2016年 06月 16日
baccalauréa バカロレア/ 全国共通大学入学資格試験
昨日、長女のバカロレア試験がはじまった。
来週の水曜日まで、一日一科目づつ。
初日の昨日は哲学。
お題は
savons nous toujours ce que nous désirons?/ 我々は常に自分の欲することを知っているか?
十八歳にして、この問題に頭を悩ませる、てなかなかにすてきな国だな。おフランス。
長女がバカロレア受験、というと
「本人も親もストレスでたいへんでしょう」
と言われる。何度も言われた。
へっ?
本人はストレスを抱えているのかもしれないが
わたしのほうは、すみませんすみません、まったくないです。バカロレアへのストレスは。
長女のほうも、学校の授業が終わったとたんに友人宅を泊まり歩き、
ようやくウチにいるなと思ったのがつい四、五日前のこと。
机に向かっている時間は確かに長いし、
よしよし、勉強しているようだね、
と思ってはいるのだけど、
同時に、
今月末に迎える自分の誕生日の手配は怠らないし、
なんだか抜け目なく、自分の人生を楽しんでおられるように見受けられる。
幸運を祈ります!
試験に向かう人に、日本語だったらこう言うだろうか。
フランス語では、
merde メルド
というらしい。
これ、糞、のこと。
転じて「くそったれー!」という罵声のことばとしてよく使われる。
長女が教えてくれたので、今朝、出かけようとする長女に
メルド、と言ったら、
je la prends ジュラプラン/ もらうね、
と返ってきた。
昔、わたしの大学受験の朝、
トイレから出てきたわたしに母親が聞いた。
「ウンチ、出たね」
「うん、出た」
「こりゃあ、ウンのよかばい」
なんだなんだ?
フランス語と日本語、ヘンなところでつながってる?
写真は去年の五月。公園の噴水広場。
今年はなんだか雨が多い。
子供の成長は楽しみですね。
いつもコメントありがとう~。バカロレアの内容がこれまたおもしろいので次、書く~。
わたしのこの「びろう話すき」は母親ゆずりです。笑
人ってでも、けっきょくは下から出していかないと生きていけないわけで、この話題も必然?……、いや、失礼しました。子どもたちにはほんと、いやがられております。
それを貰うよ、って答えるの〜〜?笑
やはり、、フランスの感覚も何故か運、ウン?
バカロレアの哲学の問題、私も毎年新聞で発表されると楽しみに見てます。哲学をみんなが学ぶ、と決めたナポレオンは素晴らしい、、、。
試験前でも、私の知ってる子も割と好きな事したりして、日本のような緊張感はあまり感じられないなあ、、笑。お国柄でしょうか。
うふふ、おもしろいでしょう、コレ。わたしもびっくりしました。ニース特有かしら。
たとえばロトを買いに行く、と言う人に「de la merde 」と言ってみてください。もし通じなかったら「ニースではこういうそうで」と逃げて。笑。
哲学、ナポレオンの提唱なんですねー。知らなかった。こればっかりは「○×」式ってわけにはいかないから、必然的に考える力がつきますよね。フランス人のうんちく好きは国をあげて奨励されているんだ。
昨日、結果発表があって、長女は「assez bien 」。これ、très bien → bien → assez bien だから三番目。その評価さえつかない子もいるそうだから本人はけろっと喜んでいました。笑。