2013年 03月 30日
scotch marron スコッチマロン(茶色のセロテープ)>とウチでは呼ばれてます/ ガムテープ
フランス製アイテムでなにが粗悪かといってガムテープほど粗悪なものはない。
日本でいうなら、数種類あるガムテープの中のいちばん安価なものに分類されるに違いないこのガムテープ。
こちらでは分類もなにも、ガムテープといえばコレしか存在しないのだから選びようもない。
ぴらぴらのうすっぺらい生地は切れ目を探すのにも一苦労だし
薄すぎて貼るのも一苦労なら、はさみかカッターがなければ切れもしない。
その使い勝手の悪さはもう、いくら文字を並べてみたところで説明しきれるものではない。
コレのおかげで何度いらつき、何度激怒し、何度むなしさにおちいったことか。
このテープを使うたびにフランスへ来たことを後悔するほどのシロモノなんである。
そこへ夫が調達してきた、ガムテープを装着するこの装置。
なんと、どうしようもないできそこないの使えないガムテープが
これに装着したとたん、使えるやつに変身してしまうから一本とられた!な感じ。
これを使って思いましたよ。
あんたらも、腹、立てとったんやなあ。
ふっふっふっ。よしよしよし。
フランス人より数倍忍耐強いはずのわたくし日本人をこれほどまでにいらつかせるコレが
あんたたちフランス人をいらつかせない道理はどこにもないと思っていたのよ。
ガムテープの質を向上させる発想はゼロ。
道具を作ってガムテープを使いやすくすればいい。
これってものすごくフランス的なのかも。
100円ショップのガムテープの方が、よっぽど質がいいと思います。初めの写真を見た瞬間、文章を読む前に
絶対これ使いやすい!
って思っちゃいました。うちにあるやつなんて・・・テープが切れるよりも前にカッターのプラスチックが壊れました・・・。
日本からのお土産にラップのリクエストを受けて「?」でしたが
本当に困った代物なんですね。
50m巻を半ダース持って行ったら
狂喜してくれました。
ニース集合の際は、ガムテープとラップ持参しますね〜♪
ははは!それ、めちゃくちゃありそうな話ですわ。ぴらぴらのガムテープにやられてしまうカッターのプラスチックちゃん。
そうそう!サランラップ!数年前、日本から来た友人がおいていってくれたサランラップ、それもミニサイズを持っているんですが、数年ぶりに使ったとき、ラップが「ピ!」て思い通りに切れて思わず鳥肌が立ちました。あまりの性能のよさにもったいなくてちびちびとしか使えません。普段はワンサイズ、ちょっと気を許すと「ふにゃあ~ん!」とねじれてしまうこちらのラップです。でもこれも慣れちゃったな~。
やはり、フランス在住・日本人の苦労は似たり寄ったりですな。てか、逆に、日本のガムテープってなんであんなに優秀なん?日本のサランラップってどうして思い通りに切れるわけ?てそっちの方が疑問に思える今日この頃。わたしもだいぶ鍛えられてきたのかも。ぷぷぷ。
いやほんと、日本のサランラップの優秀さはね、世界に誇れると思う。色んなサイズがあるのもほんとうにすばらしい。こちらはどこを向いてもひたすらワンサイズですから。てゆーかね、サランラップ、持ってない家庭が大半なんですよね。くだものは切ったまま、残り物もそのまま。干からびちゃっても平気な精神。かなわんわー。
引越しの話題で、shino さんのことを思っていましたよ。これ、マジで教えてあげたかったー。これさえあれば百万力、なんでもこい!な道具でした。イタリアにもあると思うなあ。
で?どうなのよ?現実逃避もそろそろ終盤?ペンキにニスかけに......がんばれー!
また遊びに来ます!!