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des enfants デゾンフォン/ 子ども








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三月九日、スキーバカンス最終日に出かけた gréolière グレオリエール にて。
三女がうまってしまうくらいの雪が……!ニースから車で一時間ちょっとのところなのに……!













ウチに来たフランス人の友人が久しぶりに長女とわたしを見てひとこと。
「まるで姉妹のようね!」

もちろん最大級のお世辞には違いなのだけど
わたしはそれにすっかり気分をよくして、

「ええ、ええ、こちら、わたしのオネエサンです」。

長女がすかさず、
「ああもう、ママ、それって……!やめて……!」

冬場に編み物をしているわたしに mamie マミー/ おばあちゃん、と呼ぶのは長女で
時に非常にむかついていたので、ああ、なんだあ、長女だってむかつくんじゃん?

以来、なにかにつけて長女を「オネエチャン」と呼ぶ。
長女は本気で嫌そうな顔。
白髪頭のいもうとなんて、ほんとにぞっとしないよね。














長男がわたしの横を通り過ぎざま、ほっぺたにチュ!とすることがある。
胸が、きゅ!となる。
こいつにはラテンの血がしっかりと入っているんやなあ。
きたない部屋のこととか、ぼーっとしていることとか、そんなのどうでもいいか!て気になる。
ずるい!















今朝、下ふたりを起こしに部屋に入ると次女の様子がおかしい。
ベッドに半ば座るようにして、すでに起きていたらしい。
「のどと頭が痛い」。
言いながら泣き出すのですぐに熱を計ると38度五分。

次女は四人きょうだいの中ではいちばん好き嫌いが少なくて
カラダも細くてしっかりとしまっている。

こんな風にたまに熱を出す体質のほうが
むしろ健康体のような気がする。

今日は金曜日で週末だから
来週にはすっかり復活することだろう。










三女のギターの腕前はめきめきと上達していて
最近は「ハッピーバースデー」なんかをぽろんぽろんとかなでている。

楽譜を見ながらギターをひく三女を見ていると
「そうかあ。楽譜だって読めるんだな」
と楽譜をまるで読めないわたしはそれだけで軽く感動。

夫の誕生日が近いからその日はぜひ三女にギターを弾いてもらおう。


























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Commented by mkanamaru at 2014-03-15 13:11
いろんな子供がいると、いろんな自分が感じられてステキだなー…。
Commented by tabikiti at 2014-03-15 13:55
家は3人きょうだい
親は大変だけど、きょうだいが居るとやっぱり良いよね^^
Commented by shinoinit at 2014-03-15 14:50
いいなぁ、ギターをひく娘。
Commented by lehuahoney at 2014-03-15 15:52
こんにちは(^^)
きょふです。

>きたない部屋のこととか、ぼーっとしていることとか、そんなのどうでもいいか!て気になる。
>ずるい!

を読んで、おおーー!と思いました。
微笑ましくも羨ましい~~。
ラテンの血、いいなぁ。
日本男児である我が家の息子は一体、どうなるんだろう?と想像してみたり。
兄弟姉妹、沢山居ればいるほど、楽しそうだなぁと思ったり。
とっても、楽しく拝読させて頂きました~~♥
Commented by kyotachan at 2014-03-17 01:34
ミナコさん、
同じ種から咲いた花なのにどうしてこうも違うのかなと不思議でなりません。楽しいけどね!

tabikiti さん、
たびきちさんはきょうだい仲がよさそう~。みんなでおいしい魚とおいしい酒を……。いいなあ。

しにょりーたさん、
ピアノの音がすきなのだけど、ギターもいいもんです。ひょいと抱えて外に出て行けるのがいいよね。

きょふさん、
女の子たちにもきゅん、とする場面はたびたびあるのですが長男のそれはもうねえ、あ、ずるい!ていう感じなんです。そのうちきょふさん家の天使くんもちゅ!てしてくれますよきっと!
Commented by aamui at 2014-03-18 07:56
きっとお宅ではハグなんて日常茶飯事でしょうね!(^^)!
いいなぁ 頬っぺたにちゅっ! 大日本ハグの会会長より
Commented by greenlove at 2014-03-18 18:30 x
凄い雪ですね!!うちの次男坊は幼いころ通りすがり「エルボー!!」と言いつつ私に思いきり肘鉄を食わせていました。ホントに痛くて本気で腹を立てたけどあれも甘えの表現だったのね。今は40歳も過ぎたおっさんになってしまいあのころが懐かしいです。
Commented at 2014-03-20 19:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kyotachan at 2014-03-21 16:24
aamui さん、
今朝、長男を起こしに行ったら両手がにゅうっとのびてきて熱烈なハグをされてしまいました。すてきな夢を見ていたのかも!

greenlove さん、
うわあ!だれも雪のことにコメントしてくれないなあって思っていました。そうでしょう!すごいでしょう!この中をラケットと呼ばれる靴をはいてウォーキングしている人たちが大勢いました。わたしたちも次はこれを調達して行かないと。「エルボー」?うん、それは絶対にお母さんに触れていたかったんでしょうね。四十のおっさんになってもお母さんにはぎゅうしてほしいかも。ですよ。

かぎさん、
あー!もうね、後悔しまくっていたの。やっぱりごう慢なことばっかり並べ立てたなあって。コメントもらってうれしい!ウチはメモ蘭にメールフォールもつけてるよ。オッケーオッケーありがとうありがとう。また書くよ~!お引越しは重労働だから体には充分にお気をつけて。
Commented by ラパン at 2014-07-16 17:20 x
兄妹って不思議ですよね。同じお腹から生まれたのに、個性が違うの。男の子は、大きくなればなるほど、さらにママには優しくなっていくのではないかしら。本当に、しっかりラテンの血が、ね。キュンとして許してしまう、、、ズルい!笑 けど、日本ももう少しスキンシップがある国だったら非行が減ったりするんじゃないかな、といつも思いますね。その許してしまう、許せちゃうチャーミングさ、人間関係でも大事だもの。
Commented by kyotachan at 2014-07-16 23:23
個性どころか、毛深さとか、体形とか、味の好みとか、あまりに違いすぎて不思議というか不可思議というかおもしろいです。同じ両親から生まれて毎日ほとんど同じものを食べているのになんであんたらそんなに違うの、と。わたしにには兄がふたりいるんですが彼らの母親に対する態度を思い出すたびに「わたしの息子はこんなにやさしくていいのだろうか」と思います。環境とかお国柄の問題もあるのかな。そうそうそう、わたしって母親にも父親にも、ぎゅううううう、とされた記憶がないんです。日本人ってほんとうにスキンシップなさすぎる。少しずつかわっていくのかなあ。ひとりひとりがそれに気づいて、ひとりひとりが心がけて触れ合うようにする、しか道はないですね。ハグの会、ていうのをされているブロガーさんがいるんです。百年後にはかわっているかな。
by kyotachan | 2014-03-15 01:15 | 六 人 家 族 | Comments(11)

南仏・ニース在住。フランス人元夫の間に一男三女。

by kyotachan
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