2010年 05月 07日
je te fais coucou シュトゥフェクックー/ 手をふるよ
三女が朝幼稚園の園庭に入るとき
je te fais coucou de là-ba. tu m'attends?
シュトゥフェクックードゥラバ チュマットン/ ママ、わたしがあそこから手をふるから見ててね
という
わたしは三女が顔を出す柵のところを見上げて待つ
そしてひょっこりと顔を出した三女に手をふる
わたしが帰るふりをしてからまた顔を出すと
三女はまだそこで待っていてもう一度ふたりで手をふり合う
ふたりだけの朝の儀式
堕落しているとしか形容しようのない大学生時代から
酒とタバコが人生の大半を占めているような二十代に突入し
三十代に入ったところでわたしは子どもを妊娠した
わたしはそれまで子どものいる環境とは全くの無縁で
はたして酒とタバコに汚染されたわたしのカラダの中で子どもが健全に育つのか
はたまたうまく生まれてきたところでわたしが人をひとり世話することなどできるのか
色んな心配ごとが頭の中をさまざまにかけめぐっていた
当時母親がまだ健在だったことはわたしにとってほんとうに幸運だった
彼女は自分のときのことを話してくれた
わたしの母親は昭和四年生まれ
五人きょうだいの長女で
幼いときにはよく子守をさせられたらしい
背中に赤ん坊をくくりつけてよく本を読んだものだった
背中にくくりつけているだけならまだいいのだけど
赤ん坊はそれだけじゃ満足できなくて
カラダをゆすってあげなくてはいけないのだ
それがいやだった
小さい子はうるさくてちいともかわいいとも思えなかったから
いざ自分が子どもを生むときは不安で仕方がなかった
職場の先輩に相談すると
「産むが安し。何も心配しなくていい。目の中に入れても痛くないほどにかわいいから」
と言われまさか自分に限ってはそんなことはあるまいと思っていた
いざ母親が最初の子どもである長男を生んだときその先輩から
「どう?自分の子どもは違うでしょ。目の中に入れても痛くないでしょ」
と言われて
「いやあそれがもう、、、目の中に入れても痛くないどころか食べてしまいたいほどにかわいい」
と答えたのだと
だからキョータも何も心配しなくていいから
母親はわたしにそう言ってくれたのだった
ずっと忘れていたことだったのだが
わたしは自分が三人きょうだいで
年の離れた男のきょうだいばかりだったから
自分は男ふたり・女ふたりの四人きょうだいをほしいと思っていたのだった
性別はちょっと狂ったけれど
いまこうして四人の子どもに恵まれたことを思うと
わたしは自分の願いをちゃんと実現したのだなあとビックリしてしまう
食べてしまいたい
と思うほどに子どもたちがいつもかわいらしいわけではないけれど
むしろ
憎たらしくて憎たらしくて窓から外に捨ててしまいたいと思うことの方が多いような気もするけれど
もし空から隕石が落ちてくることがあったら
わたしは子どもたちにおおいかぶさってそれを受ける
もしいのししの怪物が襲ってくるようなことがあったら
わたしはカラダを張って子どもたちを守る
どんなことがあっても
わたしより先に死なせるわけにはいかない存在がここにあるということは
とてつもないしあわせなことなのかもしれないなあ
と
今朝
三女に手をふりながら不覚にも涙ぐみそうになりながら思った
いや、、、もうすみませんすみませんすみません、、どうしても書き留めておきたかったただの親ばかのたわごとを
わたしも末っ子のせいかもうなんちゅーか文句なしにかわいいんですよねーえ?上の三人?かわいいですかわいいです
(にくたらしいですにくたらしいです)
恐れ入ります
酒とタバコが大半(笑)私も私も。
ガキ、だいっきらい!と豪語していた私が妊娠した時は、
ほんとに自分が子供を可愛がれるのか、虐待とかしてしまわないか、不安で不安でたまらなかったですよ。。。
お子さんが4人いてはるってことが、三女ちゃんのような素敵な経験が4回もあるってことで、羨ましい!
私もイケルとこまでイキマス(笑)
ユーコはんの年にはまだわたしも二人だった!これからやぞー!四十代で出産すると血液が洗われて若返るって言われてるよーこっちでは!
ああ!そうだそうだ母の日だー!こちらにもありますけどたぶん明日ではないな、、、いつだっけ?フランスの母の日?
初めて子どもを授かった時にはほんとに不安でいっぱいでしたね。
気がつけば私も3人の子持ちになってました。
今や末っ子がもう40歳になりましたが気持ちちは生れたときと
同じですよ。私は難治療の病気を持っていますが
辛いよりも子供でなくて良かったって心から思います。
こんな気持ちはやはり母ならでは・・って思います。
三女ちゃんとの朝の儀式、ちょっとうるうるなりました。
本当に本当にそう思います。
もう~kyotaさんの文章に涙ぐんでしまいました。
今日も素敵なお話ありがとうございます。
私はちょー短気なので、怒っている事の方が
もしかしたら多いかもしれないけど、
同時に感激屋さんなもので、いちいち幸せを
感じます。
運動会で走っている姿、発表会で歌う歌を
聞いただけで涙がでます。
朝私も娘と何度もバイバイして園においてきます。
ほんっとに そうですねー!
うんうん 独り言のような書き込みでごめんなさい 笑
子供いいな~。
相方、何が何でもあのとてつもなく可愛らしい怪獣を手に入れたいと思われたようで
帰ってくるなり「毎月この日っていうの、必ず教えてね!!!」と・・・
・・・じゃぁそれ以外の日は?爆
いやいやそんなことでなく
この大型連休でヒシヒシと感じたことを、
ここに書かれていたような気がしたから。
いつか私もこの記事のような感情を持てるときが来ますように
私は、自己愛のみに生きている人が母という名なので、kyotachanのように子どもを愛して、愛される人が一緒にいるってことは、kyotachanの子どもにとっての大幸運だな、よかったねって、ニコニコしてしまいます。
私の方が涙が出てきそう。
2人の娘の母になった今、kyotachanのような
気持ち。可愛いけど、憎たらしい。憎たらしいけど可愛い。
私の場合はkyotachanの逆、っていうか。
保育士で、赤んぼチャンが大好きで。
抱っこひとつにとっても、新米ママより自信があった
はずなのに、生まれてきた、我が子は、
自分の思い通りにはひとつもならず、
”すんごく可愛い”はずだったのに、
イライラしたりして、そんな自分と葛藤していたなぁ。
昨日母の日でしたね。
>>>>>気がつけば私も
ほんとうにわたしも気がついたら四人もの子どもを生んでしまってました笑、、、周りには「親が遠くで見てもらえないから二人が限度」なんていうママたちもたくさんいたのにわたしなんて親が遠くどころかもう死んでしまっていなかったのにそんな不安なんて人事でした、、、自分が病気してしまった時にはいつも「どうしよう!」て思いますが「わたしは健康だからだいじょうぶ」と言い聞かせるくせができました。わたしも末っ子が四十になっても五十になっても元気でいたいなあって思います。
長女が幼稚園に入った年、運動会でみんなと行進してきたときそれだけでウルウルしてたのを思い出しました。隣りのママに「キョータさん(泣くのは)早すぎるわよ!」て笑われちゃったんです。わたしもいつもカッカカッカしてて「ああどうしももうちょっと包み込んであげられないのか」てそのたびに落ち込みます。でもやーっぱり子どものいるしあわせをしみじみとかみしめてもいるんですよねー。もっともっと感謝しないと。
これ書きながら「これはどうしようもない記事になるなー。みんなに無視されるなー。コメントゼロかもなー」とおびえててたんですがこんなにも共感のコメントをいただいてびっくりしています。もっともっと正直に書いてみればいいのかあと思いました。ありがとうございます!
>>>>>・・・じゃぁそれ以外の日は?
治療をしているゆのみちゃんにあえて言うことはないと思うけどそれ以外の日は控えて seishichan をためてためて濃縮させた方がいいとわたしのドクターは言っていました(て何書いとんじゃい!)ふたりでカレンダーに印をつけたらこの日は何をおいてもしーっかりと愛し合う日にしよう!て思えたらいいね。けして子どものことを考えちゃだめだよ。経験から言うと「子作り」を意識するとホルモンの流れが妊娠を阻むのさ(って何書いとんじゃい!)
う~む~、、、多趣味で行動家で家庭内離婚さえ危ぶまれている(ウソウソ)sa さんさえそうですかー。なんだかとってもうれしいのだ。こんな気持ち「あほか!」と一蹴されるかと思っていましたが親の気持ちってみんなそうなんですね。そしてすばらしいのはね、わたしだって親からこんな風に思ってもらっていたんだって思えることなんですよね!
わたしは自分で子どもを生んでみてはじめてわかったことがたくさんあります。その中のひとつに「わたしは親からこれほどまでに愛されていたんだなあ」てことがあります。それを知らずに親不孝なことばかりやってきてしまいました。親孝行したいときには親はいず。を実践してしまっています。
yuuk さんだったっけ?自転車の補助輪とるのに親に「がんばったね」て言われたくてひとりで必死でこいで取ったって言ってたの?わたしも自己愛のかたまりでエゴが強くてこどもなんてもうどうでもいい!て思うことばっかりなんだよ。yuuk さんのお母さんは yuuk さんを愛してると思うなあ。だってそうじゃなきゃyuuk さんがわたしたちのことをニコニコして笑って見れるわけないと思うもの。
実はわたしもこの記事何度も何度も読んでそしてそのたびに泣いてしまうんです(ばかでしょう?)
「愛してる」vs「憎たらしい」は隣りどおしの感情なんだなあってつくづく実感しますよね。憎たらしいんだけど守られずにはいられない。こんな対象をもつわたしたちはしあわせ者ですよね。
母の日!こちらはこれからなんですよー。何かいいことありましたか?
私も子どもというものがとっても嫌いだったことを思い出し、いざ自分の子供となるとひとりで歩かせるのも不安なくらいになってしまった自分を振り返ってしまいました。
そういいながら、今、息子には当分帰ってこなくて良いよって思っている~~
未だにまとわりついて、ジャマ~~なのです。^^;
たいていのブログは「素」を隠して書くのでつまんないです。
私の小説はコメントゼロのけっこうあります・・・・・・・・・・・・・
あれは寂しいものです。
でも、インパクトがありすぎてコメントできないケースもあるみたいです。
と思いたい・・・・・
息子さんはひとりっ子ですよね?だったらよけいそうなのかもしれないですね。わたしも長女が生まれたときには鼻水が垂れただけでおろおろしたものでした。歩きだしたときもそう!こんなに小さいカラダで歩いているなんてほんとうに歩かせてもだいじょうぶなんだろうかと思ったり?
ジャマだなんてー!もうすぐ海外に行っちゃうんでしょ!今のうちですよー笑
時間が止まるといいのに・・・