2012年 08月 02日
phare ファア/ 灯台 (6)
もう死んだ。
オレは死んだ。
完全に死んだ。
と思ったころに到着。
......こ、ここ......っ?
完全に死んでいるオレの前で
スィーツに走るフランス人約五名。
オレ、だめ。
塩っけ系がほすい。
そう思ってもハエのたかったピザしかない。
......カクッ。
で?
ここに登ろうっつーわけですかい?おとうさん?
なんと、行列してチケットを購入するらしい。
昼を食べていないオレ、何か腹に入れないことには
灯台の階段、登れんじゃろう。
ということでハエのたかっていたピザ。
もう、これこそ背水の陣。清水の舞台から飛び降りる心境。
まずっ!
そんなことしてたらあーた!
置いてきぼりにあったオレ。
ついい灯台、登れずじまい。くすん。
しょーがないのでおみやげやさんをぷらぷら。
塩だねやっぱり。
あとでスーパーでもチェックしたけど
ここで売っている塩がいちばんお買い得だった。
五百グラムで 0.70 € ≒ 67 yens 。
sel de fleur セルドゥフルール になるとその二倍、三倍。でも安い。
さて帰り道。
塩田は珍しくみて見たいです。
家族でサイクリングだから頑張れもしたんですね。
お母様、昭和4年生まれは私の亡父と同じです。
52歳でなくなりましたが、生きていれば83才なんですね。
もうじきお盆になりますが、そちらではそういう行事ありますか?
でも、毎日供養はしていますね。
あら!お父さまとおない年だなんて。五十二歳とはこれまた若くして逝ってしまわれたのですね。お盆、というか、十一月に「トゥサン」という日があります。直訳すると「聖人全員集合」。つまり聖人がその日は集まるという日でお墓参りの日、ということらしいです。
それにしても塩、すごく安いですね~。カルフールとかで見かけるこのタイプの塩、初めてみた時に安い!!と感動したものですが(日本だともっと高いですもんね。。。)、こんなに安いなんて。10kgくらい欲しいです。でも自転車で帰るって考えたら無理ですね・・・。
え?ナニソレ?と思ったけど、生まれたてのシカを想像してみてひざを打ちました。ほそーい四本足でよろよろ...よろよろ...と立とうとしている、あの姿ですね!すごくいい例えです!岩塩。日本にいるころはデパートの食品売り場で意を決して買うものでした。こちらでは気楽に買えるようになりましたよね。さらにこの島ではやはりお買い得みたいです。五キロ、十キロの袋もありましたよ~。