2007年 03月 20日
「笑う牛」 という チーズ
子どもたちに人気のある 「ヴァッシュ キリ」。 おそらくずーっと昔から親しまれているクリームチーズ。 これはそのチーズに、小さなビスケットがセットされている、最近見かけるようになった、新しいバージョン。
日曜日、近所の公園でピクニックした時、長女がこのチーズを食べながら、
「まま、このチーズの名前、知ってる? ピック エ クロック、て言うんだよ。 うふふ。」
と笑っている。 その音がかわいくて笑ったらしかった。 そう、 新しいバージョンにはもちろん、新しい名前が付け加えられている。 ピック (一本とって) エ(そして) クロック(ぽりぽり)、て感じかな? それで、ほんの二、三日前に気がついたことを長女に投げかける。
「で、さ、このチーズ、『キ リ』、だけどさ、『qui rit (キリ=笑う)』、なんだよ。 知ってた?」
「え、だから、『キリ (Kiri)』、でしょ。」
「んーん、『qui rit (キリ』、笑う、の、ほら、ここ、見て。」
と、パッケージを見せたら、長女も、あーぁ、んー、と納得。 わたしもそうだったけど、「ヴァッシュ キリ」、となんとなく呼んでいたときには、「牛のキリちゃん」という意味だと思っていた。 だけど本当は、「笑う牛」、という名前のチーズだったのだ。
「ね、ね、ね、知らなかった、でしょ。 でしょ。 でしょ。」
と、いじょーなまでに喜ぶ母親を、
「べっつにぃー そんなこと、どーでもいーんじゃーん」
的な冷ややかな目で眺める長女。 ふー。 フランス語のレベルはねー、どうしたってかなうわけないのよー。 こんな時くらい、喜んでみてもいいっしょ。
「『牛のキリちゃん』でも『笑う牛』でも、おいしければどっちでもいーです」 (三女代弁)
こどもの絵 の方は 「KIRI」 だよね チーズが もっと 白っぽくて 長女の好みではないのだよ ウチではもっぱら この 「牛が笑う」 チーズ の方です