブログエキスパートがどれだけ有能かおわかりになったかと思います。。。そそそ いっぺん成功しちゃうとこんなにカンタンなことってないっつーくらいカンタンなのよね。。。なんでこんなんに振り回されてたんだろう。。。て赤面して笑いたくなっちゃうよね。。。
by kyotachan | 2008-03-10 00:28 | 日 常 空 間 | Comments(15)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
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