2016年 09月 05日
l'été 2016 レテドゥミルセーズ/ 2016 年夏
トンネルを抜けると、
そこは海だった。
エズの海。
なぜかここは来たことがなかった。
ビーチはせまいのだけど、海水の透明度はすばらしい。
ここは、海側から来るのが正しいらしい。
海側から?そう、船で。
小さなモーターボートが船と海岸とを行ったり来たり。
レストランへの客を送り迎えしている。
ビーサンにあらず、ピンヒールをはいた女性たち。
ここのレストラン、おいしいのかもね。
船を持たないわたしたちは再びトンネルをくぐって帰る。
今年も海だけはうんざりするほど堪能した。
写真を撮ることももうあきあきして、カメラ持たず、いや持っていてもシャッターチャンスは訪れず。
バカンスも終わって、ようやく新学期。
初日の金曜日は午後からというおフランス風。
ようやく今朝、六時半に下ふたりの部屋へ起こしに行く。
朝子どもを起こす、というのが妙に新鮮。
窓が開け放たれて、木の雨戸だけが閉まっている。
次女は掛け布団の上に寝ており、三女の掛け布団も足元に丸まっている。
わたしは朝方はひんやりとしてふとんをかけなおすのだけど
このふたりは寒くないんだろうか。若さのなすゆえなのか。
次に長男の部屋へ行くとこちらは窓、雨戸、きちんと閉まっている。
ふむふむ。
予想に反してあっさり起きてきた。
長女は昨日、夜ごはんが済んでから「ちょっと一杯やってくる」と出て行った。
時間にして八時半くらいだったか。
「ちょっと一杯やってくる」
というセリフを自分の子どもが言うてるよ!
飲むのはアルコールにあらず、ジュースらしい。
バカンス中は友人宅のみならずボーイフレンドのお宅にも泊まり、
家にはほとんどいなかった。
もう嫁に出したと思おう。
夫が冷静なのがうそのようだ。
十八、という年齢のせいか。
七月の末、五十歳になった。
家族が準備してくれたろうそくが花火のように燃え盛り笑ってしまった。
まだまだ燃えろ、というメッセージだと思うことにしよう。
八月の末には長男が十六歳に。
まーなんつーかー、わたしが親に言われた言葉に「覇気がない」というのがあるが
まったくこいつには覇気がないのう、と思う。
もっとしゃんとせー!若者らしく!
話している途中でコンピューターを検索してことばの意味を調べる、
ということを好んでするので、
「キミね、キミの知識はココ(コンピューター)にあると思ってるかもしれないけど、それは間違いよ」
と言ったら黙っていた。
という今年の夏の終わり。まだ暑いですが。
今年も残すところ四ヶ月。
お誕生日おめでとうございます!燃えてる・燃えてる!
ありがとうありがとう。とうとう突破しましたよ半世紀。燃えて一世紀分生きてやるぞー。笑
そうなのだよ、自分に照らし合わせると、これでもまだましかなと思う。正直に行き先をいうあたり。オレはうそばーっかついてたからなあ。
お引越し?しちゃったの?なーんだか遠くなっちゃったなー。でもまた遊びに来てねー。
アリガトー。
年の問題というより、なんだろ?あ、いつの間にか若い夫婦だったわたしたちが、老夫婦になってた、みたいな?
そうなんだよねー。下、まだ十二だもんね。まだまだ現役ママだよね。