douleur ドゥルー/ 痛み








f0136579_235138.jpg

「痛い」、てミステリアスなことばだと思う。

体温計のように計る器械もないから
自分の「痛い」がどのくらい、そしてどんな痛みなのかを相手に正確に伝えるのは不可能だ。

日本にいるとき医者に
「きりきりした痛みなのか、それともずどん、という感じの痛みなのか」
なんてことを聞かれたことがあるけど、
きりきり、ずどん、でさえ、わたしの思うきりきりが、医者のいうところのきりきりと同じだという保証はどこにもない。

子どもが、カラダのどこかが痛い、という時はだから
わたしはそのことばを、百パーセント信じるしかない。

「そう、痛いんだね」、そう言って、「痛いんだろうな」と思うことしかできない。
「痛いみ止め、飲んでみたら」ということもある。

「痛いはず、ないでしょう」
これだけは、言わないと決めている。

痛いから「痛い」と不満をもらしているのに
それを否定されることがどれほどつらいかはわたしにもわかる。

痛いねー、て同苦するだけで、痛みは和らいだりするものだ。















f0136579_23511718.jpg

痛み測定器ができたら?

そんなもの、だーれでも信用しないと思うな。
オレの痛みは2.5なんてもんじゃない!これは9くらいはある!
とか言ってね。




















写真は二年半も前のキッチン。きれいなレモンをお砂糖に漬けた。
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


[PR]
Commented by greenlove at 2016-03-08 11:22 x
わーい!まさに私のための一文のようでした。10年前にちょうど孫たちの卒園式、入学式と色々重なり
イベントすきの私はそのどれにも出席し疲労蓄積し,すべて終わったころにやられました。ストレス過労が原因と言われる帯状疱疹です。
早めに治療すれば特効薬もあり怖い病気ではありませんが当時私は存在すらあまり知らず気づいたときはすっかり手遅れ。
傷は一か月ほどできれいに治りましたが神経痛が残ってしまいました。余りの痛さだったゆえにその後のその部分の神経全ての刺激を痛みとして脳に伝えててしまうそうです。神経ブロックとかあらゆる薬も試しましたが完治は無理生涯の友達だと医者に言われました。
こうかくとと悲惨そうですが付き合い方も上手になり其れかあもや登山に行ったり旅行も海外国内と楽しんでいます。
痛みは鬱陶しいものです。医者に10段階のうちでどのくらいですかといつも聞かれますが心中(そんなもんわかるかい!)と毒づいています。
ピリピリざわざわした変な痛みがあればすぐ病院へ。高価な薬ですが後後のこと考えると安いもんですよ


Commented by dangomama46 at 2016-03-09 02:17
大丈夫大ですか 体を休めてくださいね、それでも どうしても治らないようなら 病院へ行って痛みどめだけでも貰ってください、私も病院は好きではないけど とりあえず行くと薬をいただけると思いますが、フランスの病院事情を知らないのでわかりませんが・・・
Commented by kotokoto at 2016-03-09 10:45 x
”痛み”の感じ方は個人差があると思います。
痛み測定器があったら痛みに弱い人は出たその数字に「大丈夫よ、大した痛みの数値ではないから」とないがしろにされないかも少し心配。。。。
 父が末期の癌で入院していた時、とにかく緩和療法を施していたのですが、その時に病院で使っていたのは、スマイルマークみたいな丸いお顔の書いてあるカート、そのお顔の種類が何種類かあって(淡い記憶ですが)患者さん(父)の気分や痛みをその顔マークを用いて聞いていました。

Commented by kyotachan at 2016-03-09 17:09
greenlove さん、
帯状疱疹!やりましたやりましたわたしもやりましたよ!長男が一才を過ぎたころで、わきのしたにぽつんと発疹がひとつ。そして、経験したことのない、鈍い痛み。気がついたのが金曜日で、週末に医者にかからなかったのが症状を悪化させることになってしまったようでした。痛みがどんどこひどくなるのをはっきりと感じて月曜日の午前中にまず皮膚科へ。この時は湿疹と痛みは別物だと思っていたんですがそこで帯状疱疹の診断をもらいました。即刻入院を言い渡され、「それはできない」と言うと、朝晩、点滴に通うようにと。長男を抱っこすることもできなくて断乳を余儀なくされ、おっぱいは痛いは腕は痛いわで散々でした。
そうそう、痛みの度合いを言わせたがる医者、相当うっとおしいですよね。知るかんなもん!て言いたくなる。笑

だんごさん、
あ、これね、今、何かで痛いっつーわけじゃなくて、なんとなく痛みのことを書きたかっただけなのよ。わかりにくてごめんねー。
フランスの医療、痛みの治療に関しては進んでいる、と聞きかじったことがあります。たとえばお産は無痛分娩が普通だし(これを進んでいる、ととるかどうかは微妙だけど)、リラックスすることによって痛みを逃す、という方法も盛んです。痛いのってつらいものねー。

kotokoto さん、
ほんとうにおっしゃる通りですよね。10の痛みがあったとして、それを大した痛みじゃないと思う人と、20くらいの痛みに感じる人がいて当然なわけだもの。看護する側としては、その辺を見極めるのが難しいのでしょうね。わたし、むかーし、のどが痛くて眠れなくて医者にかかったとき、「眠れないっつーけど、のどの状態、たいしたことないですよ」と言われて超むかついたことがあるの。だってこちらは実際にのどの痛みで眠れないわけだから。痛みを知る、て難しいですよね。
Commented by てびち。 at 2016-03-17 17:04 x
キョータさん、こにちはー☆
この日記、ズシンときますー!痛みって、他の人が分かり得ないから、本人は余計ヒドく、相手は痛がる本人への好き嫌いで痛みを重く受けとめるか、さらーっと流すか、とっても残酷な状況ですよねw
ワタシも相手の痛みを100パーセント信じるようがんばります!いろいろあーだこーだ言いたくなりそうですが(笑)
Commented by kyotachan at 2016-03-17 17:19
てびち。さん、
こんにちはー。おひさしぶり。
そうそう、こちらに「痛みを共有できるか」で自分の相手に対する愛を再確認しますよね。代わってあげたい!と思うか、勝手に痛がっとれ、と思うか。そうか、相手の痛みを信じる、なんだー。
by kyotachan | 2016-03-08 00:12 | 日 常 空 間 | Comments(6)

南仏・ニース在住。フランス人夫・一男三女の六人家族
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31